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[NEWS]イラク:治安情勢(外務省 海外安全ホームページ)
2017年09月07日
【安全のために】
●クルディスタン地域の一部を除き,危険情報「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」及び「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。このような地域では,渡航者の安全を確保することが困難です。目的の如何を問わず渡航は止めてください。
●「退避勧告地域」に既に滞在されている方については,速やかに退避してください。退避までの期間の緊急連絡先を在イラク日本国大使館又は外務省邦人テロ対策室まで至急連絡してください。
●「渡航中止勧告地域」に真にやむを得ない事情で既に滞在されている方についても,緊急連絡先を至急連絡してください。
在イラク日本国大使館: +964-(0)77-0494-2018 (緊急連絡先)
外務省邦人テロ対策室:(代表)03-3580-3311(内線)3047
【主要トピック】
●2017年7月にモースル解放作戦の「勝利宣言」が, 8月末にはタルアファル解放作戦の「勝利宣言」が行われました。引き続きキルクーク県ハウィージャ等の未解放地域に対するISIL掃討作戦が行われる見通しです。ニナワ県,キルクーク県,サラーハッディーン県,アンバール県等でもISILによるテロが引き続き発生していることを踏まえ,警戒を強化してください。(新規)
●クルディスタン地域政府は,2017年9月25日に同地域の独立の是非を問う住民投票を実施する旨表明しています。今後緊張が高まるおそれもありますので特に注意してください。(継続)
☆最近のイラクにおける治安情勢は以下のとおりです。
1 イラク全土
(1)2014年6月にイスラム過激派組織ISIL(イラクとレバントのイスラム国)がイラク北部ニナワ県モースル市等を占拠して以降,イラク北部及び西部を中心に勢力を拡大させましたが,米国が主導する「連合」の支援を受けたイラク軍が対ISIL掃討作戦を進め,特に2015年下旬から2016年にかけて多くの主要都市を奪還しました。 その後も2017年7月にモースルの解放作戦が終了し, 8月31日にはモースル西方に位置するタルアファル解放作戦での勝利宣言が行われました。今後はキルクーク県のハウィージャやラワ,アナ,カーイム等アンバール県西部に戦闘の焦点が移る模様です。イラクにおけるISIL支配地域は大幅に縮小していますが,ISILは,イラク軍により奪還されたサラーハッディーン県北部やカイヤーラ,ファッルージャなどの都市でテロ活動を継続しており,引き続き警戒が必要です。
(2)2015年8月以降,バグダッド及び南部諸県では,独立最高選挙委員会(IHEC)の改革と選挙法の改正,反汚職や公共サービス改善,公務員の新給与体系に対する抗議デモが金曜日を中心に発生しています。真にやむを得ない事情でイラク国内に滞在する際にも,金曜日の移動は避けるなどデモへの警戒が必要です。
2 地域・都市別
(1)北部
ア モースル,タルアファル解放作戦の「勝利宣言」はなされたものの,ISIL掃討作戦は継続しています。引き続き,作戦の進展に伴う国内避難民の増加やISILによるテロ活動の継続などが治安に及ぼす影響に注意が必要です。
イ 2016年10月にモースル近郊に出向いた邦人が治安当局に拘束される事案が発生しています。どのような目的であれ同地域及び同地域に近いニナワ県とエルビル県との県境付近には立ち入らないでください。
(2)クルディスタン地域及びその周辺
ア イラク北部クルディスタン地域エルビル県においては,2013年9月にエルビル市内の治安機関庁舎を標的とした爆弾テロ,2014年11月に県庁舎を標的とした爆弾テロ,2015年4月に米国総領事館付近での爆弾テロが発生しましたが,それ以降,テロ事案の発生は確認されていません。
他方,エルビル県やスレイマニヤ県では,ISIL分子の逮捕や隠れ家の摘発が散発的に報じられています。
イ クルディスタン地域北部の山岳地帯においては,トルコの反政府武装組織であるクルディスタン労働党(PKK)の拠点に対するトルコ軍による空爆が断続的に実施されています。
ウ クルディスタン地域政府(KRG)は,同地域の独立の是非を問う住民投票を本年9月25日に実施する旨表明しています。報道によれば,住民投票の結果,独立支持が多数を占めたとしても自動的に同地域の独立宣言につながるわけではなく,投票結果を踏まえて,今後,KRGがイラク中央政府との間で独立に向けた交渉を行うとされています。現時点で住民投票が治安情勢に与える影響を予断することはできませんが,イラクや近隣諸国は,住民投票の実施に強く反対していることに留意が必要です。今回の住民投票に関連し,今後クルディスタン地域等で緊張が高まる恐れもあることから,投票日とされる9月25日及びその前後に渡航を考えている場合には,最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めるなど十分な安全対策を取るよう心がけてください。
(3)バグダッド
ア バグダッド県においては,いわゆるバグダッド・ベルト地域でテロ事件が依然として多発しています。また,バグダッド市内では,中心部ではないものの,2017年8月27日に市内アブ・ダシール地区及びアル・シュルタ地区にて同時に自動車爆弾によるテロが発生し,21人が死亡,30人が負傷すると共に,翌日午前には市中心部サドルシティのジャミラ地区でも自動車爆弾が爆発し,25人が死亡,34人が負傷しました(前者はISILが犯行声明を発出)。市中心部において目立ったテロ事案は生じていませんが,えん恨等を理由にした小規模な爆弾・銃撃事案は引き続き市内外各所で発生しています。
イ バグダッド市内では,犯罪集団よる身代金目的誘拐などの一般凶悪犯罪も発生しており,国連の発表では2017年8月の1か月間で125人がこれらテロ・犯罪の犠牲となっています。
ウ バグダッド市内では,2015年8月以降金曜日を中心に反汚職や公共サービス改善を求める大規模なデモがたびたび発生しています。2017年2月11日にはサドル潮流の支持者数千人が独立最高選挙委員会(IHEC)の改革と選挙法の改正を要求する大規模デモをバグダッド中心部で行い,インターナショナルゾーン(IZ)に接近したことから,治安部隊と衝突し,死傷者が発生しました。その後はこのような衝突事案は発生していませんが,大規模デモは時々行われるため,引き続き警戒が必要です。
(4)西部
アンバール県において,2016年6月に同県ファッルージャ市がISILから奪還されましたが,同市及びその近傍の都市では散発的に自爆攻撃などのテロが発生しています。ファッルージャにおいては,2016年12月11日に検問所周辺で自動車爆弾が爆発し,8人が死亡したほか,ヒートにおいては,2017年5月30日に自爆テロが発生し,13人が死亡,20人が負傷しています。これらのテロについて,いずれもISILが犯行を主張しています。また,2017年7月2日,ラマーディー西部の難民キャンプで自爆テロが発生し,14人が死亡,13人が負傷しています。
(5)南部(ナジャフ県,カルバラー県を含む)
ア イラク南部県の治安情勢は比較的落ち着いており, 2016年8月以降,南部4県でテロは発生していませんでしたが,2017年5月19日,イラク南部バスラ県北西部ルメイラ地区の幹線道路上の検問所で11人が死亡,30人が負傷する自爆テロが発生し,また同年6月9日,カルバラー市内の駐車場で1人が死亡,7人が負傷する爆弾テロ,同年8月12日にはカルバラー郊外の検問所で1人が死亡,2人が負傷する爆弾テロが発生しました。いずれの事件もISILが犯行を主張したと報じられています。
イ バスラ県北部のハルサ地区及びバスラ市内においては,部族間で武器を使用した衝突が引き続き発生しています。また,バスラ市においては犯罪集団による身代金目的の誘拐,強盗,殺人事件が多発しています。
ウ イラク南部諸県では,バグダッド同様にサドル派指導者の呼びかけに呼応する形で2015年8月以降,反汚職や公共サービス改善を求めるデモが発生しており,ナジャフにおいても2017年6月29日にデモ隊の一部が治安部隊と衝突し,1人が死亡し,5人が負傷しました。
【主要地域において発生した主な事案】
2017年8月中,首都バグダッド,中心部IZ及びその周辺,クルディスタン地域及び南部等で発生が報じられた主な事件は,以下のとおりです(以下,全て現地時間で記述)。別添「バグダッド市内中心部での主な治安事案マップ」を併せて参照してください。なお,イラクでは,バグダッド以外でも,上記1の戦闘が行われている地域等,各地でテロ事件等が発生しており,注意が必要です。
(バグダッド中心部)
<IZ内>
●テロ事件及び大規模な犯罪事案発生は確認されていない。
<IZ外>
●3日,ラシーディヤ地区での爆発で2人死亡。
●5日,キファーハ地区での爆発で1人死亡,2人負傷。
●7日,ラシード地区での爆発で1人死亡。
●14日,ウル地区での爆発で1人死亡,3人負傷。
●19日,アブグレイブ地区での爆発で1人死亡,1人負傷。
●25日,バクリヤ地区での爆発で2人死亡,1人負傷。
●26日,バヤー地区での爆発で1人死亡,1人負傷。
●27日,アブ・ダシール地区及びアル・シュルタ地区での同時爆発
で21人死亡,30人負傷。
●28日,ジャミラ地区での爆発で25人死亡,34人負傷。
(クルディスタン地域4県)
●テロ事件及び大規模な犯罪事案発生は確認されていない。
(カルバラー県及びナジャフ県)
●12日,カルバラー郊外の検問所で自動車爆弾が爆発し,1人死亡,2人が負傷。ISILが犯行声明を発出したと報じられた。
(南部4県)
●18日夜,ズィカール県ガラフ油田の坑井基地にて複数名による銃・砲撃事件が発生。地元住民過激派による犯行と見られている。負傷者無し。
●18日夜,バスラ県アルハルタ地区にて部族間抗争により高名な部族長を含め2人死亡,負傷者複数という事案が報じられた。
【外務省海外安全情報サイト】
(イラク「海外安全情報」)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_045.html#ad-image-0
(参考広域情報・スポット情報)
・「イスラム過激派組織「ISIL(イラクとレバントのイスラム国)」指導者の声明発出に伴う注意喚起」(2016年11月4日)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C295.html
詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C187.html
●クルディスタン地域の一部を除き,危険情報「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」及び「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。このような地域では,渡航者の安全を確保することが困難です。目的の如何を問わず渡航は止めてください。
●「退避勧告地域」に既に滞在されている方については,速やかに退避してください。退避までの期間の緊急連絡先を在イラク日本国大使館又は外務省邦人テロ対策室まで至急連絡してください。
●「渡航中止勧告地域」に真にやむを得ない事情で既に滞在されている方についても,緊急連絡先を至急連絡してください。
在イラク日本国大使館: +964-(0)77-0494-2018 (緊急連絡先)
外務省邦人テロ対策室:(代表)03-3580-3311(内線)3047
【主要トピック】
●2017年7月にモースル解放作戦の「勝利宣言」が, 8月末にはタルアファル解放作戦の「勝利宣言」が行われました。引き続きキルクーク県ハウィージャ等の未解放地域に対するISIL掃討作戦が行われる見通しです。ニナワ県,キルクーク県,サラーハッディーン県,アンバール県等でもISILによるテロが引き続き発生していることを踏まえ,警戒を強化してください。(新規)
●クルディスタン地域政府は,2017年9月25日に同地域の独立の是非を問う住民投票を実施する旨表明しています。今後緊張が高まるおそれもありますので特に注意してください。(継続)
☆最近のイラクにおける治安情勢は以下のとおりです。
1 イラク全土
(1)2014年6月にイスラム過激派組織ISIL(イラクとレバントのイスラム国)がイラク北部ニナワ県モースル市等を占拠して以降,イラク北部及び西部を中心に勢力を拡大させましたが,米国が主導する「連合」の支援を受けたイラク軍が対ISIL掃討作戦を進め,特に2015年下旬から2016年にかけて多くの主要都市を奪還しました。 その後も2017年7月にモースルの解放作戦が終了し, 8月31日にはモースル西方に位置するタルアファル解放作戦での勝利宣言が行われました。今後はキルクーク県のハウィージャやラワ,アナ,カーイム等アンバール県西部に戦闘の焦点が移る模様です。イラクにおけるISIL支配地域は大幅に縮小していますが,ISILは,イラク軍により奪還されたサラーハッディーン県北部やカイヤーラ,ファッルージャなどの都市でテロ活動を継続しており,引き続き警戒が必要です。
(2)2015年8月以降,バグダッド及び南部諸県では,独立最高選挙委員会(IHEC)の改革と選挙法の改正,反汚職や公共サービス改善,公務員の新給与体系に対する抗議デモが金曜日を中心に発生しています。真にやむを得ない事情でイラク国内に滞在する際にも,金曜日の移動は避けるなどデモへの警戒が必要です。
2 地域・都市別
(1)北部
ア モースル,タルアファル解放作戦の「勝利宣言」はなされたものの,ISIL掃討作戦は継続しています。引き続き,作戦の進展に伴う国内避難民の増加やISILによるテロ活動の継続などが治安に及ぼす影響に注意が必要です。
イ 2016年10月にモースル近郊に出向いた邦人が治安当局に拘束される事案が発生しています。どのような目的であれ同地域及び同地域に近いニナワ県とエルビル県との県境付近には立ち入らないでください。
(2)クルディスタン地域及びその周辺
ア イラク北部クルディスタン地域エルビル県においては,2013年9月にエルビル市内の治安機関庁舎を標的とした爆弾テロ,2014年11月に県庁舎を標的とした爆弾テロ,2015年4月に米国総領事館付近での爆弾テロが発生しましたが,それ以降,テロ事案の発生は確認されていません。
他方,エルビル県やスレイマニヤ県では,ISIL分子の逮捕や隠れ家の摘発が散発的に報じられています。
イ クルディスタン地域北部の山岳地帯においては,トルコの反政府武装組織であるクルディスタン労働党(PKK)の拠点に対するトルコ軍による空爆が断続的に実施されています。
ウ クルディスタン地域政府(KRG)は,同地域の独立の是非を問う住民投票を本年9月25日に実施する旨表明しています。報道によれば,住民投票の結果,独立支持が多数を占めたとしても自動的に同地域の独立宣言につながるわけではなく,投票結果を踏まえて,今後,KRGがイラク中央政府との間で独立に向けた交渉を行うとされています。現時点で住民投票が治安情勢に与える影響を予断することはできませんが,イラクや近隣諸国は,住民投票の実施に強く反対していることに留意が必要です。今回の住民投票に関連し,今後クルディスタン地域等で緊張が高まる恐れもあることから,投票日とされる9月25日及びその前後に渡航を考えている場合には,最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努めるなど十分な安全対策を取るよう心がけてください。
(3)バグダッド
ア バグダッド県においては,いわゆるバグダッド・ベルト地域でテロ事件が依然として多発しています。また,バグダッド市内では,中心部ではないものの,2017年8月27日に市内アブ・ダシール地区及びアル・シュルタ地区にて同時に自動車爆弾によるテロが発生し,21人が死亡,30人が負傷すると共に,翌日午前には市中心部サドルシティのジャミラ地区でも自動車爆弾が爆発し,25人が死亡,34人が負傷しました(前者はISILが犯行声明を発出)。市中心部において目立ったテロ事案は生じていませんが,えん恨等を理由にした小規模な爆弾・銃撃事案は引き続き市内外各所で発生しています。
イ バグダッド市内では,犯罪集団よる身代金目的誘拐などの一般凶悪犯罪も発生しており,国連の発表では2017年8月の1か月間で125人がこれらテロ・犯罪の犠牲となっています。
ウ バグダッド市内では,2015年8月以降金曜日を中心に反汚職や公共サービス改善を求める大規模なデモがたびたび発生しています。2017年2月11日にはサドル潮流の支持者数千人が独立最高選挙委員会(IHEC)の改革と選挙法の改正を要求する大規模デモをバグダッド中心部で行い,インターナショナルゾーン(IZ)に接近したことから,治安部隊と衝突し,死傷者が発生しました。その後はこのような衝突事案は発生していませんが,大規模デモは時々行われるため,引き続き警戒が必要です。
(4)西部
アンバール県において,2016年6月に同県ファッルージャ市がISILから奪還されましたが,同市及びその近傍の都市では散発的に自爆攻撃などのテロが発生しています。ファッルージャにおいては,2016年12月11日に検問所周辺で自動車爆弾が爆発し,8人が死亡したほか,ヒートにおいては,2017年5月30日に自爆テロが発生し,13人が死亡,20人が負傷しています。これらのテロについて,いずれもISILが犯行を主張しています。また,2017年7月2日,ラマーディー西部の難民キャンプで自爆テロが発生し,14人が死亡,13人が負傷しています。
(5)南部(ナジャフ県,カルバラー県を含む)
ア イラク南部県の治安情勢は比較的落ち着いており, 2016年8月以降,南部4県でテロは発生していませんでしたが,2017年5月19日,イラク南部バスラ県北西部ルメイラ地区の幹線道路上の検問所で11人が死亡,30人が負傷する自爆テロが発生し,また同年6月9日,カルバラー市内の駐車場で1人が死亡,7人が負傷する爆弾テロ,同年8月12日にはカルバラー郊外の検問所で1人が死亡,2人が負傷する爆弾テロが発生しました。いずれの事件もISILが犯行を主張したと報じられています。
イ バスラ県北部のハルサ地区及びバスラ市内においては,部族間で武器を使用した衝突が引き続き発生しています。また,バスラ市においては犯罪集団による身代金目的の誘拐,強盗,殺人事件が多発しています。
ウ イラク南部諸県では,バグダッド同様にサドル派指導者の呼びかけに呼応する形で2015年8月以降,反汚職や公共サービス改善を求めるデモが発生しており,ナジャフにおいても2017年6月29日にデモ隊の一部が治安部隊と衝突し,1人が死亡し,5人が負傷しました。
【主要地域において発生した主な事案】
2017年8月中,首都バグダッド,中心部IZ及びその周辺,クルディスタン地域及び南部等で発生が報じられた主な事件は,以下のとおりです(以下,全て現地時間で記述)。別添「バグダッド市内中心部での主な治安事案マップ」を併せて参照してください。なお,イラクでは,バグダッド以外でも,上記1の戦闘が行われている地域等,各地でテロ事件等が発生しており,注意が必要です。
(バグダッド中心部)
<IZ内>
●テロ事件及び大規模な犯罪事案発生は確認されていない。
<IZ外>
●3日,ラシーディヤ地区での爆発で2人死亡。
●5日,キファーハ地区での爆発で1人死亡,2人負傷。
●7日,ラシード地区での爆発で1人死亡。
●14日,ウル地区での爆発で1人死亡,3人負傷。
●19日,アブグレイブ地区での爆発で1人死亡,1人負傷。
●25日,バクリヤ地区での爆発で2人死亡,1人負傷。
●26日,バヤー地区での爆発で1人死亡,1人負傷。
●27日,アブ・ダシール地区及びアル・シュルタ地区での同時爆発
で21人死亡,30人負傷。
●28日,ジャミラ地区での爆発で25人死亡,34人負傷。
(クルディスタン地域4県)
●テロ事件及び大規模な犯罪事案発生は確認されていない。
(カルバラー県及びナジャフ県)
●12日,カルバラー郊外の検問所で自動車爆弾が爆発し,1人死亡,2人が負傷。ISILが犯行声明を発出したと報じられた。
(南部4県)
●18日夜,ズィカール県ガラフ油田の坑井基地にて複数名による銃・砲撃事件が発生。地元住民過激派による犯行と見られている。負傷者無し。
●18日夜,バスラ県アルハルタ地区にて部族間抗争により高名な部族長を含め2人死亡,負傷者複数という事案が報じられた。
【外務省海外安全情報サイト】
(イラク「海外安全情報」)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_045.html#ad-image-0
(参考広域情報・スポット情報)
・「イスラム過激派組織「ISIL(イラクとレバントのイスラム国)」指導者の声明発出に伴う注意喚起」(2016年11月4日)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C295.html
詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C187.html
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