海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。
【海外健康生活Q&A】持病で治療を受けていますが、何を準備したらいいですか?
日頃から持病があり、医師の診察を定期的に受けている人は、滞在先でどのように診察を続けるのかが心配になります。まずは日本の主治医を受診して、今後の診療について相談をしてください。ここではその概要を紹介します。
主治医の診断と英文の紹介状作成
海外赴任の可否
持病のある人で海外赴任の予定がある場合、まずは主治医に赴任の可否を判定してもらいましょう。
可能ということであれば、次に診察をどのように継続するかの判断になります。
紹介状の作成
日本の主治医には、紹介状の作成をお願いしましょう。
紹介状の言語については、英語圏以外の国に滞在する場合でも、英語の記載で問題ありません。紹介状に記載する内容は、病名、経過、服用している薬の名前などになります。
滞在先での医療機関の選び方
まずは滞在先のホームドクターを受診し、専門医を受診したほうがいいかどうかの判断をしてもらいましょう。
もし、日本の主治医の知り合いが滞在先にいれば、その医師の紹介を受けるという方法もあります。
薬の処方
現在、薬を服用中の人は、その薬が現地でも入手できるかを調べておく必要があります。日本の主治医、または日本の販売元に問い合わせましょう。
出国前には日本の主治医から薬を多めに処方してもらうようにしましょう。
監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。
海外赴任者必携『海外健康生活Q&A』
内容紹介
仕事や留学で海外に長期滞在する人は年々増加しています。海外で生活するにあたっては、感染症、メンタルヘルスの不調、生活習慣病などへの知識も必要となります。帯同する家族にも、性別や年齢に特徴的な健康問題が生じることもあるため、事前の備えが欠かせません。また、滞在先で病気になり、つらい思いをしたり、どの医療機関にかかったらいいか悩んだり、医療費の支払い方法に戸惑うなど、医療システムの面でも不安材料があります。
これらに対応するため、本書では海外出国前、滞在中、帰国後の時間軸に沿って、海外で健康な生活を送るために必要な基礎知識をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、2017年時点の地域別の流行疾病などの情報を収録しました。また、世界各地の文化や生活を理解し、健康問題の実情を垣間見ることのできるコラムや写真も随所に配置しています。
海外で生活する方々が、健康を維持しながら実り多い日々を送るために役立つ一冊です。
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