点心師(中式面点師)初級の実技試験当日。
前日の準備や練習で疲れているものの、
緊張のせいかアラームよりも早く目覚めた。
AM6:00
当日準備のチェックリストを片手に、
材料や工具を一つ一つ確認しながら荷造り。
会場には一体どこまでの設備があるかわからない。
点心材料は粉類、水など全て計量して自分で用意し、
包丁やまな板まで持参する。
リュックにトート2つ…
お、重い。
AM6:30
まだ寝ている娘たちを夫に託し、いざ出発。
いつものように、自転車に大荷物を詰めこみ、楽楽茶へ走る。
寝ぼけた顔に冷たい風が心地よい。
走行10分で程良く目が覚める。
AM7:00
楽楽茶に教室メンバー(私含め三人)が集合し、
会場まで引率してもらう。
AM7:30
予定より早く会場に到着。
筆記試験とは別の職業訓練学校。
試験開始まであと一時間もあるのに、
控室はすでに他の受験生でにぎわっている。
20人…くらい、いるかな?
それぞれの教室の受験生がそれぞれかたまりになり、
中心にその教室の老師を囲んでいる。
「大丈夫だ、君たちはもう十分やってきた!」とゆーような、
老師からのお言葉が聞こえてくる。
なんかこの雰囲気…
そう、トーナメント試合の直前ミーティングみたいだ。
ソフトボールやってた時の、あの感じに似てる。
みんな…強そうだなぁ。
ただ中国人てだけで、点心作りのプロみたいに見える。
あくまで個人戦なんだけど、どうも周囲を意識する。
周囲は皆中国人、その中にぽつんと三人、日本人。
日本語を話す時も何となく、控え目。
材料やレシピを最終確認し、お手洗いに行き、
試験本番の会場を覗いてみると・・・
おお~っ!
予想よりちゃんとした設備。
受験生各一人づつ、作業台、せいろなどが用意され、
ここで点心の成形を行う。
蒸したり、焼いたりと熟成させる場所はお隣の部屋。
つまり、成形して蒸したり焼いたりする時は、
お隣の部屋まで持っていかないといけない。
これは思わぬ時間ロスになりそうだ・・・。
てゆーかまだあと一時間もあるのに、
もう火がいれてあって蒸気がもうもうとしている。
不具合チェック…?それとも特に考えなし?
写真撮っても特に何も言われず、ゆるい感じの雰囲気。
そして試験開始10分前になり・・・
周囲の受験生が急にざわつき、制服を整えはじめた。
試験管が現れた!!
戦いが今、始まる。
→to be continued
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