留学する前に見ておきたい映画

こんにちは、コウダイです。

クリスマスが終わり、あっという間に年末がやって参りました。明日がお正月だなんて信じられません！日本全国の地域すべてが盛り上がり、多くの人であふれかえるの時期こそ、外国人が日本に訪れる「ベストタイミング」だと思います。

怖いほど早く過ぎたようにも感じますが振り返ってみると、きっと誰もが沢山の出来事があり「あれ？これも今年？」と思ってしまうこともあるのですから、きっと毎年変わらず同じスピードで年月というものは流れているに違いありません。

今年にいたっては1年を振り返るどころか「平成最後」という言葉がひとり歩きしてしまい、平成の30年間をおもいっきり振り返ってしまっているような印象をうけます。ただでさえこの1年しっかりと振り返らなければならないのに30年間では人生を振り返るようなもので、ちょっと壮大すぎます。

しかし、そういった時間も時として重要であり定期的に振り返り、過去の失敗を繰り返さないようにしなければならないという戒めもあるのかもしれませんね。

そして、自分を振り返る機会があれば、自分を見失ってしまう可能性は減るのかもしれません。

そんな自分を見失いやすい環境といえば、やっぱり海外留学やワーキングホリデーで日本から外にでて長時間を過ごしている時間だと思います。

普段は考えなかった自分のアイデンティティ、日本と外国との考え方の違いや文化、宗教との関わり方。自分が思っていた事と同じような事もあれば、全く異なる事もあり、特に自分の英語の成長スピードに関しては、誰もが疑問を持つ事だと思います。

日本人とは一体何なのか？何を持ってして自分を日本人と言えるのか？

そもそも、そんな事を考えて意味はあるのか？

けれども、日本から出た事によって気づく事や驚く事、ショッキングな事、それらを数多く経験し、向き合う事によって見えてくる世界が存在します。

Don't Believe Evertyhing You Think

アメリカの伝説のスノーボード雑誌の編集録で引用されていたこの言葉を見た編集長の人は学生の頃に通っていた巨大サイズのサンドイッチ屋さんにて、ボブ・マーレーのポスターの隣で見たそうです。

同じ言葉を別のタイミングで見たら、きっと何も感じなかった言葉でも、全く別のシチュエーションで同じ言葉を見れば衝撃が走る事があります。

日本国内であればロールモデルとしての家族や友人、TVやメディアを通じての様々な人生を見る事によって、ある程度の想定図や未来図を想像する事が出来ます。それでも、もちろん人生全て思った通りいくわけではありませんが、海外に出れば、そのロールモデルの少なさから、何をお手本にしたら良いのか分からずに手探りで切り開いていく事になります。

何が正しいのか？

何が間違っているのか？

まさに、自分が思った事を遙かに超えるレベルの驚きの連続があるのが、海外です。同じ日本人であったって複雑な家庭環境であったり、平気な顔してなんか国語も使いこなしていたり、自分より大幅にスペックの高い人に出会う事も少なくありません。

そもそも私自身、男性の立場からすれば欧米人は背が全体的に高いというだけで、ちょっとしたコンプレックスを感じざるを得ませんが・・・。（苦笑）

もちろん想定内の世界の中で、ある程度想定内の人生を送る事が出来るのであれば、それが無難で良いのかもしれませんが、今年の漢字「災」が表すように、「想定外」な事が起きる確率の方が多いと考えなければいけません。

留学やワーキングホリデーにおいては、ある程度想定をしていても、それを遙かに超える「想定外」がやってきます。一つの枠組みだけではなく、柔軟な気持ちで考える事、自分が「正しい」と思っている事が海外や他の文化では、そうでないかもしれない、という事など1年間の海外生活を過ごすのであれば、10回や20回などではなく100回を超える大なり小なりの「想定外」がやってきます。

もし、自分が間違っていたとしても恥じる事なく、その時に新たな事を学んだと思えるポジティブな気持ちを意識していれば、海外留学やワーキングホリデーでの英語や国際感覚等の吸収率は圧倒的にあがります。

もちろん「想定外」を少しでも「想定内」にする事前の情報収集は十分に可能ですので、ポジティブな気持ちを維持する為にも、2018年に見た留学カウンセラー視線の「留学する前に見ておきたい映画」セレクション、2作品を以下にご紹介します。

-Crazy Rich Asian ／クレイジー・リッチ・エイジアンズ

（邦題／クレイジー・リッチ！）

アメリカで育った中国系アメリカ人、いわゆる中身が「ホワイト（白人）」であり、見た目が「イエロー（アジア人）」の通称バナナと言われる主人公がシンガポールの御曹司との婚約前の挨拶を兼ね、彼の実家のあるシンガポールに行く話なのですが、そこには沢山の英語を話す文字通りリッチなアジア人達が登場します。

彼らの多くは海外留学に行き、母国に戻りアジアや世界を股にかけて英語や経営学を武器にワールドワイドに仕事をしているのですが、これは映画の話だけではなく、現実の話を映画風にしたものであり、中国や他のアジアの国からアメリカや欧米に留学する学生達はほとんど全員が日本の想像を超えるお金持ち達です。よくよく考えたら日本以外のアジアから来る外国人はもとより南米他の発展途上国から海外留学に来れるのは「お金持ち」しかいるわけありません。

自分でお金を貯めても、なんとか海外留学が出来る日本の経済とは異なり、家がお金持ちでなければ実現する事ができません。最近ではファーウェイのCFOモウ氏がカナダのバンクーバーで生活しているように、桁違いのお金持ちを目の前にすると、「自分は一体何なのだ？」と思ってしまう程です。

映画クレイジーリッチは、大げさなお金持ちのように見えますが留学先であう、その他の国からの留学生仲間の多くは、クレイジーリッチの映画クラスのお金持ちである事は、結構あります。

なんたって、サウジアラビアの王子（自称かも）に口説かれましたという日本人女子の話は、留学あるあるなのですから、もう何でもあり得ますよね。

-Boyhood　／ボーイフッド

（邦題／6歳のボクが、大人になるまで。）

今年になって初めてみて恐縮なのですが、日本では2016年更改の邦題、文字通り6歳の主人公を12年間追い続けて撮ったドキュメンタリーにも似た映画、少年時代という意味を持つ「ボーイフッド」というタイトルの邦題は見ての通りです。

英語のネイティブスピーカーと友達になりたいと思っているなら見ておきたい、アメリカやカナダ等の欧米文化の典型ともいえる子供時代から大人になる時代までを描いた、まさにアメリカの文化をそのまま切り取った映画です。

日本でも多少のいじめやカツアゲまがいの道は通りますが、海外では更にそのスケールは大きく、アメリカは銃社会だけに、その危険度は高く、それだけに現実世界を生きて渡って行く「世渡り上手的な」スキルが必要になり、それを子供の頃からしみつけて生きています。

外国人である日本人は尚更差別や犯罪の対象になる確率は増えますので、少しでも文化や危険度を理解し、海外生活において気持ちよく過ごせる様になることが重要です。そして、その中には「英語」が出来ているという部分が重要ですので、頑張らなくてはいけません。逆に言えば、一定レベルの「英語力」に達さなければ気持ちよく過ごす事は出来ず、わだかまりを残す結果となってしまいます。

海外留学先で出会うクラスメイトや仕事仲間、友人に他の国からのアジア人の友達や欧米人、留学先のホストファミリーやその子どもたち、町中で生活を営むネイティブの人たちはどういった視線で、どんな世界を生きてきたのか？

大げさに見えるハリウッド映画の中でも現実を如実にあらわした映画も珍しくありません。

「留学に行く前に何を勉強すれば良いのですか？」と聞かれれば、私は勉強ではなく、その地域や他の国の文化、日本の国の文化等を先に勉強するように伝えています。

英語は日本でいくら勉強しても限界がありますが、文化やイメージを映画の世界から感じ取る事は可能です。もちろん英語字幕にすれば英語の勉強にもなります。

クレイジーリッチとボーイフッドは、「英語を勉強するくらいなら映画を見ろ！」と言っても言い過ぎではないと思う、私のおすすめ2選です。

是非、年末年始は勉強なんかしないで、ゆっくり映画を見て海外に思いを馳せてみるのも良いではないでしょうか？

それでは皆様、アフォーリーフ海外留学NPOともども、2019年も素晴らしい年にしましょう！

※年末年始/冬季休業のお知らせ

誠に勝手ながら、以下の期間を冬季休業期間とさせて頂きます。

2018年12月28日（金）：通常営業
2018年12月29日（土）～2019年1月6日（日）：休業
2019年1月7日（月）：通常営業

※すでにお申込済みで出発や手続が必要な場合は担当カウンセラーにご相談下さい。

※※メールは順次ご対応をさせて頂いております。年末年始は返信が遅くなることがございますので、ご了承下さい。

(Line等へのメッセージは残して頂ければ、確認後又は休み明けにご回答させて頂きます。)