サッカーのワールドカップ・カタール大会で、異様な盛り上がりをみせているバングラデシュ。
普通であれば、自国の代表が大会に出場できなくなった時点で、少しは熱が冷めそうなものですが、バングラデシュは自国の代表以上に、アルゼンチンやブラジルのチームを応援しています。
ネット上から拝借しましたが、このようなリキシャも存在するようです。
大人数のバングラ人が、アルゼンチンのユニフォームを着たり、アルゼンチンの旗を振ったりしして、公道をバイクや車でパレードしている動画は圧巻です。日本の暴走族みたいですw
老若男女問わず、好きみたいです。
こんなにも愛されているのは、なぜなのか—――。
ネット記事によると、「バングラデシュのサッカーファンの多くがアルゼンチンを信奉するようになった理由は『イギリスへの反感』であり、その原因は、第二次世界大戦にまで遡る」とのことです。
同記事では、バングラデシュ人がアルゼンチンを応援するように至った理由について、以下のように説明していました。
ウィンストン・チャーチル政権下のイギリスは当時、ベンガル地方(現在のバングラデシュや西ベンガル州)を植民地支配していた。バングラデシュが、イギリスの敵国だった日本に加担すると考えたチャーチル陣営は、物資の供給を停止し、ベンガル地方は深刻な飢餓問題に陥った。1943年に起きたこの悲劇は「ベンガル飢饉」としてバングラデシュの人々の記憶に刻まれ、彼らがイギリスに嫌悪感を抱くきっかけになったと、アルゼンチン人の考古学者ロシオ・ゴンカルベスは説明する。
バングラデシュの人々にとって象徴的な出来事となったのが、1986年のワールドカップ。準々決勝戦で実現したアルゼンチンとイングランドの一戦では、当時のアルゼンチン代表ディエゴ・マラドーナが伝説の「神の手」ゴールと五人抜きゴールを決め、イングランドを退け、チームを優勝に導いた。
同ゲームの3年前にはフォークランド紛争が勃発し、アルゼンチンはイギリスに敗北していたことから、アルゼンチン国民はこの勝利に熱狂した。そして、このときに同じく勝利を噛み締めていたのが、バングラデシュのサッカーファンだったというわけだ。
現在、バングラデシュにはブラジル代表のファンも数多くいる。いまも政治的な理由でアルゼンチンを応援するサポーターは多くないのかもしれないが、サッカーと政治が深く結びついた時代が確かにあったことを思い出させる。
ちょっと意外な理由でしたね。本当かどうかは知りませんがw
うちの運転手によると、概ねアルゼンチン派が6割で、ブラジル派が4割だそうですが、私の肌感覚では、アルゼンチン派のほうがもっと多そうな気がします。
決勝トーナメントで、アルゼンチンとブラジルが対決するようなことがあれば、バングラデシュではサポーター同士が衝突し、死傷者が出るかもしれないですね(*´Д`)
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