カリフォルニアに帰省中、Book-Offで購入。梅原さん、保守リベラリズムについては分かるが、それを差し引いても中曽根さんに肩入れしすぎかとも思った。しかし国際日本文化研究センターの設立を始めとして深い関係があったようだ。
リーダーに求められる坦懐:
正しい意味でのナショナリストであること - chauvinistではいけない
祖国の文化と歴史に対する深い理解(教養)、それを基にした「時代の風潮に流されない哲学」を持っていること
決断力を持っていること
自分が正しいと思うことはとことん信じきる覚悟を持っていること
根底で変わらぬものを持ちながらも、流れを見ながら最善手を打つ柔軟性を持っていること
大局を見失わなければいくらでも妥協しなさい。志在天下(徳富蘇峰)
人材登用に当たっては実践的綜合
西田幾多郎
西洋は有の文化、日本は無の文化
天台宗の教え 山川草木悉皆成仏
その他の視点:
中曽根康弘の外交四原則
中国の台頭・東アジアに「政治共同体」は生まれるか
ソ連・ロシア下のEUとの違い
脱亜入欧から帰亜親欧へ
中村元 「奴隷の学問」をやめよ
ボスの顔を見るな、心理の顔を見ろ
小成に甘んじない
日本の歴史と文化に精通する
既成の学説・権威に甘んじない
岡本太郎ら気概を持った芸術家
最後に私を含めた我々の課題
どう日本人に気概と夢を持たせることができるか
梅原猛は小泉純一郎に対してかなり厳しいが、小泉改革の光と影については同時代を生きたものとして私もいつか総括が必要である。その反省をどう次の世代に生かすのか。