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【海外健康生活Q&A】海外滞在中、飲酒や喫煙に関して気をつけることは何ですか?
海外滞在中は飲酒量や喫煙量が増える傾向にあり、健康に大きな影響を与えます。
ここでは海外生活での飲酒や喫煙について紹介します。
海外生活での飲酒や喫煙
海外生活では飲酒量が増える
欧米諸国では食事の際、アルコールを水代わりに飲む文化があります。
中国では、仕事相手との信頼関係を築くために、互いが酩酊するまで酒を酌み交わす習慣があります。
さらに、海外滞在中にはさまざまなストレスがかかるため、飲酒量が増えるケースも多くなります。
アルコールの健康への影響
長期間にわたって多量のアルコールを飲み続けると、高血圧の原因になります。
また、不整脈や心不全などの心臓病、脳出血やクモ膜下出血などの脳血管障害の原因にもなります。
喫煙の健康への影響と禁煙
喫煙は肺がんや肺気腫などの原因になります。
欧米諸国では多くの建物内、飲食店が喫煙禁止になっています。
また、喫煙者は自己管理ができない者とみなされるという話もよく聞きます。
海外赴任者としても、この機会を利用し、禁煙することをお勧めします。
著者
栗田 直 先生
東京医科大学病院・渡航者医療センター
監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。
海外赴任者必携『海外健康生活Q&A』
内容紹介
仕事や留学で海外に長期滞在する人は年々増加しています。海外で生活するにあたっては、感染症、メンタルヘルスの不調、生活習慣病などへの知識も必要となります。帯同する家族にも、性別や年齢に特徴的な健康問題が生じることもあるため、事前の備えが欠かせません。また、滞在先で病気になり、つらい思いをしたり、どの医療機関にかかったらいいか悩んだり、医療費の支払い方法に戸惑うなど、医療システムの面でも不安材料があります。
これらに対応するため、本書では海外出国前、滞在中、帰国後の時間軸に沿って、海外で健康な生活を送るために必要な基礎知識をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、2017年時点の地域別の流行疾病などの情報を収録しました。また、世界各地の文化や生活を理解し、健康問題の実情を垣間見ることのできるコラムや写真も随所に配置しています。
海外で生活する方々が、健康を維持しながら実り多い日々を送るために役立つ一冊です。
※このページの情報はこの書籍からの抜粋です。
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