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【海外健康生活Q&A】昆虫が媒介する感染症はどのように予防すればいいですか?
デング熱やマラリアなどの予防には、蚊に刺されない対策をとりましょう。皮膚の露出を少なくしたり、昆虫忌避剤を用いることも有効です。ここではその概要を紹介します。
昆虫が媒介する感染症の予防対策
蚊に刺されない対策
予防のためには、長袖・長ズボンなどの着用で皮膚の露出を少なくする対策をとりましょう。また、皮膚に昆虫忌避剤を塗布することも有効です。
屋内への蚊の侵入を防ぐには、殺虫剤や蚊取り線香、蚊帳を使用しましょう。
昆虫忌避剤の使用
昆虫忌避剤とは、皮膚や洋服の上に塗布して、蚊が近づくのを防ぐ製剤です。
使用後にきちんと皮膚を洗浄すれば、皮膚トラブルの予防もできます。
蚊を発生させない対策
流行地域に長期滞在する時は、蚊を発生させないことが根本的な対策になります。
住居周囲に水たまりをつくらないよう、管理に留意してください。
ダニが媒介する病気
ダニが媒介する病気を予防するには、草原や森林に立ち入る際に長袖・長ズボンなどを着用し、ダニに刺されないよう注意することが大切です。
もしダニに刺されていたら、すぐに除去し、さされた部分を消毒しましょう。
監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。
海外赴任者必携『海外健康生活Q&A』
内容紹介
仕事や留学で海外に長期滞在する人は年々増加しています。海外で生活するにあたっては、感染症、メンタルヘルスの不調、生活習慣病などへの知識も必要となります。帯同する家族にも、性別や年齢に特徴的な健康問題が生じることもあるため、事前の備えが欠かせません。また、滞在先で病気になり、つらい思いをしたり、どの医療機関にかかったらいいか悩んだり、医療費の支払い方法に戸惑うなど、医療システムの面でも不安材料があります。
これらに対応するため、本書では海外出国前、滞在中、帰国後の時間軸に沿って、海外で健康な生活を送るために必要な基礎知識をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、2017年時点の地域別の流行疾病などの情報を収録しました。また、世界各地の文化や生活を理解し、健康問題の実情を垣間見ることのできるコラムや写真も随所に配置しています。
海外で生活する方々が、健康を維持しながら実り多い日々を送るために役立つ一冊です。
※このページの情報はこの書籍からの抜粋です。
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