海外出張滞在の諸情報




携帯電話

レンタル携帯

短期の海外出張ならレンタルが便利である。ほとんどの国で使える。さまざまなサービスを付加したものがあるので、それぞれの出張のスタイルや期間、現地での使い方などを考慮して検討するとよい。
業者によっては、アメリカ、カナダ、イギリス、シンガポール、中国、韓国、香港、台湾などでのレンタルは、料金の設定が格安になっている。また、業者によってサービスの内容が異なるので、よく確かめたうえで購入するようにしよう。
現地で携帯電話に加入する場合は通常、住所を証明するものとパスポートの写しが必要になる。手続きはどの国も一般電話より簡単だが、固定電話と同様に国際電話をかけるための保証金が高い。

国際電話・携帯電話・コーリングカード
あれば便利、簡単契約

国際電話

種類と特徴

海外の出張先では、日本との連絡などおのずと国際電話の使用頻度が高くなる。国際電話には次のような種類・特徴があるので、目的などに応じて上手に使い分けたい。

  • Station-Call(通常の番号電話)
    ダイヤル直通あるいは交換手によって回線がつながったときから課金され、話した時間だけ通話料金を支払う。
  • Collect-Call(通信料金受信者負担)
    交換手にコレクトコールであることを告げ、相手の電話番号を伝えてから接続してもらう。通話の相手が料金の支払いに同意しなければ通話できない。通話料金はStation-Callの1.5倍。
  • Person-to-Person Call(指名通話)
    通話する相手を指名して交換手に申し込む。通話者が不在の場合は、費用はかからない。通話した場合の料金はStation-Callの2倍。

格安サービス

海外国際電話にもさまざまな「格安サービス」がある。インターネットの検索サイトを見ると、かなりの「格安国際電話」が出てくるが、表示価格より高くなるケースや、携帯電話からかける場合には適用されないケースなどがある。本当に格安かどうか、よく確認してから利用するようにしたい。

コールバック・サービス

アメリカの通信会社から格安の電話回線を借り受け、その電話交換機を経由して国際電話が安く利用できるシステム。

「自分の電話からアメリカのアクセス番号に電話をかけ、呼び出し音が聞こえたら電話を切る」

(折り返し電話がかかってくる)

「受話器を取って、電話したい相手の番号をダイヤルする」という手順で利用する。

頻繁に使う番号であれば、短縮ダイヤルの登録も可能。

参考:国際電話について

インターネット電話

IP電話で通話

最近、急速に普及しているのがIP電話。出張先の事業所などでは開設しているケースが少なくないが、個人でも利用者が急速に増えている。
従来の電話は1回線1本の回線であったのに対し、IP電話はインターネットを使った電話である。特徴としては、同じプロバイダーを使う人同士の間の通話料は無料になるほか、一般電話や国際電話への通話も安い。IP電話にはインターネットプロバイダータイプ(プロバイダーにインターネットの申し込みが必要)と、NTT市外通話+IP電話業者タイプ(インターネットプロバイダータイプより価格は高いものの、インターネットへ申し込む必要がない)の2タイプがある。
また最近では、持ち運びが便利なUSBメモリータイプのIP電話も販売されている。

参考:USBメモリー型IP電話「ImPhone(アィムフォン)」

電化製品

電圧事情

日本の電源電圧は100ボルトだが、海外では国・地域(同じ国内でも地方によって異なる場合がある)によって115ボルトから240ボルトまでじつにさまざまである。したがって、日本から持参したシェーバー、ドライヤー、パソコンのACアダプタなどはほとんど使えない。出張先の国・地域に合わせた変圧器を携行する必要がある。
その際、気をつけなければならないのは、何に使うのか、消費電力は何ワットか、また電圧は何ボルトか、コンセントの形状は、などについて事前に調べておくことである。なかでも要注意はアメリカ。コンセントの形状が日本と同じでも電圧は120ボルト。器具によっては使えるものもあるが、基本的には使えないと考えたほうがよい。
逆に、アメリカで買ったアメリカ用の電気機器は日本では使えない。

テレビの方式とビデオ・DVDソフト

カラーテレビの方式が、日本・北米はNTSC方式。一方ヨーロッパ・東南アジア・オセアニアはPAL方式(一部はSECAM)。したがって、北米では日本のビデオを観ることができるが、ヨーロッパ・東南アジア・オセアニアでは日本のビデオを持参しても再生できない。DVDソフトも要注意。映像DVDは国際的な取り決めで、DVDソフトとDVDプレーヤに「地域コード」が設定されている。
地域コードは次のとおり。
1→米国・カナダ 2→ヨーロッパ・中近東・南ア・日本 3→東南アジア 4→オーストラリア・中南米 5→アフリカ・アジア・東ヨーロッパ 6→中国
日本のDVDソフトを視聴できるのは、「2」の地域だけとなる。

参考:
世界主要地域の電気方式

メディアの活用

新聞の「衛星版」を読む

海外の出張先で毎日、日本の新聞を読もうと思っても駅の売店や街角のスタンドでは売っていない。しかし、最近は「衛星版」と呼ばれる新聞が、各地域の拠点都市で発行されている。
朝日新聞の国際衛星版は、本社のニュースがそのままロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、シンガポールなどの海外拠点に送信されて印刷・発行される。出張先によっては出勤前に読むことができる。
読売新聞の衛星版もロンドン、バンコク、香港で配信されているため、欧州各国や東南アジアの各地で読むことができる。日本経済新聞の国際版も世界の約130都市をカバーしている。

「海外新聞普及」

新聞の衛星版(国際版)の購読は、専門の発送会社である「海外新聞普及」(OCS)を利用すると便利。独自のシステムを使って、短期の出張者や旅行者が滞在するホテルのフロントまで配達してくれる。通常の日刊紙や衛星版のほかに業界紙や雑誌、書籍なども注文すれば送付してくれる。
出張先で地元の産業経済ニュースを入手したい場合は、エヌ・エヌ・エーがアジア(9か国・地域)、オーストラリア、イギリスで配信している「The Daily NNA」(日本語)が役に立つ。

参考:
日本の新聞について
日本のTV・ラジオについて

国際郵便

通常郵便物(ポスト/メール)

書状、航空書簡、郵便ハガキ、印刷物、小形包装物、点字郵便物に分かれ、航空、エコノミー航空、船便の扱いがある。
書状は、形態や封かんの条件はないが、封筒に入れたものについては長方形でなければならない。郵便ハガキは取り扱いに十分耐えられる紙質で、やはり長方形でなければならない。
「航空書簡」は、世界各国へ均一料金(日本発は90円)で送れるが、中に物品を入れることはできない。郵便ハガキも均一料金(日本発は70円)。
「印刷物」は、新聞紙、定期刊行物、書籍、冊子などを内容とする郵便物で、開封できる封筒を使うことが条件。封の上に赤の英文または仏文で、開封可能な中身であることも明記しなければならない。
「小形包装物」は重量制限が2kgまでなので、小さくて軽い物を送るときに便利。料金も小包郵便物より安い。

小包郵便物(パーセル)

航空、エコノミー航空、船便の扱いがある。重量制限は国によって異なるが、おおむね30㎏まで。なかには10kgまでしか取り扱わない国もあるので、事前に郵便局で確かめる必要がある。

国際スピード郵便(EMS)

「国際エクスプレスメール」ともいう。緊急を要する書類や荷物を、迅速かつ確実に届けるときなどに便利。世界各国(地域)の主要都市には平均2~3日で届く。取り扱い重量は30kgまで。着否の確認ができるコンピューターのオンライン追跡システムは、アメリカ、カナダ、フランス、イギリスなど40か国(地域)との間で結ばれている。

国際レタックス

緊急のメッセージや図表、イラストなどを当日または翌日までに届けるサービス。宛先の国の郵便局まではファックス、そのあとは郵便で配達する。所定の手続きをすれば、手元のファックスから直接送信することも可能。
用紙はA4判、または郵便局の専門用紙を使用。B4判の原稿は現地でA4判に縮小される。全世界均一料金の国際ミニレタックス(メッセージ部分がA5判)もあるので、窓口で相談するとよい。

参考:国際郵便について

車の運転

安全運転

短期出張の場合は、できれば車の運転は避けたほうが無難である。出張先が日本と同じ右ハンドル・左側走行の国であっても、交通ルールや道路環境の違いが負担になり、思わぬ事故を招きかねない。しかし、業務上どうしても運転をしなければならない場合もある。絶対に事故など起こさないよう安全運転を心がけてほしい。

国際運転免許証

出張先で車を運転するためには、国際運転免許証を取得しなければならないが、国によっては日本の国際免許証だけでは運転できないところもある。本来は、日本の国際免許証を提示して、その国の免許証を仮発行してもらうのがルール。
国際運転免許証は、現在の免許証を更新している試験場や警察署の窓口で申請すると取得できる。申請書に必要事項を記入し、現在所持している免許証(有効期限1年以上)、パスポートなど外国への渡航証明書、申請前6か月以内に撮影した顔写真(5cm×4cm)を沿えて提出する。
国際運転免許証の有効期限は1年だが、更新制度がないため有効期限が切れた後は出張先で現地の運転免許証を取得しなければならない。

現地で運転免許証を取得

国内の運転免許証と国際運転免許証を持って地元警察署の窓口に行き、免許証の発行を申請する。国や州によっては筆記試験を課されることもあるが、英語圏以外でも外国人には英語の問題を用意してくれる。問題は常識的なものが多く、問題数もそれほど多くはない。視力検査をするところもあるので、メガネ使用者はメガネを忘れないようにする。写真も用意する。

レンタカー

出張先の都市でレンタカーを利用する場合は、日本を出発する前にインターネットなどで専門業者に予約できる。予約の際には、国内の運転免許証と国際運転免許証が必要。国や地域、車のクラスによっては年齢が30歳以上などに制限されている場合があるので注意する必要がある。

便利なグッツ・レンタル用品・レンタカー
海外出張の必需品・できればレンタル

パーティー

心構えとマナー

海外の出張先では、取引先や友人宅などのパーティーに招かれることが少なくない。相互の理解を深め信頼感を高めるために、パーティーは重要な役割を果たしているので、招かれたら積極的に出席するようにしたい。初めての人にとっては、さまざまな人との出会いの場にもなる。
パーティーの形式がよくわからない場合は、会場で慌てないように事前に内容をよく確認してから出かけるようにしよう。ネクタイ着用か否か、靴はフォーマルか否か、などである。パーティーの趣旨や形態がわかったら、それにふさわしい服装で出かける。手土産を持参する場合はクッキーやチョコレートが無難。花束を贈る場合は当日の午前中までに届くように手配する。
会場で初対面の人を紹介されたら、積極的に言葉を交わすようにしよう。テーブルに座る場合の席順は、真ん中が主賓で、その向かいがホストになる。また男女はできるだけ交互に座るなどの原則があるが、国や地域によっては必ずしもこうした原則にこだわらない。
食事は、同席者に不快な思いをさせないようにする。音を立てて食べない、食器の音を立てない、食べ物を口に含んだまま話さないなどは、最低限のマナー。

冠婚葬祭

出張先では、現地スタッフの冠婚葬祭などに出席しなければならないことがある。冠婚葬祭は、その国の宗教や民族の風俗習慣などを体験できる絶好の機会。祝いごとは心から喜び、悔やみごとは同情の気持ちをもって臨むようにしよう。
冠婚葬祭での服装は、一般的には常識の範囲で考えればよい。しきたりなどがある場合は、もちろんその土地の習慣に従う。祝儀や不祝儀の額は、出張先の先輩や周りの人などに聞いておくとよい。また、冠婚葬祭の会食に、口に合わないものなどが出てきても嫌な顔をしないようにしよう。

食事・ショッピング

請求書をチェック

レストランで食事をした後は、代金を払う前に必ず請求書の明細をチェックしよう。注文したものと出されたものが合っているか、他のテーブルの勘定書ではないか、などを確認する。注文の品数や食事をした人数などが間違っていたら、すぐに申し出よう。
ホテルでも、電話代やルームサービス、部屋のミニバーなどの料金を間違えることがあるのでチェックを忘れずに。

お土産は値引き交渉を

海外でお土産などを買うときは、値切るのが原則。日本人は金持ちと見られているから、場所によっては法外な値段をふっかけられることもある。最初は、売り値の半値くらいから交渉を始めるのが一般的。有名ブランドを除けば「一流」といわれている店でも、値引き交渉ができることが多い。買い物は、1軒の店だけで決めないで、数件回ってから決めるのもコツ。

偽ブランド品は持ち込めない

アジアなどで横行している偽ブランド品には要注意。偽ブランド品は、承知のうえで買っても日本には持ち込めないし、見つかれば没収される。


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