現在テレパソは世界中で快適にご利用いただいており、おかげさまでもうすぐ10周年を迎えます。サービス開始当初からご利用のお客様も多く新バージョンがでるたびにご愛顧いただいております。10年前とは違いITの技術も日々進歩しておりますがここで今一度なぜ海外からテレビが見れるのか?その仕組みを詳しくご紹介してゆきたいと思います。
そもそも、テレビのアンテナ線とインターネットのLANケーブルの形状が違う事からもおわかりのとおり、アンテナ電波とインターネットのデータとでは全く構造が違います。その為いくらインターネットが発達してもアンテナシグナルをインターネットで直接運ぶという事ができません。
アンテナ電波はアンテナ電波を受信出来る家電(テレビ、ブルーレイディスク等)でしか受信が出来ないのです。これはアナログ波もデジタル波も全く同様です。またアンテナ電波は短い距離しか受信ができませんので必ず日本の自宅で受信しなければなりません。(海外から電波を受信する事は不可能です。)
一方で長距離に強いのがインターネット。海外からなど国境を関係なく遠隔からどこへでもアクセスする事ができます。しかし問題なのはアナログ電波とインターネットの共通語がない為お互いに会話が出来ないのです。そこで登場したのがアンテナ線とインターネットの翻訳係です。ソニーのロケフリほかブルーレイディスクからストリーミングできる家電がこれにあたります。
しかしこの場合アンテナ線からインターネットにデータを垂れ流すということしかできません。つまり回線にデータをのせるだけで出したままの水道から出る水のような状態です。
そこで受け皿となるのがテレパソ(コンピュータ)です。地デジチューナーから取り込まれたアンテナシグナルをインターネットで運べる形式で出力されたものをファイルとして形にします。この事でテレパソに一旦インターネットで理解できるファイルになります。
ダウンロードという言葉は皆さん耳にされた事があると思います。ファイルを丸ごとコンピュータにもってくる方法です。これと同じ原理でテレパソ内で録りだめた番組ファイルを海外に転送する事が出来るということになります。つまり番組ファイル自体を海外にもってくる為ダウンロード後は回線速度は必要としません。
その為にストリーミング再生でありがちな低画質視聴、カクカク止まるなどという事は一切ございません。さらに回線も1回しか使いませんからデータ超過(日本、海外共にプロバイダーでは1ヶ月に利用出来るデータ制限というものがございます。これを超過するとネット環境が突然低速になりますのでストリーミング再生では注意が必要です。)
アンテナシグナルとインターネットの通訳ができるTVアンテナボックスには2種類ございまして、その機種により出力される解像度が変わってきます。
SDテレパソでは最高720のサイズに対し、HDテレパソでは1080まで対応しています。つまり、日本で録画した高画質もファイルにする事で確実に海外から視聴出来るということになります。
画質が大きいとダウンロードの速度がかかるのでは?とご懸念される方も多いかと思います。驚くべき事にSDテレパソの 720 x 404 のサイズと HDテレパソの 720 x 404 サイズではHDテレパソの方が圧縮率が高いためファイルが小さくなるのです。高画質+ファイルサイズが小さいということになります。これは利用しているTVアンテナボックスの違いですがHD出力はD端子からされるためHDの画質そのままで再現ができます。(ファイル出力自体アナログとなる為デジタル規制にかからずご利用いただけるのも最大のポイントです。)
さらに海外に住んでいると直面するのがこの画面です。
実は海外からたくさんの日本のサイトにアクセスが出来ないのです。そのような時にもテレパソであればVPNサーバーも搭載しておりますのでVPN経由で(VPN経由とはテレパソのある場所に海外からアクセスをすることで実際のアクセスをテレパソから行う事)全く日本にいるのと同じ環境で海外のPCをご利用いただける様になります。
コンピュータはご存知の通り様々な事が行えます。日本のご自宅に1台テレパソを設置しておけば海外から不便と感じる殆どの事が解消されます。
海外のお供に是非ご利用ください。パワフルなTV録画サーバーが海外生活を一転させます。