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【海外健康生活Q&A】携帯医薬品として、どのような薬を準備したらいいですか?
海外の薬局で販売されている医薬品は含有量が多く、日本人には強すぎるといわれています。また、途上国では薬の品質が悪かったり、偽薬が販売されていることもあります。そこで、日本で医薬品を準備し、それを滞在先に携帯することをお勧めしています。ここではその概要を紹介します。
国内医薬品の準備を
準備する医薬品の種類
準備する医薬品は頻度の高い病気を想定して選びましょう。
種類としては、総合感冒薬(カゼ薬)、整腸薬(下痢止め)、健胃薬などの内服薬とともに、皮膚の軟膏、消毒薬などの外用薬があげられます。
一年間滞在するとして一人当たり1~2週間分を準備してください。
医薬品準備の注意点
内服薬の場合、錠剤やカプセルを選んでください。
添付文章も必ず持参し、その指示に従って服用するようにしましょう。
なお、医薬品の保管は冷暗所が原則です。
入国時の注意
もし、入国時に係官などから質問された場合は、「自分の健康のために使用します」と伝えてください。
持病があり大量の医薬品を持ち込む場合は、日本の主治医からの英文の診断書を作成してもらいましょう。
海外で手に入りにくい医薬品
たとえば皮膚の軟膏や湿布などは、日本ほどの種類が海外にはありません。
アレルギー関係の薬も、海外では日本ほど種類が豊富ではないようです。
監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。
海外赴任者必携『海外健康生活Q&A』
内容紹介
仕事や留学で海外に長期滞在する人は年々増加しています。海外で生活するにあたっては、感染症、メンタルヘルスの不調、生活習慣病などへの知識も必要となります。帯同する家族にも、性別や年齢に特徴的な健康問題が生じることもあるため、事前の備えが欠かせません。また、滞在先で病気になり、つらい思いをしたり、どの医療機関にかかったらいいか悩んだり、医療費の支払い方法に戸惑うなど、医療システムの面でも不安材料があります。
これらに対応するため、本書では海外出国前、滞在中、帰国後の時間軸に沿って、海外で健康な生活を送るために必要な基礎知識をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、2017年時点の地域別の流行疾病などの情報を収録しました。また、世界各地の文化や生活を理解し、健康問題の実情を垣間見ることのできるコラムや写真も随所に配置しています。
海外で生活する方々が、健康を維持しながら実り多い日々を送るために役立つ一冊です。
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