今回は、
「日本での仕事を辞めて駐在妻なった人の気持ちがほぼ代弁されている!!!!」
と読みながら首がもげるぐらい何度も頷きたくなった記事を紹介します。
この記事(以下、元記事)は、現・駐在妻だけでなく、これから駐在妻になる可能性のある人にも読んでもらいたい!
というか未来の駐在妻の人に特に読んでもらいたい!!
元記事がpdfで少し読みにくいので、ここでは分かりやすくするため、
元記事を引用しつつ、私の感想も交えつつ、紹介したいと思います。
※元記事からの引用文は、青字で表示します。
元記事は下記URLをご参照ください。
海外メンタルヘルスの現場からⅡ(35)駐 妻 (続) /JOMF NEWS LETTER No. 282(2017.7)
駐在妻の皆さま、タイトルだけで、ちょっとドキッとしませんか、、、(私はしましたw)??
今回紹介する記事の掲載元について今回紹介する元記事の掲載元は、一般財団法人海外邦人医療基金(JOMF)です。
このサイトは、ブログを書く上ための情報収集中に偶然見つけました。
このJOMFという団体は、
主として民間各社の出資金(寄付金)及び会員企業の年会費に基づいて運営され、(中略)
企業関係者をはじめ外国に滞在している方々の医療面でのお役に立つべく、海外医療情報の収集・提供などさまざまな活動を行ってい
る団体ようです。
参考:基金について
つまり、JOMFという団体は、海外駐在員を抱える民間企業(法人会員)向けに海外医療情報を発信している団体と言えそうです。
ざっとサイト内見る限り、予防接種や海外感染症情報などから、現地での子育て情報までいろいろ載っていて、海外駐在生活で知りたい情報がまとまっていると感じました!
こんな団体があるなんて知らなかったよ!てか夫の職場は会員じゃないのか??あとで確認しよう!!
日本での仕事を辞めて駐在妻が抱える苦悩で、今回紹介する元記事は、一般財団法人海外邦人医療基金(JOMF)が毎月出している今月7月のニュースレターの1項目、「海外メンタルヘルスの現場から(Ⅱ)」です。
(※2017年7月25日現在、今月のニュースレターはまだサイトにアップされていないようです。私はニュースレターの購読者なので、当サイトからのメール経由で知りました)
まず、首がもげそうなぐらいに頷いたのは、「日本での仕事を辞めて駐在妻が抱える苦悩」についてです。苦悩としてあげられていたのは、以下です。
・日中の時間がぽっかり空いてしまう
・習い事や奥様仲間とのランチに興じることに仕事ほどの興味や意義を見出せない
・誰にも必要とされていない
・誰の役にも立っていないことがむなしい
・夫 に 養 っ て も ら っ て い る と い う 後 ろ め た さ
・自 由 に お 金 を 使 え な い 不 自 由 さ
・元から専業主婦の人たちとは話が合わないと感じたり
・自分が日本ではワーキングウーマンだったことも言いづらかったり
うんうん、これ、駐在当初に私、全部感じてたよーーーー(叫び)!!
私は、約4年間正社員として働いた会社を辞めて駐在妻になりました。その選択にまったく後悔はありません。しかし、駐在妻になって全てがハッピーなんてこともないわけで。働いていた頃とのギャップの大きさ故に上記の苦悩を感じていました。
私の周りは専業主婦思考の人たちばっかりで。(私がそう思っているだけかもしれないけど)1人で悶々としてたなぁ。。
なんだ、皆そうなんだ!
そして、この段落の最後には、
これらの悩みが心身不調をもたらすことにもつながるため、駐在の奥様が仕事を辞めて赴任に帯同することが増えているということは、駐妻の心身不調の問題が増えている
んだって!現場の医師が言っている(この記事の著者は、シンガポール日本人会クリニックのお医者さん)って言うのは説得力があるなぁ。
つまり、私のように仕事辞めて駐在妻になって悶々とする人はこれからも増える傾向にあるってこと。何とかしないとだめじゃん!
仕事を辞めることは人生の大事なものを失うことここまで読んだ人から、
「いやいや、夫が十分に稼いできて、大きな家に住めて、メイドも雇えるのになんて、そんな苦悩は、贅沢な悩みだ」
っていわれそうです。でもね、
職場でそれなりに出世してきたり、職業上のスキルアップに自信と誇りを持ってきた女性にとって、仕事を辞めることは人生の大事なものを失うこと、あきらめることとほぼイコールです。
そうなんです。他人と比較してとかじゃないんです。その人がどう思うかが大切で。その駐在妻が、駐在妻になって仕事を辞めたことは、大切な何かを失ったと思っていたらそれはその人にとってとてもつらいことなんです。
しかも、海外駐在中って第3者に相談しにくい環境だったりするから、
大きな喪失感、絶望感から、うつ状態に至る人もいます。
お金があっても、大きい家があっても、メンタルやられたら何も意味ないよね!心身の健康が第一!
「仕事」を失って初めて気づくこと、もあるまた元記事中にはこんな指摘もあります。
実は、日本の仕事を辞める時点では仕事にもうそれほど未練はなかったという奥様もたくさんいらっしゃいます。むしろ、夫の駐在に帯同するという大義名分で堂々とやめられるのでよかったとか、仕事に疲れていた、あるいは体調不良があった、あるいはマンネリ化していた等々の理由で、いったんしばらく休養を取りたかったから海外への帯同はちょうどよかったという方もいらっしゃいます。
はいはい、これ私でーす。(笑)でも、ちょうどよかったのは、「その会社を辞められた」からであって「仕事を辞められた、仕事しなくて良い」じゃないんですよね。
仕事をやめて初めて、自分は本当は働いているほうが合っていた、
働いていない自分は自分らしくないとわかった、
社会と接点がなくなったことがこんなに辛いとは思わなかった
そう思っている駐在妻も少なからずいるんだそうです。わかるわかるーー!!
駐在妻の価値観が変わる中で、会社も変わらなければならない最後に、元記事はこうまとめられています。
かつては駐在員の妻と言えば、まさに海外で奮闘する夫を全力で支える専業主婦中の専業主婦、日本国内における専業主婦よりも、より専業主婦らしさを夫からも会社からも要請されていたイメージでした。
それもあってか、今も駐妻が海外で就職することを禁じている日系の会社がたくさんあり、海外で働けそうな職場があるのに働くことができず、落胆している奥様がたくさんいらっしゃいます。会社は、奥様達の立場や人生観が時代の移り変わりによってすでに変化してきていることを考え直す時なのかもしれません。
おおぉぉ、現場のお医者さんが、メンタルヘルスの観点からこのような結論を言ってくれているとは。。。(泣)
働きたい駐在妻の皆さんーー聞こえていますかーーー!!
私の感想まとめ;駐在妻が働きたくば、団結して「働かせて!」と会社と交渉するか、夫を辞めさすか、のどちらか。最後に、私の感想まとめです。
もうね、働けないって落胆してても何も変わらないから、駐在妻自身が何か行動する必要があると思うですよね。
で、私はこれを読んで駐在妻がとれる2つの選択肢があるなって思いました。
1つ、夫と同じ会社の働きたい駐在妻が一致団結して、夫の会社に「働かせてよ!」と交渉する。
この記事を読む限り、「駐在妻だけど働きたい!」と思っている人は多いし増えていると感じたので、勇気を持って夫の職場の駐在妻に「私、働きたいと思ってるんだけど一緒に会社と交渉してみない?」と言って仲間を作って活動することは、大きな変化を生むはずです。
これは将来駐在妻になる予定の人たちが積極的にとれる行動なのではないでしょうか。「夫が海外赴任になったら今の仕事辞めないといけない」疑惑がある方は、夫の会社の規定を確認しつつ、同士とつながっておくのははありでは!労働組合ならぬ、駐在妻組合(笑)
2つ、「そんな妻の就職を禁止する今時ナンセンスな会社なんか辞めようぜ!私も稼ぐから。」と夫に宣言!
はい、私はこの選択肢をとろうと思います。なぜなら、もう今の駐在生活が長くないから。次の駐在があるならば、絶対今から就く好きな仕事辞めていくとかあり得ない!
そうならないような会社に是非転職してほしい(笑)私は私で、海外駐在になっても続けられるようなスキルを身につける!!
いやぁ、結局自分を追い込む宣言をしてしまった(笑)
無理せずがんばろうっと。