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★イギリスで日本語教師をめざす★

ロンドンで日本語教師をめざしたい方、日本語教育にご興味がある方へ。
日本語教師養成学校からのご案内です。
御質問等は、i-oneスタッフまでお気軽にお寄せください。



1 「児童英語教師養成課程」・「日本語教師養成課程」講座説明会・公開講義 開催中-------------------------------------------------------------------------------
セントラル・ロンドンでの開催ですので、ロンドン市内はもちろんロンドン以外にお住まいの方にもアクセスが非常に便利です。

参加無料・要予約。3月の開催予定は、以下の通りです。

【開催日時】

①3月5日(土)14:00~17:00 ※今週の土曜日
②3月12日(土)14:00~17:00
③3月19日(土)14:00~17:00

【内容】

1)コース・デザイン解説
2)公開講義 One Point Lecture」(受講体験ができます)
①「教えるための言語分析の視点」②「初めての人のための児童英語教育入門)

【会場】ロンドン大学UCL(最寄り駅:Euston Square、Warren Street、Euston/Zone 1)



2 4月開講 児童英語教師養成課程への出願受付中
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------いよいよ今年の4月から、日本の小学校の5年生と6年生において、英語の教育(英語活動)が必修として始まります。最新の児童英語教育理論と方法を自らの英語力を養いながら学んでいく当課程は、日本帰国後、子どもたちに英語を教えたいという方に最適のコースです。
英国政府国際文化機関ブリティッシュ・カウンシルが認定する英国国際教育研究所が、児童英語教師の資格(Postgraduate Certificate)を授与する本格講座です。--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

3 卒業生からのメッセージ <イギリス>

日本語教師として世界中で活躍する 英国国際教育研究所の卒業生からのメッセージをご紹介いたします.



◆天野久仁子先生[Postgraduate Certificate課程 昼間コース卒] 

United International College in London(UIC)/イギリスInvicta Grammar School/イギリス

イギリスの2つの教育機関で日本語を教えています。UICは、一般の語学学校であるため、大学生から社会人、さらにはリタイアされた方まで、様々な年齢層の生徒が集まっています。学習者は、単に日本語に興味があるという人ばかりではなく、日本企業と取引のある会社に勤務している人、英語教師として日本に赴任するプログラムに応募している人など、実際に日本語を学ぶ必要性のある人も多く、皆、2時間の授業を真剣に受けています。一方のInvicta Grammar Schoolは、東京の某高校と交換留学提携をしている私立校です。

現在、週1回開講されている日本語クラスには、日本の高校生の受け入れ家庭となる生徒や、日本を訪問する予定の生徒などが在籍しており、シチュエーションごとに必要となる表現のほか、日英の文化の違いなどを積極的に学んでいます。これら2つの機関における学習者は、年齢層や学習目的こそ違いますが、日本語学習を「日本文化習得」の一環として捉えているという点で共通しているように思います。その証拠に、日本のアニメや雑誌等のサブカルチャーや、日本人の友人との会話を通じて、指導項目以外の日本語の知識を得て教室に来る学習者も多く、授業中には、教師が予期しなかった質問が飛び交うことも少なくありません。

中でも、一番多い質問が、類義表現の違いに関するものです。類義表現は、IIELの教育実習でもよく取り上げられ、実習指導を受けた先生からは、「形が違う語彙・表現が存在するのは、それらが全く同じ意味・用法では使われないからだ」と毎回のように言われていました。そのため、類義表現の指導に限らず、語彙・表現を教える際には、常に「どのような状況でその語彙・表現が発せられるのか」を考える習慣がついたように思います。

もちろん、類義表現の違いには、文法的要素が関わってくることもありますが、「発話状況を考える」という、実習中に身に付いた習慣は、現在、生徒からの質問に回答する際だけでなく、質問の事前予測をする際にも随分と役立っています。また、学習者は、日本語の文字表記と音声のずれ、母音の無声化現象などについても、かなりの確率で指摘・質問してきます。このような質問を受けた際には、IIELの座学で得た知識が非常に重宝しています。

日本語教育の現場でいつも感じるのは、教室は「学習者」にとってだけでなく、「教師」にとっても学びの場だということです。母語話者であるが故に気づいていない「日本語の側面」に、教師は学習者から「質問」という形でたくさん気づかされます。それは、時に日本人独特の精神-具体的に言えば、相手に負担をかけないように配慮する、直接的な物言いを避けるといった習慣-に由来する、学習者にとっての「異文化に対する素朴な疑問」でもあります。

また、学習者の年齢が低い場合、質問の対象は、教師も知らないような「若者言葉」であることもあります。このような経験は、身の回りで使われているあらゆるタイプの日本語およびその用法に注意深く観察の目を向け、耳を傾けるよう、教師を仕向けてくれます。

もちろん、何にでも答えられる日本語教師になる必要はありませんが、こうして教師自身の引き出しが増えてくると、それは大きな自信となり、その自信は、クラスマネジメント等にも気を配る余裕を生み出すような気がしています。これから日本語教師として活躍される皆さんにも、まずはIIELで得た知識や実習経験をベースに、実際の現場で、学習者と一緒に成長していってほしいと思います。


コースに関するお問い合わせ等は、
I-ONEのホームページ よりお気軽にお送り下さい。


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