海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。
【海外健康生活Q&A】なぜ、海外渡航者に予防接種を推奨するのですか?
海外に滞在中は感染症にかかるリスクが国内での生活よりも高くなります。このため、海外渡航者には予防接種をお勧めしています。ここでは予防接種について紹介します。
予防接種とは
予防接種とは
予防接種とはワクチンを接種して病原体への免疫を獲得する方法です。
ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。
生ワクチンは病原体を弱らせたもので、これを接種すると感染がおこりますが、間もなく病原体は死滅するので発病はせず、免疫だけがつきます。
不活化ワクチンは病原体の死骸や成分を用いたワクチンです。あまり強い免疫は得られず、通常は数回の接種が必要になります。
海外での感染症のリスク
予防接種の目的は感染症を防ぐことにあります。海外でも途上国では感染症にかかるリスクが高くなるため、出国前の予防接種をお勧めしています。
予防接種の効果
予防接種の効果は感染症の種類によって異なるため、効果が低い場合は、たとえ予防接種を受けていても、生活面での注意も欠かさないようにしてください。
どこで接種を受けるか
海外渡航者向けの予防接種を実施している医療機関は、あまり多くありません。
まずはトラベルクリニックを探してみてください。
監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。
海外赴任者必携『海外健康生活Q&A』
内容紹介
仕事や留学で海外に長期滞在する人は年々増加しています。海外で生活するにあたっては、感染症、メンタルヘルスの不調、生活習慣病などへの知識も必要となります。帯同する家族にも、性別や年齢に特徴的な健康問題が生じることもあるため、事前の備えが欠かせません。また、滞在先で病気になり、つらい思いをしたり、どの医療機関にかかったらいいか悩んだり、医療費の支払い方法に戸惑うなど、医療システムの面でも不安材料があります。
これらに対応するため、本書では海外出国前、滞在中、帰国後の時間軸に沿って、海外で健康な生活を送るために必要な基礎知識をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、2017年時点の地域別の流行疾病などの情報を収録しました。また、世界各地の文化や生活を理解し、健康問題の実情を垣間見ることのできるコラムや写真も随所に配置しています。
海外で生活する方々が、健康を維持しながら実り多い日々を送るために役立つ一冊です。
※このページの情報はこの書籍からの抜粋です。
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