便利な日本と不便なアメリカ

こんにちは、コーダイです。

ついに、ブラッド・ピットが日本にやってきましたね。東北までは行けなかったようですが、被災地の子たちを激励したそうです。ハリウッドスターが与える影響はとても大きいので、こうして日本を気にかけてくれるのは本当にうれしいですね。

飛行機も安くなり、海外旅行も身近になって、便利な世の中になったといわれる時代になりましたが、皆さんにとって便利の基準ってなんでしょうか？

コンビニや自動販売機があれば便利ですか？電車や駅がたくさんあり、交通の便が良ければ快適でしょうか？

生まれ育って、住み慣れた街なら、自分が勝手を知っているわけであって、なんだかんだ便利かもしれません。けれど、それはあなたにとって便利であって、育った環境が違う人にとっては不便だと感じたりするかもしれませんし、「いやいや、十分便利だよ」と思うかもしれません。

きっとこれは、ひとそれぞれ感じ方は異なります。自動販売機を使わない人や、ジュースを飲まなければ、それを便利と思わないと思います。しかも、自動販売機がなければ、その分お金も使わなくてすむかもしれませんよね。

良くも悪くも、欧米では、自動販売機があまりありません。これは、犯罪率の問題もひとつあり、自動販売機ごと壊されて、お金を盗まれてしまう可能性があるので、自動販売機が普及していないとも言われています。

もしかしたら、自動販売機がないおかげで、不便な国だなぁ。と思うかもしれません。

しかし、欧米で育った方は、自動販売機がないのは、当たり前なので、逆にウォーターボトル（水筒）を持ってお水やお茶を持ち歩くようにするのが、一般的で、自動販売機がない事を、【不便】だと思っている人も少ないのも事実です。

これはきっと大都会の中で住んでいる人と、田舎の大自然の中で住んでいる人の違いにも似ているかもしれません。

そもそも自動販売機がなければ、大量の空き缶のゴミやペットボトルの量も減るかもしれませんし、みんながウォーターボトルを使えば、それは、今の時代では、とってもエコな働きかもしれません。

自動販売機やコンビニが日本のようにたくさんなければ、飢え死にする訳ではありませんよね。

“贅沢品”という言葉がありますが、自動販売機などは、国全体にとってのぜいたく品なのかもしれません。

海外旅行程度の短い期間であれば、ちょっとくらいの不便は気にならないかもしれませんが、海外に長く住んでみると、自分にとって何が便利で、何が不便なのか気付く事もあります。

そして、改めて不便であれば工夫して、それを解決できるのか？それとも、自動販売機は絶対に自分にとって必要なものなのか？

海外留学では、英語を学ぶという事の他に、文化を学ぶ事の大切さを、私はいつも話していますが、文化を学ぶ事によって、【自分に本当に必要なもの】を改めて見直す事が出来る事が出来るのではないかと思います。

もちろん、土地が広ければ、距離は遠く、全てが手の届く距離にあるわけではないと思います。

長く過ごしたアメリカから日本に帰ってき、おばあちゃんのてるちゃんが面白い事を言っていました。
てるちゃんに関しては、10月22日の過去ログ【アメリカなおばあちゃん】をご参照ください。

『アメリカでは、広くて大きな家に住んでたから、のびのびとしてて気持ちよかったのに、今は、こんな狭いところにいるの。でも、何でも近くにあって便利なのよね。』

年をとったら、広いところに住むのが大変です。文句っぽい言い方をしていましたが、笑いながら、結局掃除やら、なにやら体力が追いつかなくなってきたから、小さな場所のほうが都合がよいそうです。

その人にとっての便利というのは、国によっても違うし、年齢によって、仕事や生活スタイルによって異なります。与えられた環境の中で、工夫して、自分スタイルにカスタマイズしていく能力というのは、変化の激しい今の世の中を生き抜くには、とっても大切な事かもしれませんね☆

留学して、間もない頃は言葉の壁もあり、不便な事も多いですが、勉強を重ね、色々試し、失敗をする事によって、不便は便利へと変わっていきます。

不便だと感じたら、人に聞いたり、真似をしてみたり、色々工夫をこらして、便利に変えていく。英語の単語力も増えたら、生活も便利になってきます。こうやって、試行錯誤するのも、留学の醍醐味だと思いますよ！

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