【海外健康生活Q&A】海外で生活する際に注意する健康問題を教えてください

感染症

海外、特に途上国では感染症が猛威をふるっており、日本人が滞在中にかかるケースがよくみられます。
途上国に滞在する際には、衛生環境が日本と異なることを自覚しましょう。

生活習慣病

海外では日本と食生活が異なるため、生活習慣病にかかりやすい傾向があります。
国内での生活以上に、食生活や運動などへの注意が必要です。

メンタルヘルスの不調

海外での生活にはストレスがつきものです。
日頃から、こうしたストレスをうまく回避するよう心がけてください。
また、ストレスを溜め込まないように、スポーツなどをして発散するようにしましょう。

気候の変化による不調

その国の気候に順応できずに体調を崩してしまうことが多くあります。
たとえば、熱帯の暑い国に滞在すると、熱射病や皮膚の病気をおこす人が増えます。
また、乾燥した気候の国では、上気道炎やアレルギー性鼻炎になる人が増えます。
その気候にあわせた対策が必要です。

医療施設の問題

海外に滞在中はさまざまな健康問題がおこりますが、滞在先の医療機関を利用する人はあまり多くありません。
これは日本国内のように容易に受診できないからで、また言葉の面、システムの面、医療費の面など多くの障害があるようです。
しかし、海外で健康な生活を送るには、積極的に医療機関を利用することが必要なのです。

監修
東京医科大学病院
渡航者医療センター 教授
濱田 篤郎 先生
※このページの情報は以下の書籍からの抜粋です。詳細は書籍をご覧ください。