海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。
[NEWS]フランス:広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起(在フランス日本国大使館)
2018年02月07日
●世界保健機関(WHO)は、エクアドル、ガイアナ、コスタリカ、ジャマイカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ボリビア、仏領ギアナ及びバハマにおけるジカウイルス感染症の伝播状況に関するカテゴリーを変更しましたが、引き続き同感染症に注意してください。
●在フランス大使館管轄の地域では、サン・マルタン(カテゴリー1)、ギアナ(カテゴリー2)、グアドループ、サン・バルテルミー島、マルティニーク、ポリネシア、ニューカレドニア(カテゴリー3)、マヨット、レユニオン(カテゴリー4)に対してWHOが注意喚起を発出しています。
外務省では、2月6日付にて広域情報「ジカウイルス感染症に関する注意喚起(その11) 」を発出しましたので、お知らせします。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C021.html
(以下、広域情報)
ジカウイルス感染症に関する注意喚起(WHOの伝播状況カテゴリー変更:エクアドル他8か国・地域)(その11) 2018年02月06日
【ポイント】
●世界保健機関(WHO)は、エクアドル、ガイアナ、コスタリカ、ジャマイカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ボリビア、仏領ギアナ及びバハマにおけるジカウイルス感染症の伝播状況に関するカテゴリーを変更しましたが(以下1.(2)参照)、引き続き同感染症に注意してください。
1.WHOによるジカウイルス感染症の伝播状況に関するカテゴリー変更
(1)世界保健機関(WHO)は、ジカウイルス感染症の伝播状況及びその潜在性に応じて以下の4つのカテゴリーに分類して注意喚起を行っており、妊娠中の女性に対して、カテゴリー1及び2に含まれる地域には渡航しないよう呼びかけています。
カテゴリー1:2015年以降初めて又は再び感染事例が報告され、現在も感染伝播が起きている地域
カテゴリー2:2015年以前にウイルス伝播が確認又は2015年以降新たに感染事例が報告され、中断なく感染伝播が起きている地域
カテゴリー3:感染伝播は途絶えているが、将来感染伝播が起こる可能性がある地域
カテゴリー4:ネッタイシマカの生息が確認されているが、これまでに感染事例の報告がない地域
(2)今般、WHOは、エクアドル、ガイアナ、コスタリカ、ジャマイカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ボリビア、仏領ギアナ及びバハマの現在の伝播状況に鑑み、これらの国の分類を以下のとおり変更しました。
○エクアドル、ガイアナ、コスタリカ、ジャマイカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ボリビア及び仏領ギアナ
カテゴリー1からカテゴリー2へ変更
○バハマ
カテゴリー1からカテゴリー3へ変更
(3)WHOによるカテゴリー分類
○カテゴリー1
【アフリカ地域】
アンゴラ、ギニアビサウ
【中南米地域】
アルゼンチン、アンティグア・バーブーダ、グレナダ、キューバ、セントルシア、セントクリストファー・ネーヴィス、セントビンセントグレナディーン諸島、ドミニカ、トリニダード・トバゴ、バルバドス、ベリーズ、ペルー、英領(アンギラ、タークス・カイコス諸島、バージン諸島、モントセラト)、フランス領(サン・マルタン)、オランダ領(アルバ、ボネール、キュラソー、シント・マールテン、シント・ユースタティウス島及びサバ島)、米領バージン諸島
【北米地域】
米国フロリダ州の一部地域、米国テキサス州の一部地域
(参考)
米国におけるジカウイルス感染症の発生状況(米国疾病管理センター)
https://wwwnc.cdc.gov/travel/page/zika-travel-information
【アジア地域】
シンガポール、
【大洋州地域】
サモア、ソロモン、トンガ、
○カテゴリー2
【中南米地域】
エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、ジャマイカ、スリナム、ドミニカ共和国、ニカラグア、ハイチ、パラグアイ、パナマ、ブラジル、ベネズエラ、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ、米領プエルトリコ、フランス領ギアナ
【アフリカ地域】
ウガンダ、カーボヴェルデ、ガボン、カメルーン、コートジボワール、セネガル、中央アフリカ、ナイジェリア、ブルキナファソ、ブルンジ
【アジア地域】
インド、インドネシア、カンボジア、タイ、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、モルディブ、ラオス
【大洋州地域】
パプアニューギニア、フィジー
○カテゴリー3
【中南米地域】
バハマ、フランス領(グアドループ、サン・バルテルミー島、マルティニーク)、英領ケイマン諸島
【大洋州地域】
バヌアツ、パラオ、マーシャル、ミクロネシア、チリ領イースター島,クック諸島、仏領ポリネシア、仏領ニューカレドニア、米領サモア
○カテゴリー4
【アフリカ地域】
エジプト、エリトリア、エチオピア、ガーナ、ガンビア、ギニア、ケニア、コモロ、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、サントメ・プリンシペ、ザンビア、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、赤道ギニア、セーシェル、ソマリア、タンザニア、チャド、トーゴ、ナミビア、ニジェール、ベナン、ボツワナ、モザンビーク、マダガスカル、マラウイ、マリ、南アフリカ、南スーダン、モーリシャス、リベリア、ルワンダ、仏領マヨット、仏領レユニオン、
【中南米地域】
ウルグアイ
【中東地域】
イエメン、オマーン、サウジアラビア
【ヨーロッパ地域】
ジョージア、トルコ、ロシア、ポルトガル領マディラ
【アジア地域】
スリランカ、中国、ネパール、パキスタン、東ティモール、ブータン、ブルネイ、ミャンマー
【大洋州】
オーストラリア、キリバス、クリスマス諸島、ツバル、ナウル、ニウエ、ニュージーランド領トケラウ、米領(グアム、北マリアナ諸島)、仏領ウォリス・フツナ
参考:WHOホームページ(英文)
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/classification-tables/en/
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/259368/1/zika-classification-23Oct17-eng.pdf?ua=1
2.ジカウイルス感染症について
(1)感染経路
ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染します。感染した人を蚊が刺すと、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊に他の人が刺されると感染する可能性があります。また、母胎から胎児への感染(母子感染)、輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。こうしたリスクを考慮し、流行地域に滞在中は、症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えるようご注意ください。また、流行地域から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず、最低6か月間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えるようにしてください。なお、性行為による感染は、男性から女性パートナーのみならず、女性から男性パートナーへの感染例も報告されています。
(2)症状
ジカウイルスに感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は2~12日であり、主に2~7日で、およそ2割の人に発症すると言われています。発症すると軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、疲労感、倦怠感などを呈しますが、一般的にデング熱やチクングニア熱より軽症と言われています。
(3)治療方法
現在、ジカウイルス感染症には有効なワクチンや特異的な治療法はなく、対症療法が行われます。ジカウイルス感染症が流行している地域で蚊に刺された後に発熱が続く、または発疹が出るなど、ジカウイルス感染症を疑う症状が現れた場合には、医療機関への受診をお勧めします。
(4)予防
ジカウイルス感染症には有効なワクチンもなく、蚊に刺されないようにすることが最善の予防方法です。これらの感染症の発生地域に旅行を予定されている方は、次の点に十分注意の上、感染予防に努めてください。また、症状の有無にかかわらず、帰国後少なくとも2週間程度は忌避剤を使用し、蚊に刺されないための対策を行ってください。
●外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし、肌の露出した部分や衣服に昆虫忌避剤(虫除けスプレー等)を2~3時間おきに塗布する。昆虫忌避剤は、ディート(DEET)やイカリジン等の有効成分のうちの1つを含むものを、商品毎の用法・用量や使用上の注意を守って適切に使用する。一般的に、有効成分の濃度が高いほど、蚊の吸血に対する効果が長く持続すると言われている。
●室内においても、電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤、蚊帳(かや)等を効果的に使用する。
●規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつける。
●軽度の発熱や頭痛、関節痛や結膜炎、発疹等が現れた場合には、ジカウイルス感染症を疑って、直ちに専門医師の診断を受ける。
●蚊の繁殖を防ぐために、タイヤ、バケツ、おもちゃ、ペットの餌皿等を屋外放置しない、植木の水受け等には砂を入れるなどの対策をとる。
3.発生地域からの帰国時・帰国後の対応(日本国内の検疫について)
蚊に刺され心配な方や発熱等の症状のある方は、帰国された際に、空港の検疫所でご相談ください。
また、帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所等にご相談ください。なお、発熱などの症状がある場合には、医療機関を受診してください。
4.海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
(参考情報)
○厚生労働省HP(ジカウイルス感染症について)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html
○世界保健機関(WHO):Microcephaly/Zika virus(英文)
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/en/
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/(PC版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html(スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp(モバイル版)
2018年2月6日
在フランス日本国大使館領事部
電話:01-4888-6200(海外からは +33-1-4888-6200)
引用元:在フランス日本国大使館
●在フランス大使館管轄の地域では、サン・マルタン(カテゴリー1)、ギアナ(カテゴリー2)、グアドループ、サン・バルテルミー島、マルティニーク、ポリネシア、ニューカレドニア(カテゴリー3)、マヨット、レユニオン(カテゴリー4)に対してWHOが注意喚起を発出しています。
外務省では、2月6日付にて広域情報「ジカウイルス感染症に関する注意喚起(その11) 」を発出しましたので、お知らせします。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C021.html
(以下、広域情報)
ジカウイルス感染症に関する注意喚起(WHOの伝播状況カテゴリー変更:エクアドル他8か国・地域)(その11) 2018年02月06日
【ポイント】
●世界保健機関(WHO)は、エクアドル、ガイアナ、コスタリカ、ジャマイカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ボリビア、仏領ギアナ及びバハマにおけるジカウイルス感染症の伝播状況に関するカテゴリーを変更しましたが(以下1.(2)参照)、引き続き同感染症に注意してください。
1.WHOによるジカウイルス感染症の伝播状況に関するカテゴリー変更
(1)世界保健機関(WHO)は、ジカウイルス感染症の伝播状況及びその潜在性に応じて以下の4つのカテゴリーに分類して注意喚起を行っており、妊娠中の女性に対して、カテゴリー1及び2に含まれる地域には渡航しないよう呼びかけています。
カテゴリー1:2015年以降初めて又は再び感染事例が報告され、現在も感染伝播が起きている地域
カテゴリー2:2015年以前にウイルス伝播が確認又は2015年以降新たに感染事例が報告され、中断なく感染伝播が起きている地域
カテゴリー3:感染伝播は途絶えているが、将来感染伝播が起こる可能性がある地域
カテゴリー4:ネッタイシマカの生息が確認されているが、これまでに感染事例の報告がない地域
(2)今般、WHOは、エクアドル、ガイアナ、コスタリカ、ジャマイカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ボリビア、仏領ギアナ及びバハマの現在の伝播状況に鑑み、これらの国の分類を以下のとおり変更しました。
○エクアドル、ガイアナ、コスタリカ、ジャマイカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ボリビア及び仏領ギアナ
カテゴリー1からカテゴリー2へ変更
○バハマ
カテゴリー1からカテゴリー3へ変更
(3)WHOによるカテゴリー分類
○カテゴリー1
【アフリカ地域】
アンゴラ、ギニアビサウ
【中南米地域】
アルゼンチン、アンティグア・バーブーダ、グレナダ、キューバ、セントルシア、セントクリストファー・ネーヴィス、セントビンセントグレナディーン諸島、ドミニカ、トリニダード・トバゴ、バルバドス、ベリーズ、ペルー、英領(アンギラ、タークス・カイコス諸島、バージン諸島、モントセラト)、フランス領(サン・マルタン)、オランダ領(アルバ、ボネール、キュラソー、シント・マールテン、シント・ユースタティウス島及びサバ島)、米領バージン諸島
【北米地域】
米国フロリダ州の一部地域、米国テキサス州の一部地域
(参考)
米国におけるジカウイルス感染症の発生状況(米国疾病管理センター)
https://wwwnc.cdc.gov/travel/page/zika-travel-information
【アジア地域】
シンガポール、
【大洋州地域】
サモア、ソロモン、トンガ、
○カテゴリー2
【中南米地域】
エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、ジャマイカ、スリナム、ドミニカ共和国、ニカラグア、ハイチ、パラグアイ、パナマ、ブラジル、ベネズエラ、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ、米領プエルトリコ、フランス領ギアナ
【アフリカ地域】
ウガンダ、カーボヴェルデ、ガボン、カメルーン、コートジボワール、セネガル、中央アフリカ、ナイジェリア、ブルキナファソ、ブルンジ
【アジア地域】
インド、インドネシア、カンボジア、タイ、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、モルディブ、ラオス
【大洋州地域】
パプアニューギニア、フィジー
○カテゴリー3
【中南米地域】
バハマ、フランス領(グアドループ、サン・バルテルミー島、マルティニーク)、英領ケイマン諸島
【大洋州地域】
バヌアツ、パラオ、マーシャル、ミクロネシア、チリ領イースター島,クック諸島、仏領ポリネシア、仏領ニューカレドニア、米領サモア
○カテゴリー4
【アフリカ地域】
エジプト、エリトリア、エチオピア、ガーナ、ガンビア、ギニア、ケニア、コモロ、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、サントメ・プリンシペ、ザンビア、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、赤道ギニア、セーシェル、ソマリア、タンザニア、チャド、トーゴ、ナミビア、ニジェール、ベナン、ボツワナ、モザンビーク、マダガスカル、マラウイ、マリ、南アフリカ、南スーダン、モーリシャス、リベリア、ルワンダ、仏領マヨット、仏領レユニオン、
【中南米地域】
ウルグアイ
【中東地域】
イエメン、オマーン、サウジアラビア
【ヨーロッパ地域】
ジョージア、トルコ、ロシア、ポルトガル領マディラ
【アジア地域】
スリランカ、中国、ネパール、パキスタン、東ティモール、ブータン、ブルネイ、ミャンマー
【大洋州】
オーストラリア、キリバス、クリスマス諸島、ツバル、ナウル、ニウエ、ニュージーランド領トケラウ、米領(グアム、北マリアナ諸島)、仏領ウォリス・フツナ
参考:WHOホームページ(英文)
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/classification-tables/en/
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/259368/1/zika-classification-23Oct17-eng.pdf?ua=1
2.ジカウイルス感染症について
(1)感染経路
ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染します。感染した人を蚊が刺すと、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊に他の人が刺されると感染する可能性があります。また、母胎から胎児への感染(母子感染)、輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。こうしたリスクを考慮し、流行地域に滞在中は、症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えるようご注意ください。また、流行地域から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず、最低6か月間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えるようにしてください。なお、性行為による感染は、男性から女性パートナーのみならず、女性から男性パートナーへの感染例も報告されています。
(2)症状
ジカウイルスに感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は2~12日であり、主に2~7日で、およそ2割の人に発症すると言われています。発症すると軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、疲労感、倦怠感などを呈しますが、一般的にデング熱やチクングニア熱より軽症と言われています。
(3)治療方法
現在、ジカウイルス感染症には有効なワクチンや特異的な治療法はなく、対症療法が行われます。ジカウイルス感染症が流行している地域で蚊に刺された後に発熱が続く、または発疹が出るなど、ジカウイルス感染症を疑う症状が現れた場合には、医療機関への受診をお勧めします。
(4)予防
ジカウイルス感染症には有効なワクチンもなく、蚊に刺されないようにすることが最善の予防方法です。これらの感染症の発生地域に旅行を予定されている方は、次の点に十分注意の上、感染予防に努めてください。また、症状の有無にかかわらず、帰国後少なくとも2週間程度は忌避剤を使用し、蚊に刺されないための対策を行ってください。
●外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし、肌の露出した部分や衣服に昆虫忌避剤(虫除けスプレー等)を2~3時間おきに塗布する。昆虫忌避剤は、ディート(DEET)やイカリジン等の有効成分のうちの1つを含むものを、商品毎の用法・用量や使用上の注意を守って適切に使用する。一般的に、有効成分の濃度が高いほど、蚊の吸血に対する効果が長く持続すると言われている。
●室内においても、電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤、蚊帳(かや)等を効果的に使用する。
●規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつける。
●軽度の発熱や頭痛、関節痛や結膜炎、発疹等が現れた場合には、ジカウイルス感染症を疑って、直ちに専門医師の診断を受ける。
●蚊の繁殖を防ぐために、タイヤ、バケツ、おもちゃ、ペットの餌皿等を屋外放置しない、植木の水受け等には砂を入れるなどの対策をとる。
3.発生地域からの帰国時・帰国後の対応(日本国内の検疫について)
蚊に刺され心配な方や発熱等の症状のある方は、帰国された際に、空港の検疫所でご相談ください。
また、帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所等にご相談ください。なお、発熱などの症状がある場合には、医療機関を受診してください。
4.海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
(参考情報)
○厚生労働省HP(ジカウイルス感染症について)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html
○世界保健機関(WHO):Microcephaly/Zika virus(英文)
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/en/
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5367
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/(PC版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html(スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp(モバイル版)
2018年2月6日
在フランス日本国大使館領事部
電話:01-4888-6200(海外からは +33-1-4888-6200)
引用元:在フランス日本国大使館
- 海外赴任ガイドのご購入
- セミナー研修のご案内
- 海外赴任ブログ
国内トラベルクリニック(予防接種実施機関)リスト
海外赴任ガイドのSNS