日本では既に報道されていないと思いますが,クライストチャーチではまだ余震が続いています.
昨日の早朝には,体感としてはこれまでで最大の余震がありました.
本震でダメージを受けている建築物は,小さな余震でも壊れる可能性があり,まだまだ油断できません.
学校の休校も延長されるなど,日常生活に戻るまではまだしばらくかかりそうです.
ところで,余震とは大きな地震に続く地震のことで,大抵本震より規模は小さいです.
大きな地震によってその地域の歪みの状態が変わり,新たに負荷がかかった部分で破壊がおきるために余震が発生するようです.
地震後の不安定な状態から少しでも安定状態になるように,辻褄を合わせるようなものと言っても良いかもしれません.
一般的に,余震の数は時間と共に減少していくことが知られています.
けれども感覚的に,今回の地震ではあまり余震が減っていかないなと感じていました.
そこで,GNSで公表されている情報を基に,これまでの余震発生件数を調べてみました.
下の図は,クライストチャーチ地震が発生した4日早朝以降に,カンタベリー地域で発生したマグニチュード3以上の余震数を半日毎にまとめたものです.
また,棒グラフの上には,期間内で最大の余震のマグニチュードを示しました.
これを見ると分かるように,本震から昨日(8日)までの余震発生件数にあまり大きな変化が無いことが分かります.また,最大の余震規模にも大きな変化は見られません.
ただ,昨日の午後の余震発生件数は,それまでに比べて少なくなっています.
今後の推移を見る必要がありますが,ようやく余震も落ち着いて来たのかもしれません.
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。