おいらが小学生だった頃、学校で
所有している畑があった。
その畑はよく耕されていたが
疑問に思ったのは誰が耕していたのか?
ということやった。
おいら達が出来たのはせいぜい草むしり
だけやった。
上級生といわれる4年生からその畑に
行くことが出来た。
学校から畑までは結構距離があり
担任の先生がおいら達を連れて行く。
まっ、草むしりといっても授業の一環。
体育の次に面白い授業やった。
畑にはサツマイモを栽培していた。
ここでまた疑問やったが、誰が水を
やってくれたのか?そして誰がイモの
種イモを植えたのか?
当時、担任の先生と折り合いの
あわなかったおいらは担任から聞く
つもりなど更々なく、疑問のままで
終わってしまった。
サツマイモの収穫もあり、そのイモは
学校の校庭で毎年行われる焼きいも大会で
使われていた。
毎年の楽しみでもあった。
時は経ち、高校生になってからは焼いもを
食べるかといったら食べなくなった。
好きかといわれれば、好きじゃない方。
味覚が変わってしまったのやろう。
特に食べなくても気にならなくなって
しまった・・・。
そして駐在時代にイランへ出張で行った際に
昼飯前の軽食的な感じで客先が買ってきた
ふかしイモを食べた。
それは中学以来の食感でもあった。
「あっ!焼いも」と、一瞬思ってしまった。
結構、ホクホクして美味かった。
大きさや形はサトイモにそっくりのイモ
やったが味は、どちらかというとサツマイモ。
美味かったが3個くらいが限度やったが。
客先がもっと食べろと進めてきたが
「もー、腹いっぱいで、くえんわ!!!」
と、いったら笑って、もう一個くれた・・・。
そう、彼らは現地の言葉しか喋れなかったから
日本語でいっても英語でいっても結果同じ!
その貰ったもう一つのイモはというと・・。
あー、食べたさ!食べなきゃ終わらんもんね。
いつまでも続くんだよ、このやりとりが!!!
そして、その後の昼飯が食えるはずも無かった。
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