英語をネイティブに近づけて帰国させたい。という気持ちは多くのご両親が願っているところのようですが、その反面軸の日本語が崩れてきてしまうということではどっちつかずになってしまいます。 海外赴任中のご両親の子供達はまず英語という大きな壁に打ち当たり大変苦労されるのですがその反面で軸となるネイティブ語(日本語)が徐々に崩れ去ってきます。海外生活が長くなってくると日本語がだんだんとおかしくなってきます。(自分の子供には起こらないわ!と思っている方は必読です。)あまりにも英語環境のみにしてしまうと今度は日本語のナチュラルさが失われて来てしまいます。 " 今日お弁当にソーセージはいっていたよ!" と日本に住んでる子供なら言う表現も "今日お弁当にソーセージいたよ! " というようなちょっとおかしな日本語になってきてしまうのです。 最近多くの反響をいただくのですが、この言語支援というものにテレビが非常に役に立ってきます。 日本でテレビをみていれば "テレビばっかりみて!" となるところなのですが、これが海外でみるとなると話は変わってきます。 テレビが日本語の勉強ツールになるのです。 特にサザエさんやちびまる子ちゃんといった番組は子供にも人気ですが、あれらの番組は必ず季節の行事を盛り込んだ内容になっています。つまりお正月のおせちの話や節分などの行事などもさりげなく解説されているのです。 子供達がなにげに見ているテレビですが、海外でみると教科書では教えきれない日本の風習や習慣などがテレビ番組を通して身につくので面白い現象だと思います。さらに高学年のお子様になれば好きな歌手の話題やドラマの話題などにも海外から同じテレビをみていることで帰国後もしっかりとお友達と打ち解ける事ができる環境になると思います。 ご自身が高校生の時の会話を思い出してみてください。おおよそテレビの話題ではありませんでしたでしょうか?この番組を見ていないと話についていけない!!なんて経験ありませんか?海外赴任中は勉強の事ばかりで帰国後の心のケアー(友人関係の構築など)をおろそかにしがちです。テレビというものは日本の中では大きな位置をまだまだ占めています。 海外にいても日本と全く同じ環境でテレビを見る事が出来る環境を構築するということは、現地でのストレス解消ばかりでなく、帰国後のケアーとしても非常に重要なツールになると思います。たかがテレビ。されどテレビです。 http://www.WatchJTV.com
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