偏見。

人の心って狭い。

福島出身ってだけで意識され、差別されるなんておかしい。

ニュースで見るけど、こどものいじめや旅館の入館拒否、ガソリン販売拒否、、、、こんなにも人の心っていうものは閉鎖的なものなのかと驚いてしまう。これは日本人独特のものなのか世界共通のものなのかはわからないけれど、「福島」というのはもはや流行みたいなものになってしまってる。たとえ住んでいるところが関西であろうとどこであろうとその人・その物のバックボーンに「福島」という文字を見ただけで偏見をもっしまうのはどうも危険。

まあ、偏見を”もつ”だけならまだいいけど、それを露骨に表すあたりが嫌。けっきょくボクら日本人も塩を買い漁ってる中国人と変わらないわけで、間違った情報ですぐに混乱がおきるところを見ると彼らを笑っていられるほどに精神は熟していないんじゃないかと思う。いや、もしかしたらこれが日本人というものの本性で、排他的な島国根性の証なのかもしれない。

まだまだジェンダー問題に関しても日本は出遅れている。男性が女性を差別するのはもってのほかだけど、女性が過敏に反応してなんでもかんでも差別だ差別だと言うような社会は成熟したものとは思えない。

フリーター、派遣、正社員・・・・雇用に関しても同じ。分けなくてもいいところをあえて分けてるし、それによる差別が近年は浮き彫りになってきてる。流行語の〜系男子・女子みたいなのもそう。個人を個人として見るのではなく、「アノ人は〜系だから」とカテゴライズして必ずどこかのグループに納めようとしてる。

きっとボクもまだそうなんだろうとは思うけど、、、、

悲しいよね、、

結局は心配をしてるフリをしてどこか”自分は違う”んだっていうこと風に考えたくて仕方がないらしい。黒人を見るたびに胃が少し恐縮してしまうのはボクがまだ彼らを完全に受け入れられていない証なんだろう、といつも自分が嫌いになる。

価値観というのは確かに広がったけど、ちょっとやそっとの海外生活で性格まで変えようなんて難しいみたい。ドメスティックな国民性を変えるにはもっと外向きに生きなければならないのね。

差別意識って根深いな( -д-)

See you.