フィジーの離島
に住んで宣教師をしていたフィジアンのおじいさんがしてくれた昔話。
おじいさんの住んでいた島の一部は、リゾートで、おじいさんはリゾートの外にあるフィジー人の村に住んでいました。
あるとき、リゾートのマネージャーさんがゴルフカートをかっ飛ばして、真っ青な顔

でおじいさんの家にやってきて、
「お願いだから、いまから一緒にきてほしい!一大事でホントに困っているんだ。。」

とのこと。
なんと、リゾートでお客様が結婚式をあげるので本島から牧師を呼んだのだが、
(すっぽかしたのか、約束を忘れたのか、船に乗り遅れたのかは不明)
そんなこといったって。。。宗派も違うし、式なんてあげたこともないから断ったけど、といっていましたが。
テレビドラマや映画で、新郎もしくは新婦が急に式をすっぽかす、というくだりはよくあるけれど。
牧師がいない、なんていうネタはないですよね。
リゾートでは、牧師が船に乗り遅れたから、わざわざヘリコプターを本島からチャーターして飛ばした、こともあるそうで。
大変ですね。
すてきな離島リゾートでの結婚式、水面下ではスタッフの方々の影の苦労があるのです。
ウェディング関係のかたに、この昔話をしたら、
いまではちゃんと代理でもできるようにバックアップ体制を整えていると、のこと。

私が参加した別のリゾートの結婚式は、牧師は使わなくてその代わり、ホテルのスタッフがちゃんと式をあげていました。しっかりしたコーディネートでよかったです。
くるのかこないのか、あてにならないフィジアン牧師よりこっちのほうが確実、なんてね。
ところで、フィジーの牧師といえば、思い出したのが、フィジーの民宿

に行ったバックパッカーからきいた話。
その民宿では、近くのフィジアンの村の教会の牧師を夜警スタッフとして雇っていました。
田舎の村の牧師は、日曜日にミサをあげるだけで平日の晩はフリーみたい。
ある晩

、隣の部屋からいびきが聞こえてきてうるさくて眠れないので、翌朝スタッフに文句をいったら。。。
どうも、夜警の牧師が空いている部屋でグースカ寝ていたよう。

でも牧師は、
「私は牧師で、昨晩はこの民宿を神の力で守っていたから、大丈夫だあ。」

といって、全然反省していない。
「反省だったら、サルでもできる」
といいますが、反省しないので、
そんなに神の力、というのなら、神の力で首にしよう~!

神からの罰というわけではないが、首になったようです。
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