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Ⅰ「アメリカ到着」


空港を出る前に

 空港を出る前に、是非お勧めしておきたいことがあります。地図を買うことです。空港の到着ロビーにあるキオスクで売っています。とりあえず周辺地域の地図、Grater ○○○ Areaなんていうのがいいでしょう。折り畳み式のものと、リングで綴じたものがあるので、お好きな方をどうぞ。
お勧めはThomas Bros. Maps のシリーズ。とても素晴らしい地図なのですが、残念ながら全米すべての都市にあるわけではありません。一方、Rand McNally社の地図は全米ほとんどの都市で見つかるでしょう。
空港ではほかにも、街のイベント情報やアトラクションの案内パンフレットが手に入ります。インフォメーションカウンターや出口近くのスタンドにいろいろあるので、ごっそりもらっていきましょう。入場料の割引クーポンなんかもついています。もうひとつ、空港で買っておくと便利なモノが「コーリングカード」(calling card)です。これはプリペイドのテレカだと思って下さい。キオスクや街のスーパーマーケットのレジの横なんかにもよく置いてあります。
ホテルから国際電話をかけるとべらぼうな通話料がかかりますので、到着後すぐ日本に電話をかけたい方には特にお勧めです。もちろん公衆電話からも使えま。$10、$50、$100などと、いろいろな金額のものが売っています。日本までの通話料はカードを出している会社ごとに違いますが、1分数セントからあります。
テレカと言っても、使い方は日本のものと全く異なります。カードそのものは日本のテレカと同じ大きさなのですが、電話機に差し込んだりはしません。カードの裏面に、800ナンバー(フリーダイヤル)があるので、まずそこに電話します。公衆電話を使うときには、はじめに25セントコインが必要になりますが、電話を切った後に戻ってきます。
電話をかけると、PINナンバーを入れろとコンピューターが言ってきます。PINとはPersonal Identification Numberの略で、暗証番号のことです。カードの裏面に銀色の部分をこすって消すと文字が出てくる、スクラッチカードのようなところがあります。そこをこすると暗証番号がでてきます。PINを打ち込むと、カードの利用可能残高を言ってきます。そのあとは普通にダイヤルするだけです。市外だったら"1"のあとにエリアコード、日本にかけるときは"011-81"と押して、市外局番のアタマの"0"をはずした数字、たとえば東京なら"3"、横浜なら"45" と入れます。

アメリカ国内の遠距離通話:1-800-xxxx-xxxx-[PIN]-1-[3桁のエリアコード]-ooo-oooo
日本への国際通話:1-800-xxxx-xxxx-[PIN]-011-81-[0なしの市外局番]-ooo-oooo

ホテルでできる情報収集

 ホテルの部屋には大抵、電話帳があります。ありますよね?見つからなかったら机の引き出しや、テレビ台の引き出しを開けてみて下さい。ありました?白いのと黄色いのと2冊見つかると思います。いま欲しいのは黄色い方、いわゆるYellow Pageです。もしなかったらフロントで借りてください。それだけの価値があります。
アメリカで新しい街に越してきたら、なにより最初に欲しいのがこのYellow Pageです。日本と同じように電話の契約をすれば配達してくれますが、その前に欲しいものです。ホテルはYellow Pageをゆっくり見られる最初のチャンスです。
Yellow Pageは企業を掲載した電話帳です。もちろんいろいろなサービスを探すのに便利なものですが、それ以上に新参者にはうれしい情報が詰まっています。特に冒頭部分には街のインフォメーションがあるので、メモを取りながらチェックしてください。
Yellow Pageを開くと必ずと言っていいほど、一番最初に緊急時の連絡先が載っています。まず、警察、消防、救急の通報の911番。でもこれ、緊急時用の番号ですから、緊急時にしか使わないで下さい。緊急時というのは、「命の危険があるとき」、「いま目の前で命に関わる事故や犯罪が起こっているとき、もしくは起ころうとしているとき」です。ですから「気づいたら財布を盗まれていた」とか、「家に帰ってみたら空き巣に荒らされていた」というときには911番は使えません。
911以外の通報連絡先は、同じページのNon-Emergency Numbersという所をみてみましょう。911番ではない、地域ごとの警察や消防などの電話番号が並んでいます。
更にページをめくっていくと、役所や学校(小、中、高)の連絡先があります。ソーシャルセキュリティーナンバーの申請所(Social Security Administration Office)や運転免許を発行しているオフィスの住所と電話番号も載っています。電気やガス、水道なども載っていますが、これはアパートのオフィスでも教えてもらえます。
市街地の簡単な地図、ローカル・バスや電車の案内所の連絡先と路線図、主なタクシー会社の電話番号もあります。タクシーは多くの街で、いわゆる「流し」はありません。もちろん空港やホテルなら問題ありませんが、普段は電話で呼びます。
他にもショッピングセンターやイベント情報、劇場、スタジアムの座席表、観光地などの情報も載っています。いろいろな店の広告も載っていて、割引クーポンなんかもついています。パラパラ眺めているだけでも楽しいですよ。
必要なオフィスや店の住所と電話番号をメモしたら、次ぎに具体的な場所を探してみましょう。空港で買った地図がさっそく役に立ちます。折り畳み地図では裏側、リングで綴じてあるタイプの地図では巻末に"Street Finder"というのがあるはずです。通りの名前がアルファベット順に並んでいるので、目指す通りの名前をみつけて下さい。その右側には、A-2とか C-5などという記号があります。綴じてあるタイプの地図ならページ数もあるはずです。地図には横に数字、縦にアルファベットが並んで升目をつくっています。A-2なら、一番左の上から2段目の升目のなかにあなたが探している通りがあるはずです。同じ名前の通りでも、St.やAve.、はたまたBlvd. など、色々あるのでよく確かめてください。あとはストリートナンバーでだいたいの場所がわかるはずです。

インターネット接続

 ラップトップ・コンピューターを持っていたら、ホテルからインターネットに繋げてみましょう。日本国内でサービス提供しているプロバイダーのなかには、アメリカ国内に追加料金なしで使えるアクセスポイントを数百箇所も用意しているところがあります。日本を出る前にホテルとおなじエリアコードの接続先番号を調べておけば、到着後すぐにインターネットが利用できます。普段はブロードバンドを使っていてPPPを使ったことのない方は、渡米前に試しておくといいでしょう。
また最近では、部屋から無料で高速インターネット接続ができるホテルやモーテルも増えてきました。予約時に確認してみてください。
電話回線を使う場合の接続方法ですが、電話機の側面にジャックがあると思います。そこに電話線を差し込んでコンピューターと繋げてください。接続用の電話線は日本のものと同じです。電話線を持ってくるのを忘れたり、電話機の側面にジャックがなかったら、電話機に繋がっている電話線を抜いて直接パソコンに繋げられます。
ホテルから外線に繋げるには、最初に「9」もしくは「0」などをプッシュします。電話機の本体かホテルの案内書に市内電話(Local call)のかけかたが書いてあるので確認してください。アメリカの市内通話はホテルからでも大抵無料です。
アパートが決まれば、電話会社、ケーブルTV会社、衛星TV会社などの常時接続サービスを利用できます。

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