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[NEWS]マダガスカルにおけるペストの流行(外務省 海外安全ホームページ)
2017年10月03日
【ポイント】
●マダガスカルでペストが流行しています。首都アンタナナリボでも肺ペストによる死亡例が報告されており、外出時にはマスクを着用するなど注意が必要です。
1.マダガスカルにおけるペストの流行
(1)マダガスカル保健省は、9月12日、同国がペストの流行期に入り、ヴァキナンカラチャ県、アナラマンガ県、アロチャ・マングル県、アチナナナ県、サヴァ県、ブエニ県で肺ペストの疑い例が確認されていることを発表しました。
9月29日付けの世界保健機関(WHO)の発表によれば、9月11日には首都アンタナナリボで肺ペストによる死亡例が確認されており、同28日現在、マダガスカル国内で致死率が特に高い肺ペストの感染例が51例(確定例、可能性が高い例及び疑い例を含む。うち死亡12例)、また、腺ペストの感染例が53例(疑い例、可能性が高い例及び確定例を含む。うち死亡7例)が発生しています。肺ペストと腺ペストについては、以下2.(1)をご参照ください。
(2)つきましては、同国への渡航・滞在を予定している方、及び既に滞在中の方は、在マダガスカル日本国大使館のホームページなどから最新情報を入手し、以下2.を参考に、ペストの感染予防に努めてください。
2.ペストについて
(1)ペストはペスト菌による感染症です。症状や感染経路で、腺ペストと肺ペストに分けられますが、患者の80~90%は腺ペストです。
腺ペストは、菌を保有するネズミなどからノミを介して感染します。まれに、感染したヒトや動物の排泄物から粘膜を介して感染することもあります。潜伏期間が2~7日で、症状としては、ノミにさされたところに近いリンパ節が腫れるほか、発熱や頭痛、悪寒などが現れます。
肺ペストは、ペスト菌による肺炎です。咳などによる飛沫感染でヒトからヒトに伝播します。潜伏期間は通例2~3日で、発症後12~24時間で死亡すると言われています。症状は、強烈な頭痛、嘔吐、39~41℃の発熱、急激な呼吸困難や鮮やかな赤い色の泡立った血が混じった痰を伴う重い肺炎です。
万が一上記の症状が見られた場合には、直ちに信頼のおける医療機関で受診してください。
(2)予防のために、ネズミが生息している場所に立ち入らない、ペストが流行している地域には立ち入らないでください。肺ペストの予防につきましては、外出時のマスク着用、帰宅時の手洗い、うがいの励行、人混みを避ける、重い肺炎の症状を示している人には近づかないことが重要です。
他には、ペスト菌を保有するノミやネズミの駆除、腺ペストの患者の体液に触れないこと、患者やネズミなどに直接接触した人への抗生物質の投与も予防に有効です。
つきましては、マダガスカルへの渡航・滞在を予定されている方及び既に滞在中の方は、情報収集及び事前準備に努めるとともに、ペスト予防策として、流行地には不用意に近づかず、特にネズミがいるような不衛生な場所へは行かないでください。
詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
●マダガスカルでペストが流行しています。首都アンタナナリボでも肺ペストによる死亡例が報告されており、外出時にはマスクを着用するなど注意が必要です。
1.マダガスカルにおけるペストの流行
(1)マダガスカル保健省は、9月12日、同国がペストの流行期に入り、ヴァキナンカラチャ県、アナラマンガ県、アロチャ・マングル県、アチナナナ県、サヴァ県、ブエニ県で肺ペストの疑い例が確認されていることを発表しました。
9月29日付けの世界保健機関(WHO)の発表によれば、9月11日には首都アンタナナリボで肺ペストによる死亡例が確認されており、同28日現在、マダガスカル国内で致死率が特に高い肺ペストの感染例が51例(確定例、可能性が高い例及び疑い例を含む。うち死亡12例)、また、腺ペストの感染例が53例(疑い例、可能性が高い例及び確定例を含む。うち死亡7例)が発生しています。肺ペストと腺ペストについては、以下2.(1)をご参照ください。
(2)つきましては、同国への渡航・滞在を予定している方、及び既に滞在中の方は、在マダガスカル日本国大使館のホームページなどから最新情報を入手し、以下2.を参考に、ペストの感染予防に努めてください。
2.ペストについて
(1)ペストはペスト菌による感染症です。症状や感染経路で、腺ペストと肺ペストに分けられますが、患者の80~90%は腺ペストです。
腺ペストは、菌を保有するネズミなどからノミを介して感染します。まれに、感染したヒトや動物の排泄物から粘膜を介して感染することもあります。潜伏期間が2~7日で、症状としては、ノミにさされたところに近いリンパ節が腫れるほか、発熱や頭痛、悪寒などが現れます。
肺ペストは、ペスト菌による肺炎です。咳などによる飛沫感染でヒトからヒトに伝播します。潜伏期間は通例2~3日で、発症後12~24時間で死亡すると言われています。症状は、強烈な頭痛、嘔吐、39~41℃の発熱、急激な呼吸困難や鮮やかな赤い色の泡立った血が混じった痰を伴う重い肺炎です。
万が一上記の症状が見られた場合には、直ちに信頼のおける医療機関で受診してください。
(2)予防のために、ネズミが生息している場所に立ち入らない、ペストが流行している地域には立ち入らないでください。肺ペストの予防につきましては、外出時のマスク着用、帰宅時の手洗い、うがいの励行、人混みを避ける、重い肺炎の症状を示している人には近づかないことが重要です。
他には、ペスト菌を保有するノミやネズミの駆除、腺ペストの患者の体液に触れないこと、患者やネズミなどに直接接触した人への抗生物質の投与も予防に有効です。
つきましては、マダガスカルへの渡航・滞在を予定されている方及び既に滞在中の方は、情報収集及び事前準備に努めるとともに、ペスト予防策として、流行地には不用意に近づかず、特にネズミがいるような不衛生な場所へは行かないでください。
詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
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