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【海外健康生活Q&A】子どもへの渡航者向けワクチンはどのように接種したらいいですか?

【海外健康生活Q&A】子どもへの渡航者向けワクチンはどのように接種したらいいですか?

子どもへの海外渡航者向けワクチンの接種は、大人に準拠して行います。
ここでは子どもの海外渡航者向けワクチン接種について紹介します。

子どもの定期予防接種

子どもへの接種の留意点

子どもに接種する場合は、以下の点に留意してください。

・破傷風トキソイド

子どもは、定期予防接種の三種もしくは四種混合ワクチンで破傷風ワクチンを接種しているので、追加接種する必要はありません。

・A型肝炎ワクチン

水や食べ物などを通じてかかりやすい感染症であることから、途上国に渡航する子どもにはA型肝炎ワクチンの接種を推奨します。

・B型肝炎ワクチン

途上国、先進国問わず、子どもにはB型肝炎ワクチンの接種を推奨します。

・狂犬病ワクチン

子どもは動物に近寄っていく可能性が高いため、大人よりも接種が推奨されています。

・日本脳炎ワクチン

アジアの流行地域へ渡航する場合には、積極的に接種をお勧めしています。
生後6ヵ月から接種可能です。

・黄熱ワクチン

生後9ヵ月未満の子どもには副反応が出やすいので接種できません。

・髄膜炎菌ワクチン

アフリカなどの高度流行地域へ渡航する子どもや、アメリカ等の学校に入学するためワクチン接種を要求されている子どもに、接種をお勧めしています。

・腸チフスワクチン

南アジアやアフリカなどの高度流行地域に渡航する子どもは受けておくと安心です。


小児用予防接種の優先順位

海外渡航する子どもには、まずは定期予防接種の接種を行います。
定期予防接種がある程度終了した段階で、渡航国や地域、渡航目的に応じて、渡航者向けワクチンを接種します。

著者
福島 慎二 先生
東京医科大学病院・渡航者医療センター

監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。

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