シンシアさんの「ハーバード、イェール、プリンストン大学に合格した娘は、どう育てられたか」

 （画像はAmazonからお借りしました）

シンシアさんの前著も読んでいて、面識もあって「すごい方」とわかっているだけに、「シンシアさんだから、きっと娘さんもすごいんだ」という気持ちをぬぐい切れないまま読み進めていたのですが・・・

強い信頼で結ばれた親子の愛、そして特に最後のページの最後の2行の詩的な表現に、胸がいっぱいになりました。

シンシアさんは、ご本人も書かれているように、とても合理的な考え方で、なおかつ、様々な子育ての工夫もされているので、そういう意味ではとても参考になることも多く、子育ての指南書ともいえます。

が、私には、海外を転々とする親子が、様々な難局を手を取り合って乗り越えていく愛と成長の物語、のようにも感じられたのです。

もちろん、そこにあるのは大変なことばかりではなく、シンシアさんが一貫して持っていらっしゃる「子育てを楽しむ姿勢」も印象的です。

楽しみながら、時間をかけてお嬢さんと向き合ってこられたからこそ、お嬢さんの様々な才能も花開き、それが結果としてハーバードということになったのでしょうね。

そこから私たちが学ぶべきことは、「時間のある今だからこそ、子育てに楽しく向き合おう」ということなのではないかな、と思います。

（シンガポールのダックバスにて）

（息子はシンガポール生まれ）

私自身、13年ほど専業主婦として過ごしてから今の仕事をスタートしています。

娘が小4くらいまでは完全に専業主婦だったので、読み聞かせをしたり、一緒に手芸をしたり、料理を作ったり、かなり時間をかけることができていたように思います。

一方で、息子の方は、幼稚園に入ったころから私の活動をスタートしたので、どうしても時間も手間もかけられません。シンシアさんの本を読んで、「できてない」と思うことも、「あちゃー」と思うことも、正直いろいろあります。

でもだからこそ、上海やシンガポールにいた時の、娘と過ごせていた時間が貴重だったな、と思えるんですよね。

楽しむ方法は、工夫次第！

子育てに専念することは、何一つ無駄にならないし、シンシアさんのように、長いブランクを経て社会復帰することだって、絶対にできる！

今を楽しみ、全力を尽くすことが、必ず次につながる。

そんなことも、きっとこの本から感じていただけると思います。

子どもの日本語維持の方法・アイデンティティの話などもありますので、長い間海外でお子さんを育てている方、今後のその可能性が高い方には特におすすめです！

ハーバード、イェール、プリンストン大学に合格した娘は、どう育てられたか ママ・シンシアの自力のつく子育て術33 | 薄井 シンシア |本 | 通販 | Amazon

 

ああ、そしてやっぱりシンシアさんはカッコいい♪

目指すべき、50代、60代の方がいるというのはとても嬉しいことですね！

 

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