日本へ持ち帰る自動車の経費



外国で乗っていた自分の車を現地で処分するには、友人や知人に譲るか、あるいは中古車業者などに売却する方法がある。その際、帰国間際にキャンセルされるといったトラブルも少なくない。売却が決まった時点で売値の半分程度の手付金をもらっておくか、場合によっては先払いにしてもらえば安心である。

日本へ持ち帰る場合

自家用車を日本へ持ち帰る場合には、次の2通りの方法がある。

1. 通常の商業貨物と同じ輸出入の手続

この場合、自動車は到着時に日本国内で5%の消費税が課税される。ただし減価償却が認められるので新車で100万円の車も一年間使用(:一年間続けて滞在すること)すると約60万円の評価になり、消費税は3万円になる。つまり経過年数ごとに安くなる。
またこのやりかたの場合、通関前譲渡という実際の売買の行なわれない形式上の方法をとることにより、排ガステストが免除になることがある(次項“自動車の経費”を参照)。

2. 免税扱いの輸出入

消費税5%は免除され、必要な手続は通関業者が代行してくれる。主に必要なものは次のとおり。

  • 別送品申告書
  • パスポート
  • 外国における車の登録証または車検証
  • 購入時の価格を証明できるもの
  • 日本の住民票

これらの書類を備えて申告すれば、消費税5%が免除になるが2年間は転売が禁止される。かりに転売すると輸入時に支払うべき消費税を払わなければならなくなる。
さらに重要なことは免税扱いにすると必ず排ガステストを受けなければならないということで、この場合費用は約50万円近くかかる。
したがって免税扱いの損得は車検を依頼する業者に事前に相談してから決めるのが得策だろう。
なお通関の際には、自動車の名称・型式(model)・年式・車台番号などの記載、確認が必要で、場合によっては本人の出頭も求められる。
以上が通関の手続だがこれで終わったわけではない。自動車は日本の道路交通法の諸基準に合致しなければならない。そのほか道路運送車両法、さらに排ガス規制法などの数値もクリアーしなければならず、そのための改善に要する期間や費用なども見込んでおく必要がある。

参考LINK

日本へ持ち帰る自動車の経費

赴任先で乗っていた自家用車を日本へ持ち帰る場合には、商業貨物を輸入するときと同様の手続をしなければならない。その上通関の手続をすませたからといってそのまま日本で乗り回せるわけでもない。
日本に届いたあと、保安基準や規制措置などに適合させるための改善や車検・登録が必要である。
外国から車を持ち帰り、日本で運転できるまでに必要な手続と経費について述べてみる。

通関後の手続

日本へ持ち帰った車は、まず日本のナンバーを取得しなければならない。そのためには、日本の排ガス規制措置や道路交通法の保安基準に適合するように、自動車の各部を改善してから陸運局の検査を受ける。
自動車の各部の改善・整備・テスト・車検などは豊富な経験を持つ整備工場を選ぶ事が重要である。
また陸運局の検査が終わってから日本でのナンバーを登録するには、国内で車を購入するのと同じ法定費用がかかる。
車検を受けた車は、たとえ中古車でも日本では新車扱いとなるので3年間有効になる。

持ち帰る車の経費

具体例として、ベンツ300クラスをヨーロッパから日本へ持ち帰る場合、必要な経費の内訳は以下のようになる。

  • ヨーロッパからの船荷運賃および輸出手続費 …約25万円
  • 通関費および陸送費 …約10万円
  • 排ガス対策・整備費 …約17万円
    (日本での販売実績がない、あるいは数の少ない車は、このほかに排ガステスト費がかかることもある)
  • 車検のための改善費・消耗部品代および車検料 …約15~18万円

なおヘッドランプ・テールランプの交換やFMラジオ等オーディオ類の交換が必要なケースもある

輸入車の新規車検費用

輸入車の車検費用を算出するのはとても難しい。車の種類、年式による改善部品の多少、中古車の場合は整備上の諸費用、エンジンタイプによる排ガス対策の箇所等によって異なり、一概にいくら、というわけにはいかない。
車検費用には次の内容が含まれる。

  • 書類による事前審査代行費
  • 改善用部品代
  • 車検整備費
  • 改善加工費
  • 車検代行費
  • 排ガス対策費

その車の仕様部品数、消耗品の増減、整備の程度により異なるので、正確な見積りは実物を見せなければ算出できない。
またこの車検費用には、消費税、強制保険などの公費や排気ガステスト費用は含まれていない。

登録のための諸費用

車検が完了してナンバー登録をする際には次の費用がかかる。

1. 自動車損害賠償保険

一般に強制保険とよばれているもの。車検期間分が必要。

契約期間 24カ月 25カ月 36カ月 37カ月
自家用自動車 27,840円 28,780円 39,120円 40,040円

2. 自動車取得税

車の取得価格の5%が課税される(軽自動車は3%)。輸入車は輸入申告書をもとに課税される。

3. 自動車重量税

車の重量、用途に応じて課税される。

4. 自動車税

車の種別、排気量に応じて課税される。登録時の税額は登録した翌月分から徴収されるしくみになっている。

5. 雑 費

リサイクル料、ナンバープレート代、OCRシート購入代、車台番号の打ち込み代などの費用がかかる。
詳しくは専門業者に相談したほうがよいだろう。


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