世界ビール留学~第9回~ スリーマン・ハニーラガー

こんにちは、コウダイです。

春うらら、ついに桜も満開を迎え、家から出られなかった人たちも、ここぞとばかりに外の空気を楽しんでいると思います。今となっては、『春だ！』『お花見だ！』と真っ先に外に出ますが、正直去年は、そんな事考えられませんでしたよね。

どんな事があっても、春はやってきて花を咲かせてくれます。

まだまだ、暖かくなり、緑で溢れるようになるのも、もうすぐですね。きっとビールやお酒の売上も去年よりも格段にアップする事になるのでしょうが、前年比を見て喜んではいけなさそうですね。それにしても、消費が冷え込み、気分も冷え込むよりは、明るく花の下でぱーっとやるのも良いと思います。

そんなスプリングなお花見にぴったり？か、分かりませんが、桜ビールが出るように海外のビールにも様々なビールがあります。そんな中でオススメしたいのが、ビールなのに、ハニーの名がついている、風味豊かなカナダの老舗ビール！

実は、ヨガも大好きなのですが、ビールも大好きな私。日曜日は勝手に気ままに、“世界のビールを評論！”シリーズですよね。

*かなり勝手な寸評なので、参考程度にして下さいね。留学先でビールを楽しみたい！あの、ビールを飲みたくて留学！なんて言って頂ける日が来たら光栄です。笑

◆◇◆第9回◆◇◆世界のビール評留記◆◇◆

第8回は、老舗なプレミアムビールと言えばコレ！"スリーマン・ハニーラガー"です。

スリーマンと聞けば、カナダ人では知らない人はほとんどいないのではないか？と思われるほど、メジャーなビール。そして、高級感たっぷりのプレミアムなビールだったりします。

ついつい、安いビールに手が伸びがちですが、たまには飲みたくなる濃厚な味、そしてやっぱり、好みもありますが一番人気は、ごくっと飲みやすく、そして香りがほんのりとついてくる、ハニーラガー！

ラガーの喉越しを残しておきながら、味の濃厚さもある。そして、飲み終わった後の、爽快感と味わいは、ごくごく飲むビールとしては勿体ないくらい。カナダのほとんどのパブやバーで置かれている程の普及率で、やっぱり信頼のできる味。せっかくだから、生ビールの味を保つため、しっかりと洗浄をしている、きれいなバーで味わいたくなりますね。

6パックと呼ばれる6本入りで約$15.50程度、ピッチャーでお店で頼んでも$15前後ですから、高いといっても、日本とあまり変わらないかもしれませんね、1本約220円程度の計算となります。

見た目はちょっと濃い目の印象ですが、飲みやすくビールが苦手な女性も、これでビールの印象が変わったという方も少なくありません。これに、ヤム芋でできた、甘めのヤムポテトフライなんかとあわせると、ビールもどんどん進みます。

1834年に創設された、スリーマン・ブリュアリーはトロントのある州、オンタリオ州にて生まれました。しかし、1933年にデトロイトへの不法輸出などにより、酒類販売ライセンスを剥奪され、営業停止。しかし、その血を引き継ぐ、ジョン・スリーマン氏が1988年に販売を再開、そして今もなお、先代から続く、秘伝のレシピにてビールが醸造されております。

ビール留学を見て頂いている方には、そろそろお馴染みになってきたかもしれませんが、このスリーマンのオーナーはどこでしょう？まさか、アメリカのバドワイザー率いる、某A社では・・・ありません！

経営面、M&Aなどで不安を抱え、アメリカ企業に経営を委ねてしまっている現状の中、実は、スリーマンは2006年にサッポロに買収されました。サッポロはカナダのビール会社を買収する事によって、北米での展開を実現し、いまや、生ビール樽の北米普及率が広がり、北米地域でもサッポロの生ビールを飲む事ができるようになりました。

しかし、皮肉な事に、このすぐ翌年2007年に、サッポロはアメリカのヘッジファンド、スティールパートナーズという投資会社に極端に安かった株価を買い占められ、ＴＯＢをかけられ、危うく買収される危機がありました。

攻めるのも良いのですが、『勝ってかぶとの尾を閉め忘れた』感は否めませんでしたね。サッポロに買収された時はちょっとショックでしたが、それでもアメリカ企業よりはいいかなと妥協したのですが、その後、アメリカに買収されそうになるなんて、油断しすぎです。

スリーマンのビール瓶の特徴は、ラベルがなく、瓶にロゴがかたどられているという究極のエコ感でもあります。これは、クラシックなお洒落なデザインだけでなく、高級感も感じさせられるので、ついつい瓶に手が伸びてしまいそうですね。もしかしたら、エアカナダなどでは飛行機の中でもスリーマンが飲めるかもしれないので、フライトアテンダントさんに聞いてみるのも良いかもしれません。

ハニーラガーのほかにも、クリムエール、クリアラガーなど、さっぱり感のものもありますが、やはり、ハニーブラウンが王道ではないでしょうか？

カナダ人の中でもスリーマン好きな人はかなり多いはず。カナダ人の集まるパーティで持っていくビールとしても、王道！スリーマンを持っていけば、『おーー、グッドチョイス！』といわれる事間違いなしです！

［Sleeman Honey Lagar| スリーマン・ハニーラガー］

◇ やっぱりラガーが好きという方も納得の味
◆ 喉越しもヨシ！味も濃厚！
◇ メープルがかわいい、瓶のデザイン
◆ アルコール度数は、がっちり5.2％
◇ カナダを代表する一族の高級感
◆ 大自然を守るエコ感覚デザイン
◇ ビールが苦手な女性も是非どうぞ
◆ 根強いファン多し！スリーマン！

ジョン・スリーマン。カナダビール業界での革命児です。要チェックですね。笑

ちなみにカナダでは酒屋が瓶を回収していて、その度にボトルデポジットとして、5セント～15セントずつ、空き瓶を返すと戻ってきます。パーティの後の空き瓶は結構なお金になるし、回収率もあがるので、リサイクルの効率もあがるエコ環境システムが自然と出来上がっております。

ファミリーカンパニーである事が全面に押し出されている、コマーシャルです。プレミアム感もたっぷりなのに、アットホーム感も満載なのは、とっても素敵ですね。アフォーリーフもこのバランスを見習い、アットホームでプレミアムなサービスを提供できる留学ＮＰＯになるように、目標を掲げて参りますよ！

いかがでしたか？コウダイの第9回ビール評留記！よろしければ、ご感想、ご意見、コメントお待ちしております！そろそろ、おなじみになってきてくれましたか？？笑

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