I love Van.

季節が一巡りして身の回りも心も変化したこの時、

Vancouverとサヨナラ。

思えば記憶に鮮明に描かれているのはいつだって人の顔。

海外という小さなコミュニティから一歩でたところで大切なのはどこへ行ったかではなく、どんな人と出会ったか。日本じゃないから楽しいんじゃない、生き生きとして個性溢れる面々とどう関わったかでその価値は決まるのだという風に思えます。

とにかくいろいろ狂ってもいましたね（笑）
酔ってパンツ一丁朝のダウンタウンを徘徊→警察な人、カジノで大金すった人、いっつも乳首立ってる熱苦しいメキシコ人男とモデル級イケメンスイス人コンビ、出来ちゃったカップル、心の底からクソビッチ、人懐っこいチャイニーズ男子、キャップに黒ぶちポロシャツジーンズナイキシューズ韓国人軍団、超絶つまらないギークティーチャー、自画自賛人気イケメンティーチャー、忙しさアピール必死な超ポジティブシンキングインストラクター、すべてがカッコいいデザイナー３人組、まさかそんなありえないことを頼もしくやってくれる経営者、火病りまくりおばさんと静かな金の亡者夫婦、Why see ?ぶつぶつ煩いぜい肉圧迫バスの酔っぱらい男、才能溢れる有望アニメーターと美人デザイナー夫婦、４０以上の世界を旅した４２歳、強運と悪運で自分中心にまわりをかき乱す最強の子持ち才女、魔性の１８歳ガール、宇宙と交信する不思議系シェアハウス案内人、、、、、、、

世界は広い('A`)

そして英語は使えば使うほど自分の中で価値が低くなっていく謎の感覚。
ただ相手と会話するためにある共通言語、コミュニケーションツールだと思えるようになると神聖化していたのが馬鹿らしくなる（笑）

英語ペラペラな私は格が違うのよオーラ・態度の人＝コンプレックスを英語力で埋め合わせ

道端で「Exchange please~」とか言ってるホームレスまで英語ペラペラなのを見ると笑えてくる。なんなんだろう？あの英語喋ってドヤ顔の日本人は！恥ずかしっ！！って感じになる('д` ；)
これはおもしろい感覚。

そして完璧を求めすぎる馬鹿らしさ。通じれば良いんだよ、通じれば。ローカルは誰も気にしないってば。メキシカンやブラジリアンなんて顔だけ見れば英語ペラペラなのにそんなに上手く喋れないからね（笑）

ボクは別にカナダに住んだからといって自分は凄いんだよ、といいたいわけじゃありません。ただ自分だけのエピソードを楽しく聞いてもらいたいだけなのです。小学生の時、家に帰っておかあさんに今日一日あったことを話す、そんな程度かな。

だからもし、ボクの話を自慢しているという風に受け取る人がいたとしたら、それはその相手方のほうに問題アリ。きっと見えている部分が狭いのでしょう、自分のことを満足に思えていない人は何を話しても自慢にしか聞こえません。

海外生活というのは自分を満足させる手段の一つなのかもしれませんね。自分が満足するということは相手の満足感の理解にも繋がりますし。

自分の人生を肯定できる人は相手の人生も肯定できる人です。価値観を広げるっていうのは、今まで狭い部分でしか思考しなかったのをもっとおおらかに、広い器を持って相手の話を聞ける人間になるということでしょう。ボクはそれを人との出会いの中でわかったような気がしてますし、こうしてブログの中でぐだぐだと書いているわけです。

最後に、

このカナセウブログはバンクーバーでの生活を軸に、近況報告の意味を含めて去年の同じ頃始めました。読んでいてくれた方には本当に感謝しています。ありがとうございました！！
しかし、たとえ日本へ帰国したとしてもボクの目線から見える世界をこれからも記事にしていきたいと考えています。もし暇な時間があればでいいので、また今後とも読んでいただけたら幸いです＝

See you Van.

I love you Van.

And thank you everyone.

行ってきます。