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[NEWS]ジブチの危険情報【危険レベル継続】(外務省 海外安全ホームページ)
2017年08月04日
【危険度】
●エリトリア国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●オボック州北部及びタジュラ州北部(エリトリア国境地帯を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●その他の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●エリトリア国境地帯では,停戦監視のため国境沿いに展開していたカタール軍が,6月13日以降,国境沿いから撤退したことにより,ジブチ軍・エリトリアの両軍間で,交戦が再燃するおそれが高まっています。国境沿いは危険を伴うことから,同地域への渡航は止めてください。
●オボック州北部及びタジュラ州北部では,ジブチ軍によるアファール族系反政府武装勢力等に対する砲撃や,同武装勢力による民間企業等への襲撃が散発的に発生しています。また,1990年代初頭の内戦時に埋設された地雷が残っている可能性があります。このため,これら地域への不要不急の渡航は止めてください。
● 2018年に予定されている国民議会選挙に向け,今後,各地でデモ・暴動等が発生する可能性があるため,十分な注意が必要です。
1 概況
(1)2014年5月,ジブチ市内のレストランにおいて自爆テロが発生し,外国人を含む多数が死傷しました。同テロ事件以降,依然としてジブチ当局による厳重な警戒が続いており,その後首都でのテロ事件は発生していません。しかしながら,ジブチを含む東アフリカ地域においては,ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織「アル・シャバーブ」の脅威が存在しており,引き続き予断を許さない状況です。
(2)国内政情はおおむね安定していますが,エリトリア国境地帯ではエリトリア軍との停戦状態にあり,両国間の問題の根本的な解決には至っていないため,注意が必要です。また,オボック州北部やタジュラ州北部では,現在もアファール族系反政府武装勢力と政府軍との間で,衝突が散発的に発生しているほか,同勢力による襲撃等も発生しており,注意する必要があります。
(3)2018年には,国民議会選挙が予定されており,今後,各地でデモ・暴動等が発生する可能性があります。大規模な事態に発展する可能性もあることから,デモ・暴動等に遭遇した場合は,速やかにその場から離れ,安全な場所に避難してください。
(4)これまでに,ジブチにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
2 地域情勢
(1)エリトリアとの国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
2010年,エリトリア軍とジブチ軍との交戦以降,国境付近にはカタール軍が展開し,停戦監視を行っていました。しかし,本年6月サウジアラビア等湾岸諸国がカタールとの外交関係断絶を発表し,ジブチ政府もカタールとの外交関係の縮小措置をとったことから,6月13日以降,カタール軍が国境沿いから撤退しました。このため,両国間の緊張は高く,予断を許さない状況が続いています。
つきましては,同地域への渡航・滞在は,どのような目的であれ止めてください。
(2)オボック州北部及びタジュラ州北部(エリトリア国境地帯を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
ア オボック州北部及びタジュラ州北部では,政府軍によるアファール族系反政府武装勢力FRUD(Front pour la Restauration de l'Unite et de la Democratie)に対する砲撃や,同勢力等による民間企業等への襲撃事案が次のとおり,散発的に発生しており,引き続き脅威が認められる状況にあります。
(ア)2015年9月30日,FRUD武闘派がタジュラ北部において,道路建設を担う建設会社の車両を襲撃。
(イ)2016年2月6日,武装組織と思われる者がアッサル湖周辺の憲兵隊検問所にて発砲。
(ウ)2016年8月16日,FRUD武闘派が,タジュラ北部において,地下水を汲み上げるイエメン企業を襲撃。
(エ)2016年9月16日,タジュラ北部において,道路建設を担う建設会社の車両を襲撃。
(オ)2017年4月12日,武装組織と思われる者がタジュラ州サガローにおいて,中国企業の車列を襲撃。
イ また,同地域には,1990年代初頭の内戦時に埋設された地雷が残っている可能性があります。地雷の撤去は進められていますが,やむを得ずこれら地方に赴く際には舗装道路を通行し,未舗装道路や道路ではない地帯等の走行は絶対に避けてください。
つきましては,これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。
(3)その他の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
ア 2014年5月,ジブチ市内の外国人もよく利用するレストランで自爆テロが発生し,外国人1人が死亡,19人が負傷しました。ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織アル・シャバーブが犯行声明を発出しました。それ以降,ジブチ当局の厳重な警戒が続いており,テロ事件は発生していません。
イ 一方,2015年12月にジブチ市内バルバラ地区において,氏族の伝統的行事開催を巡り,住民と警察官との間で,死傷者を伴う衝突が発生していることから,多くの人々が集まる会合や行事には注意する必要があります。今後2018年の国民議会選挙を巡り,選挙活動,集会等が活発化することも予想されます。
ウ 2016年2月6日夜,観光名所の1つとして有名なアッサル湖付近において,憲兵隊部隊が武装集団に襲撃される事件が発生し,憲兵隊2人,犯行グループ1人が死亡しました。
エ 2017年4月12日,タジュラ近郊を走行中の車両が何者かに狙われ,金品を物色された後,車両が放火される事件が発生しています。地方における夜間の移動は危険を伴うため,不要不急の移動は避けるなどの注意が必要です。
オ ジブチ周辺にはソマリアやイエメンなど政情の不安定な国が存在し,近隣諸国の情勢の変化がジブチにも悪影響を及ぼす可能性があります。
カ 隣国ソマリアではイスラム過激派組織アル・シャバーブが活動しています。ジブチは,同組織が報復を宣言しているAMISOM(アフリカ連合ソマリア・ミッション)に派兵していることから,アル・シャバーブの標的となっています。ジブチ治安当局もテロに対する警戒レベルを上げており,十分注意が必要です。
キ 一般治安情勢としては,殺人や誘拐といった凶悪犯罪は比較的少ないものの,窃盗・スリの類は発生しています。また,高い失業率(約60%)やソマリア,エチオピア,イエメン等隣国からの難民・移民の流入等,治安の悪化要因が多く存在しています。
ク 地方では治安当局の存在も少ないため,渡航・滞在を予定している方は,現地の最新の情報の入手に努め,常に周囲に警戒を払って行動するなどの注意が必要です。
ケ 近年,ソマリア周辺海域における海賊及び武装強盗(以下「海賊等」)による事案の発生件数は極めて低い水準で推移していましたが,2017年3月以降,ソマリア沿岸海域での海賊等による被害が相次ぎ,国際推奨航路帯(IRTC)上を航行中の貨物船も襲撃されております。IRTCを含めソマリア周辺海域を航行する商船や大型観光客船等の船舶の運行事業者及び当該船舶に乗船を予定されている方は,同海域において海賊被害に遭遇する危険を十分認識し,事前に最新情報の入手に努めてください。
つきましては,これらの地域への渡航に当たっては危険を避けて頂くため特別な注意が必要です。
3 滞在に当たっての注意
ジブチにおける渡航・滞在に当たっての注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=141 )も併せてご参照ください。)
また,滞在中は,以下の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにし,外務省,在ジブチ日本国大使館,現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。
(1)在留届,「たびレジ」
海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,在ジブチ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
(2)けんかや小競り合いが大規模な暴力事件等に発展したり,小規模なデモ等が暴力的なデモや集会に発展する可能性があります。そのような現場に遭遇した場合は,極力群衆には近づかず,至急その場から離れてください。
(3)地震や洪水などの自然災害にも注意が必要です。日頃から,大規模事件や自然災害によって外出ができなくなる事態も想定し,自宅等に10日間程度の食料や飲料水(ミネラルウォーター)を備蓄し,短波ラジオや懐中電灯を用意しておくようお勧めします。
(4)暴動などの緊急事態が発生した場合は外出を控え,安全な場所に避難してください。勤務先や外出先でそのような事態に遭遇した場合は,自宅やその道中が安全であるかを確認した上で行動してください。また,自分が無事であるということを家族,同僚,在ジブチ日本国大使館などに伝えてください。
(5)首都のジブチ市以外では,武装強盗に遭う可能性に留意してください。自動車で地方に赴く場合は2台以上の四輪駆動車を用意し,万一故障した際も救援を求めることができるように準備してください。夜間はジブチ市中心部を除き街灯が少なく,無灯火の車や路上通行者,家畜などの発見が遅れる等,交通事故の危険性が高まるため,移動はお勧めしません。
(6)ソマリア沖・アデン湾での海賊等事案は,近年低い水準で推移していますが,ソマリア国内の根本原因が未だ解決されていないため,海賊関連の行為,武装強盗が引き続き脅威となっています。
(7)ジブチには,フランス軍及びアメリカ軍の基地があるほか,ソマリア沖の海賊に対処するため,日本の自衛隊及び各国軍隊がジブチを拠点に活動しています。これらの施設等を標的にテロが発生する可能性があります。また,同様に外国人が集中するレストランやホテル,大型商店も標的となる可能性があるため,注意が必要です。
(8)ソマリア,エチオピア等の隣国から難民・移民の流入が継続していることに加え,昨今のイエメン紛争に伴い,イエメンからの避難経路にもなっています。このため,盗難等の一般犯罪が増加する可能性も否定できません。一般犯罪から身を守るためにも,現地の人々が集まる市場や居住地域には,極力足を踏み入れないようにしてください。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2017T066.html
●エリトリア国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●オボック州北部及びタジュラ州北部(エリトリア国境地帯を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●その他の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●エリトリア国境地帯では,停戦監視のため国境沿いに展開していたカタール軍が,6月13日以降,国境沿いから撤退したことにより,ジブチ軍・エリトリアの両軍間で,交戦が再燃するおそれが高まっています。国境沿いは危険を伴うことから,同地域への渡航は止めてください。
●オボック州北部及びタジュラ州北部では,ジブチ軍によるアファール族系反政府武装勢力等に対する砲撃や,同武装勢力による民間企業等への襲撃が散発的に発生しています。また,1990年代初頭の内戦時に埋設された地雷が残っている可能性があります。このため,これら地域への不要不急の渡航は止めてください。
● 2018年に予定されている国民議会選挙に向け,今後,各地でデモ・暴動等が発生する可能性があるため,十分な注意が必要です。
1 概況
(1)2014年5月,ジブチ市内のレストランにおいて自爆テロが発生し,外国人を含む多数が死傷しました。同テロ事件以降,依然としてジブチ当局による厳重な警戒が続いており,その後首都でのテロ事件は発生していません。しかしながら,ジブチを含む東アフリカ地域においては,ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織「アル・シャバーブ」の脅威が存在しており,引き続き予断を許さない状況です。
(2)国内政情はおおむね安定していますが,エリトリア国境地帯ではエリトリア軍との停戦状態にあり,両国間の問題の根本的な解決には至っていないため,注意が必要です。また,オボック州北部やタジュラ州北部では,現在もアファール族系反政府武装勢力と政府軍との間で,衝突が散発的に発生しているほか,同勢力による襲撃等も発生しており,注意する必要があります。
(3)2018年には,国民議会選挙が予定されており,今後,各地でデモ・暴動等が発生する可能性があります。大規模な事態に発展する可能性もあることから,デモ・暴動等に遭遇した場合は,速やかにその場から離れ,安全な場所に避難してください。
(4)これまでに,ジブチにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
2 地域情勢
(1)エリトリアとの国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
2010年,エリトリア軍とジブチ軍との交戦以降,国境付近にはカタール軍が展開し,停戦監視を行っていました。しかし,本年6月サウジアラビア等湾岸諸国がカタールとの外交関係断絶を発表し,ジブチ政府もカタールとの外交関係の縮小措置をとったことから,6月13日以降,カタール軍が国境沿いから撤退しました。このため,両国間の緊張は高く,予断を許さない状況が続いています。
つきましては,同地域への渡航・滞在は,どのような目的であれ止めてください。
(2)オボック州北部及びタジュラ州北部(エリトリア国境地帯を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
ア オボック州北部及びタジュラ州北部では,政府軍によるアファール族系反政府武装勢力FRUD(Front pour la Restauration de l'Unite et de la Democratie)に対する砲撃や,同勢力等による民間企業等への襲撃事案が次のとおり,散発的に発生しており,引き続き脅威が認められる状況にあります。
(ア)2015年9月30日,FRUD武闘派がタジュラ北部において,道路建設を担う建設会社の車両を襲撃。
(イ)2016年2月6日,武装組織と思われる者がアッサル湖周辺の憲兵隊検問所にて発砲。
(ウ)2016年8月16日,FRUD武闘派が,タジュラ北部において,地下水を汲み上げるイエメン企業を襲撃。
(エ)2016年9月16日,タジュラ北部において,道路建設を担う建設会社の車両を襲撃。
(オ)2017年4月12日,武装組織と思われる者がタジュラ州サガローにおいて,中国企業の車列を襲撃。
イ また,同地域には,1990年代初頭の内戦時に埋設された地雷が残っている可能性があります。地雷の撤去は進められていますが,やむを得ずこれら地方に赴く際には舗装道路を通行し,未舗装道路や道路ではない地帯等の走行は絶対に避けてください。
つきましては,これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。
(3)その他の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
ア 2014年5月,ジブチ市内の外国人もよく利用するレストランで自爆テロが発生し,外国人1人が死亡,19人が負傷しました。ソマリアを拠点とするイスラム過激派組織アル・シャバーブが犯行声明を発出しました。それ以降,ジブチ当局の厳重な警戒が続いており,テロ事件は発生していません。
イ 一方,2015年12月にジブチ市内バルバラ地区において,氏族の伝統的行事開催を巡り,住民と警察官との間で,死傷者を伴う衝突が発生していることから,多くの人々が集まる会合や行事には注意する必要があります。今後2018年の国民議会選挙を巡り,選挙活動,集会等が活発化することも予想されます。
ウ 2016年2月6日夜,観光名所の1つとして有名なアッサル湖付近において,憲兵隊部隊が武装集団に襲撃される事件が発生し,憲兵隊2人,犯行グループ1人が死亡しました。
エ 2017年4月12日,タジュラ近郊を走行中の車両が何者かに狙われ,金品を物色された後,車両が放火される事件が発生しています。地方における夜間の移動は危険を伴うため,不要不急の移動は避けるなどの注意が必要です。
オ ジブチ周辺にはソマリアやイエメンなど政情の不安定な国が存在し,近隣諸国の情勢の変化がジブチにも悪影響を及ぼす可能性があります。
カ 隣国ソマリアではイスラム過激派組織アル・シャバーブが活動しています。ジブチは,同組織が報復を宣言しているAMISOM(アフリカ連合ソマリア・ミッション)に派兵していることから,アル・シャバーブの標的となっています。ジブチ治安当局もテロに対する警戒レベルを上げており,十分注意が必要です。
キ 一般治安情勢としては,殺人や誘拐といった凶悪犯罪は比較的少ないものの,窃盗・スリの類は発生しています。また,高い失業率(約60%)やソマリア,エチオピア,イエメン等隣国からの難民・移民の流入等,治安の悪化要因が多く存在しています。
ク 地方では治安当局の存在も少ないため,渡航・滞在を予定している方は,現地の最新の情報の入手に努め,常に周囲に警戒を払って行動するなどの注意が必要です。
ケ 近年,ソマリア周辺海域における海賊及び武装強盗(以下「海賊等」)による事案の発生件数は極めて低い水準で推移していましたが,2017年3月以降,ソマリア沿岸海域での海賊等による被害が相次ぎ,国際推奨航路帯(IRTC)上を航行中の貨物船も襲撃されております。IRTCを含めソマリア周辺海域を航行する商船や大型観光客船等の船舶の運行事業者及び当該船舶に乗船を予定されている方は,同海域において海賊被害に遭遇する危険を十分認識し,事前に最新情報の入手に努めてください。
つきましては,これらの地域への渡航に当たっては危険を避けて頂くため特別な注意が必要です。
3 滞在に当たっての注意
ジブチにおける渡航・滞在に当たっての注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=141 )も併せてご参照ください。)
また,滞在中は,以下の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにし,外務省,在ジブチ日本国大使館,現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。
(1)在留届,「たびレジ」
海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,在ジブチ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
(2)けんかや小競り合いが大規模な暴力事件等に発展したり,小規模なデモ等が暴力的なデモや集会に発展する可能性があります。そのような現場に遭遇した場合は,極力群衆には近づかず,至急その場から離れてください。
(3)地震や洪水などの自然災害にも注意が必要です。日頃から,大規模事件や自然災害によって外出ができなくなる事態も想定し,自宅等に10日間程度の食料や飲料水(ミネラルウォーター)を備蓄し,短波ラジオや懐中電灯を用意しておくようお勧めします。
(4)暴動などの緊急事態が発生した場合は外出を控え,安全な場所に避難してください。勤務先や外出先でそのような事態に遭遇した場合は,自宅やその道中が安全であるかを確認した上で行動してください。また,自分が無事であるということを家族,同僚,在ジブチ日本国大使館などに伝えてください。
(5)首都のジブチ市以外では,武装強盗に遭う可能性に留意してください。自動車で地方に赴く場合は2台以上の四輪駆動車を用意し,万一故障した際も救援を求めることができるように準備してください。夜間はジブチ市中心部を除き街灯が少なく,無灯火の車や路上通行者,家畜などの発見が遅れる等,交通事故の危険性が高まるため,移動はお勧めしません。
(6)ソマリア沖・アデン湾での海賊等事案は,近年低い水準で推移していますが,ソマリア国内の根本原因が未だ解決されていないため,海賊関連の行為,武装強盗が引き続き脅威となっています。
(7)ジブチには,フランス軍及びアメリカ軍の基地があるほか,ソマリア沖の海賊に対処するため,日本の自衛隊及び各国軍隊がジブチを拠点に活動しています。これらの施設等を標的にテロが発生する可能性があります。また,同様に外国人が集中するレストランやホテル,大型商店も標的となる可能性があるため,注意が必要です。
(8)ソマリア,エチオピア等の隣国から難民・移民の流入が継続していることに加え,昨今のイエメン紛争に伴い,イエメンからの避難経路にもなっています。このため,盗難等の一般犯罪が増加する可能性も否定できません。一般犯罪から身を守るためにも,現地の人々が集まる市場や居住地域には,極力足を踏み入れないようにしてください。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2017T066.html
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