ナースのお仕事は・・・

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毎度、ありちゃんです♪

先日、ナースさん（看護師）のお仕事を
間近で観る機会がありました
いろんな事を感じ、思い、学びました

その部屋は2人部屋で
同室はおじいさんでした

昼間に奥さんが面会に来ました
入って来るなり
「遅いじゃないか、待ってるんだよ！」と
「あら、昨日用事を済ませて来ると言ったでしょ
これでも急いで来たんですよ」
おじいさんの最初の大声に
ちょっとびっくりしました
『我がままなおじいさんやなぁ』と思いました

その後、穏やかに話していたから
いろんな夫婦がいるからと気にしませんでした
「そろそろ帰りますね」
「まだ、早いよ。お茶くれ、冷蔵庫にある」
「もう帰りますよ」
「タオルを取ってくれ」
かなり大きな声で話すのでつい気になります
『ああ、奥さんが帰るのが嫌なんかなぁ』と思いました

夜になり、おじいさんは
頻繁に呼び出しブザーを鳴らします
「どうしました？」
優しく声をかけるナースさん
ああしてくれ、こうしてくれとおじいさん

眠れないのでしょうか
深夜でもブザーを鳴らします
その度に「どうしました？」
おじいさんの要求を聞いて
出来るものはテキパキこなして
「眠れないの？暑くない？」
様子を聞くナースさん

おじいさんが駄々をこねたり
無理な要求だったりすると
ちゃんと聞いた後で
「そうねぇ、それは難しいなぁ
じゃぁ、ポータブルトイレをここに持ってくる？
それともオムツのほがいい？」
解決策を提案する

おじいさんがモゴモゴしていると
「ポータブルはその時呼んでくれれば手伝うよ
オムツは自分でできるし
取替えは呼んでね、どっちがいい？」
おじいさんはオムツを選択した
「じゃぁ、一人で出来る？」
「このくらい自分でできる」とおじいさん

『おやぁ、自分で選ばしてるやん、うまいなぁ(笑)』

しばらくして
「どう？」と様子を見にやってくる
「おー、前よりこっちのほうが楽だ」
おじいさんの声が柔らかくなっている

ナースさんが帰るときオイラに小さな声で
「ごめんね、部屋変えます？」
オイラにまで気を使ってくれている
でも、部屋に人の気配がなくなると
おじいさんのブザーがより鳴るような気がして
「大丈夫ですよ」と笑う

しばらくして
眠れないと言っていたおじいさんの
寝息が聞こえてきた
なんかほっとした気持ちになった
おじいさんは不安で寂しかったのかもしれないなぁ

翌朝、ナースさんに
「大変ですねぇ」と挨拶したら
ニコニコ笑いながらその人は答えた
「仕事ですから」
その包み込むような笑顔を観て思った
『俺も一度くらいはブザーを鳴らせば良かった(笑)』
おじいさんの気持ちが分かるような気がした

この人達の優しさと大きな愛情の中で
すこしづつ元気になっていくありがたさ
本当にハードな仕事なのに
凄いなぁと実感した

これからもあなたに良い事がありますように
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