望みが絶えるか、絶えない望みか。

あなたの大切なものが消えてなくなるのは

私たちにとっても悲しいこと

それはヒトの涙は連鎖のように繋がっていくから。

直接あなたの想いを知ることはできません

しかし、わかってあげたいという気持ちを持った人達が

その涙の雫を受け止めてあげようとしています。

そしてこれ以上悲しまないためにも

あなたには現実を直視してもらいたい。　

自分を責めても誰かを責めても流された日常は帰ってきません

誰も責めることのできる相手などいないのです。

今あなたができることはこれからも生きることです

不謹慎かもしれませんが、

命をなくされた方々には一生できないことを

あなたは今この時しているのです。

きっと何もかもを手元から奪われて

絶望という言葉も浮かんでいるでしょう

きっと何から、いつ、どうやってこれからを生きていけばいいか

わからないことでしょう

でも、あなたはあなた自身をなくしていないことに喜びをおぼえるべきです。

絶望という言葉は「望みが絶える」という意味ですが

時にはあまのじゃくになって

「絶えず望みがある」という風に考えてみてもいいと思います。

たしかに命があるだけ幸せというわけではありません

これから取り戻せるものは取り戻し

また新たに始めなければいけないこともたくさんあって

もしかしたら不幸かもしれません

でも

それができるのも”なくした者の特権”なのです。

ボクがあなたにできることはほとんどないでしょう

とても無責任な関係です。

しかし、だからこそ勝手にこのようなメッセージを

届くか届かないかわからないこのような方法で書こうと思いました。

そして今回の地震と津波で命を落とされた方々には「お疲れさまでした」の一言を。

これまで各々の生き方をし、そして今回この災害で地球という大きな意志の

気まぐれか運命か

『生きる』という最も大切な仕事を終えたのだから。

きっとその果たした仕事は未来へと繋がる事でしょう

一日でも早く被害者が救われることを願います。

カナセウ