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【海外健康生活Q&A】メンタル不調が疑われ、すぐに現地医療機関を受診すべき場合とは?
本人に病気という自覚がないことも多いため、家族や関係者が受診に同伴する場合もあります。
ここではメンタル不調時の受診すべき場合について紹介します。
メンタル不調時の受診すべき場合
相談できる医師を見つけておく
重症化を防ぐポイントは、早期発見・早期治療開始です。
日本語のカウンセリングや精神医療サポートが受けにくい海外では、セルフケアと並んで、いざという時の相談先をあらかじめ確保しておくことが大事です。
企業からの赴任で駐在する場合は、企業が契約しているEAP(社外の従業員支援プログラム)の中に、メンタルヘルス相談がないかを出国前に確認しておいてください。
一刻も早く受診する状態
自殺をほのめかしたり、妄想がある場合は、一刻も早く精神科を受診すべき状態と考えられます。
本人には病気の自覚がないことも多く、受診を勧めても拒否される時には、目を離さないように見守りつつ、知り合いに応援を頼んで一緒に病院に行ってもらいましょう。
著者
松永 優子 先生
東京医科大学病院・渡航者医療センター
監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。
海外赴任者必携『海外健康生活Q&A』
内容紹介
仕事や留学で海外に長期滞在する人は年々増加しています。海外で生活するにあたっては、感染症、メンタルヘルスの不調、生活習慣病などへの知識も必要となります。帯同する家族にも、性別や年齢に特徴的な健康問題が生じることもあるため、事前の備えが欠かせません。また、滞在先で病気になり、つらい思いをしたり、どの医療機関にかかったらいいか悩んだり、医療費の支払い方法に戸惑うなど、医療システムの面でも不安材料があります。
これらに対応するため、本書では海外出国前、滞在中、帰国後の時間軸に沿って、海外で健康な生活を送るために必要な基礎知識をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、2017年時点の地域別の流行疾病などの情報を収録しました。また、世界各地の文化や生活を理解し、健康問題の実情を垣間見ることのできるコラムや写真も随所に配置しています。
海外で生活する方々が、健康を維持しながら実り多い日々を送るために役立つ一冊です。
※このページの情報はこの書籍からの抜粋です。
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