東欧の国での駐在生活を始めて2年たち、3度目の春を迎えようとしています。
私は駐在妻で、一番の仕事は料理だと思っているわけですが、
2年たち改めて「ずいぶんと和食作るのが上手くなったな」と自我自賛しています。
まさか東欧の国で、和食が得意料理になるなんて思ってもみませんでした。
海外で和食を作ろうと思ったら、手に入らない材料や調味料もたくさんあります。
仮に入手できたとしても、日本のものほうが鮮度や質もいいな、、と思うことも度々です。
けど、海外駐在生活したおかげで、和食が得意料理になるんです!
また、日本にいたら絶対和食作るの上手にならなかったな!とも思います。
以下に、海外駐在生活すると和食が得意になる理由をつらつら書いてみました。
「食べたい!」という欲望が私の手と脳を活性化させる。やっぱり「食べたい!」という気持ちが一番の成長の原動力だと思います。
海外生活始めて、スーパーにお惣菜が売っていない。レストランに行っても和食が食べられないという状況になって、
「食べたい!」という気持ちがとても強くなりました。
だから、食べるにはどうしたらいいか?作るしかない?作ってみよう!作るにはどうしたら、、、、?という感じで、次々と手や頭が動いていくんですよね。
火事場のバカ力。必要は発明の母。
日本ではこうはいきません。
和食を提供できるのは私しかいない!という使命感が芽生える。海外駐在生活では、夫が働きに出て、私が家事をする役割分担になります。料理も私の役目。たまには外食するけれども、自分たちの食べたい和食に出会えない。
そうなると、家族に和食を提供できるのは私しかいない!
という使命感が湧いてきます。
日本で働いていた頃の私は、料理めんどくさい、こんな誰でも出来ることをなんでやんなきゃならないんだみたいな気持ちのまま料理をしていました。
そう思っているうちは、楽しくもないしやる気もでない。サボる。結果、成長もしない。
でも、海外駐在生活になって料理が「誰でも出来ることが」から「私にしかできないこと」に変ったことで、臨む姿勢が180度変わりました。よっしゃやってやるでーみたいな。
味評価のハードルが下がる→すぐ褒めてもらえる→やる気UP!外じゃ和食は食べられない、日本食レストランに行っても味がちょっと違うとなってくると、
自ずと和食に対する評価のハードルが低くなります。
となると、ちょっと和食を作っただけで
おいしい!うまい!
と(主に夫に)褒めてもらえるんですよね(笑)
さらに、
海外でこんなおいしいから揚げつくるとか!私の天才かな?
自我自賛するようにもなります(笑)
そうすると、人間単純なのでよーし次もがんばるぞ!ってやる気がでます。
日本で2年前の私の料理出したら、なんだこれ!まずい!って言われて、
しゅーん、じゃもう作らないよ、、、ってなったかもしれません。
やっぱり人間、褒められると伸びるんですよ(笑)
自分の手を動かすと、その意味も分かってくる。応用できる。冒頭でも述べたとおり、海外で手に入る材料や調味料は限りがあります。便利な調味料もないし、お肉は骨付きや塊で売っています。
日本にいたら食品メーカーさんやお惣菜つくってくれるおばちゃんやお肉屋さんがやってくれたことを、自分でやらないといけません。え?やったことない。どうやるの?という作業がたくさん出てきます。
例えば、
めんつゆやドレッシングを自分で配合してつくる。
鶏のもも肉の骨をはずす。
パン粉をつくる。
など。
最初は面倒に感じます。上手くできないし、時間もかかるし、出来なくてがっかりしたりいらいらします。
一方で面倒だと思うからこそ、「この作業ほんといるの?何で必要なの?」と考えるようにもなります。
そうやって自分の手を動かし続けるうちに、その作業の意味が分かってきて、応用がきくようになってくるんです。
めんつゆも、煮物の味付けも、天つゆも材料は一だいたい緒だなとか。
ドレッシング用にお酢がなければレモンで代用可能だとか。
パン粉は売ってないけどパンは売ってるから、トンカツもコロッケも作れる!とか。
そうすると、飛躍的に料理のレパートリーが増えたり、一品一品がおいしくなります。
まとめ、海外生活は自分の料理の腕を上げるチャンス。海外生活で、食べるものが変わることは大きな不安の一つです。
食べることは毎日のことで、やめることはできないから。
でもだからこそ、最初は必要に迫られて料理するようになって、
段々と出来るようになってきます。誰でも!
むしろ最初できないほうが、出来た時の喜びも大きいです。
海外生活は自分の料理の腕を上げるチャンス!
さらに、海外において希少性の高い和食が得意なって、褒められることこれうけあいです。
それでは。