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【海外健康生活Q&A】海外での出産は心配ないでしょうか?
海外での出産にあたっては、医療技術や医療費などの面を検討する必要があります。
ここでは海外での出産について紹介します。
海外での出産について
どの診療科にかかるのか
まずはホームドクターに相談しましょう。
ホームドクターがいなければ、産婦人科を受診しましょう。
医療技術やサービスの問題
先進国であれば、一般に技術面は日本と同等で、サービス面では日本よりも良質の医療を受けることもできます。
途上国では技術面で日本と同等の医療を受けるのがむずかしい場合があります。
医療費の問題
海外の場合、医療費がかなり高額になることがあります。
このため、妊娠、分娩にあたり、どれだけの医療費がかかるかを事前に調べておきましょう。
海外旅行保険では、妊娠や分娩にともなう医療費をカバーしてくれません。
入院期間
海外で出産する場合、入院期間が大変に短くなります。
正常分娩ですと2~3日で退院になります。
これは出産にともなう医療費をできるだけ軽減するためです。
日本で出産する場合
日本に帰国するのは妊娠4ヵ月以降の安定期になってからがいいでしょう。
滞在先で診察を受けている人は、日本の医療機関宛ての紹介状を作成してもらいましょう。
監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。
海外赴任者必携『海外健康生活Q&A』
内容紹介
仕事や留学で海外に長期滞在する人は年々増加しています。海外で生活するにあたっては、感染症、メンタルヘルスの不調、生活習慣病などへの知識も必要となります。帯同する家族にも、性別や年齢に特徴的な健康問題が生じることもあるため、事前の備えが欠かせません。また、滞在先で病気になり、つらい思いをしたり、どの医療機関にかかったらいいか悩んだり、医療費の支払い方法に戸惑うなど、医療システムの面でも不安材料があります。
これらに対応するため、本書では海外出国前、滞在中、帰国後の時間軸に沿って、海外で健康な生活を送るために必要な基礎知識をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、2017年時点の地域別の流行疾病などの情報を収録しました。また、世界各地の文化や生活を理解し、健康問題の実情を垣間見ることのできるコラムや写真も随所に配置しています。
海外で生活する方々が、健康を維持しながら実り多い日々を送るために役立つ一冊です。
※このページの情報はこの書籍からの抜粋です。
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