こんにちは、nodayaです。先ほどこんな記事を見つけました。
この記事では「東ヨーロッパ諸国に海外移住した場合の13不都合な事情」、が海外欧米人ブロガーの体験を紹介するというかたちで書かれています。が、この記事、私が2年間東欧の国に住んで感じている印象と、ずいぶん違う!(一部一致する点もありますが。)てか私の思っているよりずいぶん悪く書かれている、明らかに事実と部分がある。。。
そう感じたので、今回はその指摘されている13の事情ごとに、私の住んでみての感想を述べたいと思います。
気候がよくない→確かに冬は寒いが、春夏はカラッとしてて気持ちがいいよ。東欧ヨーロッパ諸国は、(中略)夏は湿っぽく、冬は非常に寒いのです。
と書かれていました。が、少なくとも私が住む東欧の国について、前半の「夏は湿っぽく」はまったく当てはまりません。夏はとても湿度が低いです。日本の蒸し暑さと比べたら、むしろ快適です。気温は高くなりますが、湿度がない分、高い気温にしては快適なほうだと思います。さすがに40度ともなると辟易しますが。
さらに、「気候が穏やかじゃない」とも書いてありましたが、春~初夏に比較的穏やかでとても快適です。
人がやさしくない→子どもにすごく優しいし、日本人ってだけで好意的にみられるよ!!気候の影響もあるのか、東欧諸国のひとたちは、見知らぬ人はもちろん、よく知っている人にさえあまり親切ではありません。
これも私の印象と全然違う。東欧の国の人は、むしろとてもフレンドリーです。特に子どもにとっても優しく接してくれます。私は娘が6ヶ月の時に移住したので、街ゆく彼らの優しさにどれだけ助けられたことか!娘が泣いても笑顔を向けてくれる、ベビーカーでの段差を手伝ってくれる、娘におやつやニンジン(?!)くれる。。。言い始めたらきりがありません。
また、東欧の国は親日派です。日本(人)は好意的にみられてます。日本人だよって言うと、笑顔になったり、ジャパンイズグッドって言ってくれたりする場面に何度も遭遇してます。
コミュニケーションがしにくい→ほとんどの場所で英語通じます。むしろ若い人は何ヶ国語もしゃべれたりする。一般に、東ヨーロッパ諸国の人は英語をほとんど話せません。
これ、私の住む東欧の国でははっきりと「ノー」と言えます。この国の英語通用度はすごいです。外国人が行きそうな、レストラン、ホテル、スーパーなので英語が通じないことはまずありえません。それ以外の場所でも、私が英語で話しかければ、大抵の人は英語で返してくれます。はっきり言って日本より通じます。
特に30代くらいまでの若い人は、英語だけでなく、他の言語も堪能な人も多いと聞きます。言語コミュニケーションという意味では、様々な言語を話す人が多いため、恵まれた環境ではないでしょうか。
特殊なものが手に入らない→そりゃ先進国と比べたらその通り。東欧諸国の大都会の小売店よりも、ニューヨークの中小規模のお店のほうが品揃えはいいくらいです。
私はニューヨークに行ったことがないですが、東京と比べたらそりゃ品揃えは悪いのは事実です。ですが、この記事でも書かれている通り生活必需品には困らないです。
インフラが貧弱→道でこぼこのところもあるけど、普通に車は通れるよインフラってどこまでを指しているのかがわかりませんが、少なくても「発展途上国なみ」は言いすぎなんじゃないかと。街なかの道はでこぼこのところがあるけど、高速道路も走っているしそこはちゃんと舗装されている。
みにくい建物群→確かに古い建物群は多いきれいな建物のある町並みはごく一部で、共産圏時代の古い建物が大半を占めます。
確かに、私の住む東欧の国に関して言えば、言っていることは事実。ただ、その一部の教会などは、本当に美しいと思うし、再開発などが進んでいる地域もあり、今後改善されると思います。(時間はかかるかもだけど)
予想以上に危険→予想以上に治安はいいロシアや東欧諸国の一部では、ノートパソコンを持っていようものなら、立ち止まるように言われて、持っていかれたりるることもあります。
これも私の住む東欧の国では、聞いたことがありません。事実、私はこの記事を家の近くのカフェで執筆しています。確かに、スリの被害にあった日本人の話は聞きますが、私は2年間危ない思いをしたことは一度もありません。もちろん、危ない場所もあると思いますが、そこに意図的に近づかないかぎり、日本人がイメージで思っている以上に治安はいいと思います。
食事がおいしくない→おいしくないとは言わないが、長くいると飽きるのは事実(笑)最初は珍しくておいしいと思うかもしれませんが、すぐに飽きてしまうでしょう。
2年もいると、やっぱり飽きるのは事実ですね。というか、食べなれた日本食が恋しくなって、家では和食ばかり作って食べるようになります。これはどんな海外に住んでてもそうなるんじゃないかなー。
顧客サービスがない→日本よりは雑かもしれないけど、そのぶん気楽でいい場合もある顧客サービスが「ない」ことはないです。こちらが聞いたらちゃんと答えてくれます。ただ日本のそれよりは雑な場合があります。レストランで注文したいのに、店員が一向に聞きに来ないとか、注文してから料理の提供までが長かったりとか。まあそんなもんだと思えば、こっちも気楽に待っていられますから私はあんまり気になりません。「サービスひどすぎ!」なんてことはないと思います。
東欧諸国の女性とつきあうのは男性が期待するより簡単ではない→そうですか。どうぞご勝手にトライしてください。私は女性の立場から、これを「不都合な事情」として取り上げていることに不快感をもちました。この人は東欧諸国の女性と「遊びでおつきあいすること」を期待しているようなので。まあ、お付き合いしてみたいなーと思う男性の気持ちを私はとめられないので、私から言えることは「どうぞご勝手にトライしてみてください」ということぐらいです。
ルールがない→あるよ。たしかに、共産圏時代のなごりはあると思います。ウワサでそういう話も聞きました。でも、ルールがないは言いすぎです。
戦争が起こっている→起こってないよ。東欧の国で戦争は起こっていません。もちろん、緊張状態の国・地域はありますが、すくなくとも私たち駐在員が家族と住めるくらいは安全です。
気がめいる。→冬の天気でそうなるのは分かる。まあ、冬は長く寒く、曇りが多いので、それで気がめいることは私にもあります。また、何によって気がめいるかも人それぞれ。言葉が違う、食べ物が違うなどで気がめいる人もいると思います。ただ、ここまで指摘された「不都合な事情」はほとんど私の国では無いことだけは指摘しておきたいと思います。
まとめ、むしろ日本人にとって住みやすい国だと思うよ?以上長くなりました。私の言いたいことをまとめると、
今回みつけた記事で言われているほど、ここ東欧の国は移住しにくい国ではない、むしろ日本人にとっては住みやすい国だと思うよ。
ということです。
この記事は「東ヨーロッパ諸国」とひとくくりにして論じているので、他の東ヨーロッパの国では指摘していることの多くが当てはまる国もあるのかもしれません。しかし、少なくとも私はこの東欧の国に2年間住んでみて、皆優しくて住みやすいなー。あのどこか殺伐とした東京に帰りたくないよーって思っています。
本当??と思った方はぜひ東欧の国に来てみてください!来てみてほしい。
百聞は一見に如かず!だと思うので。
では!