ブラックダイヤモンドが動かすアフリカ情勢

こんにちは。
津梁貿易の金城です。

以前アフリカのミドルクラス、通称「ブラックダイヤモンド」についての記事

アフリカ：急増するブラックダイヤモンド。アフリカの”ミドルクラス”

アフリカのブラックダイヤモンド、成功の秘訣は母校にあり。

を書きましたが、
今回はもうちょっと彼ら、「ブラックダイヤモンド」についてお伝えします。

彼らの特徴は、生まれたときからお金の心配をほとんどした事が無いことが挙げられます。

（ベナンのブラックダイヤモンドたちと。）

彼らは比較的裕福な家庭に生まれ、きちんとした教育を受け、ヨーロッパなどの大学を卒業しているのが
ブラックダイヤモンドの典型的なパターンです。

そして共通しているのが、愛国心が強い。

ポイントは、先進国の教育を受け、愛国心が強いことです。

この、ブラックダイヤモンド達はアフリカ経済の中核をなしているだけではなくて、
急速にアフリカを正常な地域へと変貌させていっています。

アフリカ販路開拓7日間講座でも書いていますが、アフリカは被雇用者の72％が非公式雇用です。

つまり、アフリカは先進国が想像しているような社会ではないということです。

しかし、富が生まれるのは、このように混沌としている時です。

日本も戦後の動乱期に富を掴んだ人がルールを決め、現在私達はそのルールの上を歩いています。

中国や中東の国々はそのことを知っているので、今のうちにどんどんアフリカに進出しています。

先日Ernst & Young社が調査結果を発表していましたが

アフリカ向けの直接投資額が急速に拡大しています。
その中でも中国とインドの投資がダントツで目立ちます。

このことについてはまた今度触れたいと思いますが、

これを受けてさらにアフリカが活性化することとはもう間違いありません。

アフリカはあと20年ほどで先進国並みに制度の整った国になるといわれています。

理由はブラックダイヤモンドが政治の表舞台に登場してくる時期が後20年後だからです。

72％と言う非正規雇用の数も大きく改善されていくでしょう。

そして、色々な規制ができ、既得権益を持った人が利益を得れる制度をどんどん作っていくことでしょう。

それまでにアフリカの富を掴むか、遅れてやってきて出涸らしを啜るのか。

私はもっと日本人に頑張ってもらいたいと心から願っています。

～追伸～

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