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【海外健康生活Q&A】カルチャーショックとは何ですか?
慣れ親しんだものとは異なる文化や慣習、考え方に触れた際に経験する、心理的なショックがカルチャーショックです。
ここでは海外生活でのカルチャーショックについて紹介します。
カルチャーショックとは
新しい文化や習慣への適応段階
新しい文化や習慣には以下のような段階を経て適応していきます。
1.ハネムーン期
新しい環境にワクワクしている時期です。入国手続きなどで忙しく、無我夢中で日々を過ごします。
2.カルチャーショック
入国してしばらく経つと、現地の人との関係がうまくいかなかった時に、いろいろと考えるようになります。3.回復期
理不尽だと思っていた行動が、実は誤解で、文化の違いがもらたしたものであったことに気がつきます。4.適応期
滞在国の文化におけるルールを理解し、寛容に構えることができるようになります。適応障害や心身症にみられる症状
カルチャーショックの頻度が甚大になると、感情や行動に深刻な影響を与えることがあります。
適応障害では、現実的に対応して行動する能力が低下しており、情動は不安定です。
一方、ストレスが引きおこしたり、悪化させたりする体の病気が心身症です。
出国前にできるストレス対策
いい意味で”いいかげん”をめざすことです。
楽天的でおおらかな人のほうが、海外生活に早くなじむことができます。
渡航前にその国の歴史や文化を学んで、その国に暮らす人々の背景を知っておくことも一助になります。
著者
松永 優子 先生
東京医科大学病院・渡航者医療センター
監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。
海外赴任者必携『海外健康生活Q&A』
内容紹介
仕事や留学で海外に長期滞在する人は年々増加しています。海外で生活するにあたっては、感染症、メンタルヘルスの不調、生活習慣病などへの知識も必要となります。帯同する家族にも、性別や年齢に特徴的な健康問題が生じることもあるため、事前の備えが欠かせません。また、滞在先で病気になり、つらい思いをしたり、どの医療機関にかかったらいいか悩んだり、医療費の支払い方法に戸惑うなど、医療システムの面でも不安材料があります。
これらに対応するため、本書では海外出国前、滞在中、帰国後の時間軸に沿って、海外で健康な生活を送るために必要な基礎知識をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、2017年時点の地域別の流行疾病などの情報を収録しました。また、世界各地の文化や生活を理解し、健康問題の実情を垣間見ることのできるコラムや写真も随所に配置しています。
海外で生活する方々が、健康を維持しながら実り多い日々を送るために役立つ一冊です。
※このページの情報はこの書籍からの抜粋です。
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