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【海外健康生活Q&A】海外の医療機関を利用する際には、どのような不便がありますか?
海外の医療機関を利用すると、さまざまな点で不便さを感じます。
ここでは海外医療機関の問題点について紹介します。
海外医療機関の問題点
医療費の問題
海外の医療機関は受診者に全額請求するため、医療費が高いと感じる人が多いようです。
欧米諸国などでは医療費そのものが日本より高めに設定されていますし、どの国であっても高度医療を受けると、高額の医療費が請求されます。
医療レベルの問題
途上国には医師のレベルや医療機器の状態などに問題のある医療機関が数多く存在します。
しかし、途上国でも日本人が滞在する都市部には、外国人向けの民間の医療機関が少なからず存在し、医療費は少々高額になりますが、一定レベルの医療を受けることが可能になっています。
医療システムの問題
海外で体験する医療システムが使いにくいと感じる日本人は多いようです。
そこで海外の医療システムについて事前に情報入手しておくことをお勧めします。
言葉の問題
日本語が通じない場合は、滞在する国の言葉や英語などで会話をすることになりますが、医療機関での会話は特殊用語が多く、滞在する国の言葉を流暢に話せる人でも、なかなか上手に通じないことが多いようです。
監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。
海外赴任者必携『海外健康生活Q&A』
内容紹介
仕事や留学で海外に長期滞在する人は年々増加しています。海外で生活するにあたっては、感染症、メンタルヘルスの不調、生活習慣病などへの知識も必要となります。帯同する家族にも、性別や年齢に特徴的な健康問題が生じることもあるため、事前の備えが欠かせません。また、滞在先で病気になり、つらい思いをしたり、どの医療機関にかかったらいいか悩んだり、医療費の支払い方法に戸惑うなど、医療システムの面でも不安材料があります。
これらに対応するため、本書では海外出国前、滞在中、帰国後の時間軸に沿って、海外で健康な生活を送るために必要な基礎知識をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、2017年時点の地域別の流行疾病などの情報を収録しました。また、世界各地の文化や生活を理解し、健康問題の実情を垣間見ることのできるコラムや写真も随所に配置しています。
海外で生活する方々が、健康を維持しながら実り多い日々を送るために役立つ一冊です。
※このページの情報はこの書籍からの抜粋です。
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