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ワーホリ35歳まで説の謎に迫る

こんにちは、コウダイです。シルバーウィークが終わると大学では後期も始まり、日が少しずつ短くなり、先の事を考えるようになりはじめます。9月から新学期の始まる欧米諸国では、1年の始まりは新年の1月1日ではなく、9月だと考えている人も多いそうで、実際に私たちが元旦に誓う、「新年の抱負」であるResolutionは9月に決める人が過半数を超える地域もあります。

 

先の事、未来の計画。と言えば、2017年のカナダのワーキングホリデーの動向やイギリスのワーキングホリデーの発表のタイミングも気になりますね。

 

カナダは抽選式となってから申請のタイミングが難しくなり、今年は9月にて定員に達してしまい締め切られてしまいました。恐らく、2017年カナダのワーキングホリデービザが出ると予測されるのは、最短でも2017年4月以降ですので、予定をきちっと決めたい人はオーストラリアのワーキングホリデーを選ぶ人も多くいます。


通常の日本人のワーキングホリデービザは最長の滞在が1年間とされている国が多いのですが、オーストラリアに限っては一定の条件を満たす事によって、2年目のビザの取得をする事が出来るようになります。

 

この他イギリスのワーキングホリデーは2年間の滞在が出来るビザなのですが、2016年度で1000人の募集であり、多くの募集が集まる中からの抽選となるので狭き門と言われており、3年、4年も応募し続けても当たらない人や1年目で当選する人もいます。

 

このように、ワーキングホリデーのビザの条件やルール・法律は国によって異なります。

 

ワーホリと言えば代表的な国で、初心者に優しい国と言えば、オーストラリアとカナダです。ここで大きな枠組みで、ワーキングホリデーの資格と条件は以下の通りです。(細かい部分はここでは割愛)

 

1.18歳から30歳(申請時)

2.期間は最長1年間

3.現地でアルバイトをする事が出来る

 

※オーストラリアに限り、一定条件を満たすと2年目のワーホリビザ資格を得る事が出来ます。

 

日本人のワーキングホリデー参加年齢は申請時に30歳であるという事。

 

通常、観光ビザで滞在出来る期間は、オーストラリアは3カ月、カナダは6ヵ月である事に対して、ワーホリであれば1年間の滞在が可能であり、更に現地で就労をする事も可能になります。その為、予算が少なくても海外へ挑戦する事が出来るビザであり、18歳から30歳であるという年齢の条件がある事から、若者を支援する意味合いが強い制度であります。

 

ただし1ヵ国につき申請は一生に一度だけ。オーストラリアは条件次第では2回(2年)申請が出来ますが、カナダは1回、そして1年間だけに限られます。更にカナダに関しては2016年度で定員が6500人。オーストラリアは定員があると噂されているものの、定員に達した事はありませんので、基本人数制限を気にする必要はありません。

 

ワーホリ35歳まで説は一体何なのか?

 

年齢は30歳まで、一生に1回、1年だけ。それは分かっている事なのですが、必ずどこかのタイミングで降ってわいてくる、ワーホリ35歳までじゃないのか?という噂が登場します。

 

私も15年近く留学に携わってきており、幾度となく「ワーホリが来年から2年になるかもしれない。」「ワーホリが35歳までになるらしい!」という噂が流れ、その度にリサーチを繰り返してきましたがすべて根も葉もない噂レベル。

 

 

それでも絶える事のない、「ワーホリ35歳まで説」や「ワーホリ2年説」でしたが、それまで確証を得られていなかった私が初めてこの噂のしっぽを掴んだのは、私の弟が台湾人と結婚し2人でカナダにワーキングホリデーに行く!という話が浮上した時でした。

 

その時、年上の奥さんと結婚した弟は20代でしたが台湾人の奥さんは31歳オーバー。だったら、2人でワーキングホリデーのビザの申請は出来ないはずじゃ・・・。と、思っていると、実は「台湾人はカナダのワーキングホリデーは35歳まで申請する事が出来る」との事。「いやいや、それはまたいつもの噂じゃ・・・」と思っていつものようにリサーチをすると、なんと18歳から35歳までと政府の公式ウェブサイトに明記されてあるのです。

 

 

しかし、台湾は18歳から35歳といえどビザの発給数が非常に少なく2016年度は940人で発表されると同時に定員いっぱいとなり、彼女はウェイティングリストに入る事となります。しかし何ヶ月も気長に待った後、ついに運良くビザ申請権利を受取、無事取得。なんと夫婦でのワーキングホリデーを実現する事となります。

 

日本人の台湾の人口が約2500万人に対して、日本の人口は6倍以上の1億3000万近くですので人数比率から考えると妥当なのかもしれませんが、18歳から35歳の年代でみると、台湾人の方が競争倍率が高く、沢山の人がカナダのワーキングホリデーに興味を示している印象を受けます。

 

フランス人は最長滞在2年間、しかも年齢は35歳まで!

 

もしかしたらフランス人に30歳を過ぎてからの転職への恐怖というものはないのかもしれません。実は、更に詳しく調べると35歳までカナダのワーホリ申請が出来る国は沢山あるようで、現時点で確認できる国別で見ても、3分の2は35歳まで申請が出来、3分の1が30歳までという少数派です。

 

現時点で分かっている35歳以上まで申請できる国は・・・

 

チリ、コスタリカ、クロアチア、チェコ、デンマーク、エストニア、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、スロバキア、スロベニア、スペイン、スイス、台湾

 

以外にもオーストラリア人やイギリス人は、30歳までしかカナダのワーホリに参加する事は出来ません。韓国も日本と同じく30歳までです。

 

ネットで拡散されてしまった印象深いケースですと、フランス人の彼を持つ日本人の彼女が、「フランス人は35歳まで、しかも2年間!調べてみたら、日本人も含まれてる!」という話がありましたが、その彼らが調べたカナダの英語サイトでは、特定の国籍の人に向けた情報ではなく、全体的なものでサイト上の記載には、30 or 35 や 1year or 2 years と大雑把な記載で、どの国でも当てはまるようになっている為、その情報を元についつい起きてしまった【ポジティブな勘違い】から始まったものだと思われました。

 

 

確かに全体の6割以上が35歳以上までという事であれば、逆にフランス人からは、「なんで日本人は30歳までで、1年だけなの?間違ってるんじゃないの?」と、思われてもおかしくありません。

 

カナダの第二言語はフランス語であり、今もフランス語圏はカナダ国内で大きなパワーをもっています。それだけフランスとカナダは密接な仲であり、ワーホリの受け皿も広くしている事が伺えます。

 

やっぱり、ワーキングホリデーのビザの条件やルール・法律は国によって異なるのである。

 

餅は餅屋ではないですが、日本人の事は日本人に聞くのが最もわかりやすいのは当然の事です。例えば、日本に来ているインド人の人達がどうやって学生ビザを取得したり、仕事をする為の労働許可証を取得しているかわかりませんが、すでに日本に長く住んでいるインド人の人はビザの事を日本人より詳しく理解しています。カナダ人にとっても、オーストラリア人にとっても「外国人」である私たち日本人がどのようにしてワーキングホリデービザを取得しているかなんて知る由もありません。
 

しかし、海外に長く在住している方や弁護士、移民コンサルタント、そして私たち留学に携わっている日本人のエージェントにとっては自分達が経験してきている事でもありますし、なおかつ日々の業務から様々な情報をアップデートしております。

 

 

最近はSNSの時代なので、すぐシェアしてしまいがちですが、今年と来年で大幅に変わってしまう可能性があるかもしれないのが、国際社会であり、ワーキングホリデーや留学というのは政治や経済に直接の影響を受けるものですので、こういった内容の情報の「発信」「キャッチ」両方において少し注意が必要です。当然このブログ記事も然り、過去に過ぎた事は変わりませんが、未来は予測出来ませんので、常に政府・国からの公式アップデートを確認しましょう。

 

結論として、カナダのワーホリは35歳までというのは謎ではなく事実。(ただし日本と一部の国は30歳まで)

 

着地点としては、いまいち喜べない内容ですが、国や国籍が違えば、その国同士の国交も異なります。その為同じように見えるワーキングホリデーでも、その中身に違いがあり、それに気づく事がまた国際的感覚を身に着ける為のファーストステップであるのだと思います。

 

情報はひとつからだけでなく、いくつもリサーチする事。ア フォーリーフ海外留学NPOでは、電話やSkypeビデオ通話、Line等を利用して無料留学相談を行っております。多方面から色々と話を聞き、自分で納得のいく留学エージェント、カウンセラーさんを見つけて下さい。「良い話だけ」ではなく、「大変な部分」も理解してワーホリ・留学プランを組み立てていきましょう!

 

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