こんにちは、コーダイです。
12月の師走といえば、忙しい月というイメージですが、年末というのはどこの国でも特別な思いがあるものです。キリスト教のクリスマスに然り、ユダヤ教のハヌカ祭。大みそかに、天皇誕生日。
ホリデーというイメージも強く、イベントも盛りだくさんです。
イベントといえば、先日の12月1日は、別の顔として、ワールドエイズデーという事で、様々なイベントが行われたようです。
AIDS(エイズ)と聞けば、今や知らない人はいない、世界に広がる病気ですよね。保険体育の時間に習った人も多いともいますし、もしかしたら総合の授業で受けたかもしれません。しかし、エイズに関しての知識少ならからずとも、学ばなければいけない事で、同時に性教育を始める重要なターニングポイントになってくるのではないかと思います。
少し前ですが、『告白』という松たか子主演の映画もエイズを題材にしたものでしたね。
HIVに感染した人は特別な人でしょうか?それとも、他の人となんら変わりない普通の人でしょうか?
HIVとエイズは同じものでしょうか?それとも別のものなのでしょうか?
シンプルな事でありますが、HIVウィルスは、ウイルスそのものであり、エイズは通常HIVウィルスに感染し約10年後くらいに発症するものと言われています。『自分には関係ない』と思っていたら、知るよしもない事かもしれません。
死に直接つながる病気として、恐怖を抱くばかりですが、正しい知識があれば未然に防ぐ事もできますし、感染につながる対策を練る事ができます。また、感染した方々に対する差別や人権も、大きな課題となっております。
日本にいれば、島国だから『安心だ!』なんていう考え方もありますが、だからといって無視して良い問題ではなく、グローバル化が広がるにつれ、『知らなかった』で済むような問題ではなくなってきてしまいます。だからといって、エイズが怖いから、海外では生活したくない。というのはお角違いな反しですよね。
怖いと感じるのは、時々、知識がないから。と解釈されてしまいます。逆に知識を得れば、恐怖心が減るのであれば、単純に知識を得ればいいだけですよね。
“海外留学に行く!”となると、それはさらに身近になってきます。海外では当たり前のように理解されているHIVの知識ですが、それでもまだまだ人権問題やコンドームの使用に対する知識や意識に対する課題はまだまだ山積みだと思います。
『コンドームは嫌いだから、使用しない。』『彼がつけてくれない。』などの、話はいまだに絶えない話です。けれども、だからといって誰かれ構わず妊娠したい訳ではないはずですし、HIVや性病に感染しても良いわけではありません。
特に海外では、英語や言葉の問題から、彼に頼むタイミングを逃してしまったり、ついつい気が緩んでしまったり、NOが言えずに『なぁなぁ』になってしまう事もあります。
しかし、言葉が分からないから、「避妊をしなくて良い」訳は、ありませんよね?まして、この人の子なら産んでも良いと思っても、しっかりとコミュニケーションがとれていなければ、責任を取ってくれる訳もありません。
男子・女子問わず、海外にいる全ての人が避妊に積極的だという事は言いかねますが、欧米社会はYES/Noの社会です。嫌ならば、はっきりとNO、良ければYESと言いましょう。
Noと言わなければ、都合の良いように解釈してしまい、YESととらえるのが欧米流です。コンドームをつけなくても、Noと言わなければ、Yesなんだな、とも思われてしまいますし、場合によってはピルを飲んでいるのかな、と良く言えば、ポジティブに、悪く言えば都合の良いように解釈してしまいかねません。
欧米では日本では認められていない様々な避妊方法もありますし、(それが必ずしも体に良いかは別として)、避妊ピルを常用している人達もたくさんいますので、相手が日本と同じような文化で教育を受けていると思ってしまっては困る事になるだけです。もちろん、それは日本人やアジア人留学生でも一緒です。地域によっては教育も違い、世代によっても異なります。
現に、私が(というよりは、親が)中学の頃にホストをしていたアメリカ人の女子高校生の家には、食卓や目の見えるところに、コンドームが置いてあり、恥ずかしくて買えなくてもいつでも持っていられるように教育されていたと聞きました。刺激が強くてちょっとびっくりしてしまいましたが、それが欧米か!とさすがにカルチャーショックを受けた時でした。思春期には刺激が強すぎますよね。苦笑
しかし、それでもHIVや性病(STD)感染防止に有効なのが、避妊具の着用であるのであれば、それは決してその場の感情で無視してはいけない事だと思います。
少し前に比べ、今はHIVに対しても様々な観点からオープンになってきています。カナダのバンクーバーでも世界エイズデー2011に備え、様々な場所で公共広告を出し、面白いアプローチをしている、it's different now. という機関があります。
というメッセージ。『あなたのお母さんは、あなたが特別だと思っている。私たちは違います。』HIV感染していると思えば、母としては、あなたは特別な人間として扱うのも否定できないかもしれません。けれとも、正しい知識や接し方は変わってきているようです。
下にイッツ・ディフェレント・ナウが作っている動画もあるので、よろしければ英語の勉強ついでに見てみてください。
日本は、it's different now なのでしょうか?それとも、今も尚、性教育から目を背け、間違った知識や人権差別が平然と行われている世界でしょうか?
少なくとも、昔より今は技術も進歩し、教育も進んでいるはずです。インターネットの普及も広がり、知識の平等化も進んでいます。それでも、HIVの問題はまだまだ、根深いところにあるのではないかと思います。
いつも口を酸っぱくしていますが、「自分には関係ない」と思うのではなく、「自分との関連性を見つける努力」をする事が自分を高める要因にもなります。もちろん、海外でこういう事に興味を持ったり学ぶ事で、英語の勉強にもなりますから、一石二鳥ですよね。
もしかしたら、何らかの形で仕事につながる事や、やりたい事を見つかるきっかけにもなるかもしれませんし、新しいアイデアをもらえるかもしれません。特に英語の勉強に大事なのは、何でも挑戦してみる。トライしてみるという事ですね。もっともっと、新しい事に挑戦したいという方にとって、留学はもっとも効果的で、最短の方法だと思いますよ☆
■HIVや性病の事、海外での性教育や人権や人種差別についてなど、気になる事があれば、いつでもご相談お待ちしております。もちろん、新しい事にチャレンジしたい方も、留学のご相談して下さいね!
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