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いよいよアメリカ大統領選挙ですね。面白いものの写真をお見せします。


もう一ヶ月以上も前だと思うのですが、アメリカ生まれで市民権を持つ長男のところにこんなものが届きました♪


ママから写真を送ってもらっていたのですが、すっかりサボっていました。さて何でしょう?

実はアメリカ大統領選挙の投票通知書です。 初めて見ました。

投票所はVoting Placeではなく、Your Polling Placeとありますね。PollとVoteの語感の違いが気になりますが、今日はSwing Stateについて考えてみます。

池上さんが登場してからニュースもだいぶわかりやすく解説してもらえるようになったので、日本でも多くの方がご存知かも知れません。

カリフォルニアは比較的民主党寄り、テキサスは共和党寄りと多くの州では基本的にはどちらが勝つかある程度予想がついています。州ごとに選挙人の数が定められていますが、投票で1人でも多く、過半数をとれば、その州の選挙人はすべてその候補者のものとなります(勝者総取り方式:Winner-takes-all rule)。

ただしMaine州とNebraska州は例外で得票数に応じて比例割当となっています。 (と偉そうに書いていますが、知りませんでした(笑))

U. S. Electoral College: Frequently Asked Questions

しかし、選挙ごとに民主党と共和党のどちらが勝つかわからない州があります。このような州は選挙が接戦となった場合には選挙の勝敗を左右する重要なポイントとなり、Swing Stateと呼ばれます。

特に2代目Bush大統領とAl Gore氏と大接戦となった2000年はFlorida州での勝敗が注目を集めましたね。

このSwing Stateの影響がどれくらいあるのか自分で確かめようと、各州の選挙人数でソートしたのが下のグラフです。2012年のBarak ObamaとMitt Romneyとの大統領選のデータを使いました。2016年と全く同じかどうか調べていませんが、近似的には十分使えるでしょう。

(下記リンク先生データをExcelにて加工した)
https://www.archives.gov/federal-register/electoral-college/votes/2000_2005.html#2012


こう見ると例のFlorida州はもちろん、PA、OH、MIといったSwing Stateは選挙を占う上でかなりのポイントとなっているのが分かります。そしてそれぞれ候補者が頻繁にこれらの州を訪問するのもわかりました。

もう一つ参考ですが、例えば下記リンクなどを見ていただけると、獲得投票数と獲得選挙人数(Popular vote vs. Electoral vote)が原理的に大きく異なることも納得できると思います。

https://www.britannica.com/topic/United-States-Presidential-Election-Results-1788863


英辞郎から参考です。先に例を挙げた2000年のAl Gore氏の時の文章が出てきますね。

popular vote
一般投票
win the popular vote
一般投票で勝つ
win the popular vote but lose the presidency
大統領選で得票数では上回りながらも選挙には敗北する
Although Gore won the popular vote, the American electoral system prevented him from becoming president.
ゴア氏は総得票で勝ったものの、米国の選挙制度によって大統領就任を阻まれました。全文表示
win __% of the popular vote
人口の_%の票を得る[獲得する]


下記は参考
先ほどのgraphの生データ(リンク先データを選挙人数でソート)

StateElectoral Vote (2012)ObamaRomneyCalifornia5555-Texas38-38Florida2929-New York2929-Illinois2020-Pennsylvania2020-Ohio1818-Georgia16-16Michigan1616-North Carolina15-15New Jersey1414-Virginia1313-Washington1212-Arizona11-11Indiana11-11Massachusetts1111-Tennessee11-11Maryland1010-Minnesota1010-Missouri10-10Wisconsin1010-Alabama9-9Colorado99-South Carolina9-9Kentucky8-8Louisiana8-8Connecticut77-Oklahoma7-7Oregon77-Arkansas6-6Iowa66-Kansas6-6Mississippi6-6Nevada66-Utah6-6Nebraska5-5New Mexico55-West Virginia5-5Hawaii44-Idaho4-4Maine44-New Hampshire44-Rhode Island44-Alaska3-3Delaware33-District of Columbia33-Montana3-3North Dakota3-3South Dakota3-3Vermont33-Wyoming3-3

http://style.nikkei.com/article/DGXDZO45857940X00C12A9TY1P01?channel=DF130120166043&style=1



The important thing is to identify the "future that has already happened"
Peter Drucker






※英語学習の奮闘記です。通検2級は2次で撃沈、TOEICで900点越え (英語学習の奮闘記)帰任・英検受験時代 (英語学習の奮闘記)アメリカ駐在・TOEFL受験時代(英語学習の奮闘記)入社して(英語学習の奮闘記)序章:いつかはアメリカへ (英語学習の奮闘記)※英語教育および自己啓発関連です。英検、特に英検1級を目指す方へ: 一見停滞していると思われる時にこそ、自信を持って~大人だってやらされないとできないこともある週末に英語の発音トレーニング ..日本で英語を教えていらっしゃる方々へのご参考ですえっ、私が幼児向けの英語教室 !? (1)えっ、私が幼児向けの英語教室 !? (2)※アメリカでのESLの様子の紹介です。子供たちは憧れのバイリンガルだと期待していたけれどママのアメリカ滞在日記(その24:ESLの授業中・・・!?)ママのアメリカ滞在日記(その36:小学校の教室)ママのアメリカ滞在日記(その35:ランチパーティ)ママのアメリカ滞在日記(その12-13:英検を受けました2と3)※英語学習用ゲームの習作です。(お子様向けのゲーム) えいごであそぼう! (Ver.2.01)『えいごであそぼう』の第3弾、BとVの特訓編『えいごであそぼう』の第2弾、LとRの特訓編


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