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[NEWS]ボスニア・ヘルツェゴビナの危険情報(外務省 海外安全ホームページ)
2017年07月10日
【危険レベル】
●ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の境界周辺地域及び一部クロアチアとの国境周辺地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
●その他の地域
レベル1:十分注意してください。(解除)
【ポイント】
●ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の境界周辺地域及び一部クロアチアとの国境周辺地域においては,過去の紛争時に埋設された地雷が,未だに残存しており,十分注意する必要があります。
●過去の紛争時に使用された銃器や爆弾を使用した強盗事件や発砲事件,爆弾事件が発生しておりましたが,警察組織改革・体制強化の結果,犯罪発生件数が減少してきたため,「レベル1:十分注意してください。」を解除します。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
1 概況
ボスニア・ヘルツェゴビナにおいては,1995年に紛争が終結して以来,和平が定着し,紛争で破壊された経済・社会インフラも国際社会の支援もあって相当程度回復してきており,政治的にも民主主義体制確立のための改革が進められています。しかしながら,国土の2.0~2.3%に残存する。紛争時に埋設された約12万個の地雷の除去作業は現在も継続しています。
(1)ボスニア・ヘルツェゴビナでは,紛争時に使用された武器による強盗事件や発砲事件,爆弾事件が発生していましたが,現地治安機関から発表されている統計によると,犯罪発生件数は,2015年は22,281件で,2012年の24,486件より2,205件(9%)減少しています。このうち殺人・殺人未遂は,128件から110件に減少(14%減)した他,強盗・窃盗事件は,20,797件から14,769件に減少(29%減)しています。
(2)2015年2月に主要都市にて大規模デモから治安機関の衝突を含む暴動に発展する事案が発生しましたが,これ以降,死傷者が発生するような暴力的デモは発生していません。
(3)2015年9月にISIL機関誌にて在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館を標的にしたテロ活動が呼びかけられていたものの,これまでに,ボスニア・ヘルツェゴビナにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていません。しかし,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
2 地域別情勢
(1)ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国(RS)の境界周辺地域及び一部クロアチアとの一部国境周辺地域:レベル1:「十分注意してください。」(継続)
現在では地雷の除去も進み,通常の生活や観光において,サラエボ市等の主要都市で被害に遭う可能性はほとんどないと言えますが,上記2つの主体境界周辺地域等を中心に未だ国土の2.0~2.3%が地雷原とされており,12万個以上の地雷が残っています。当該地域においては,地雷除去作業が継続しており,地雷の多くは既に埋設場所が確認されており,「ドクロ・マーク」,「MINE」及び「立ち入り禁止を示すテープ」で表示されていますので,こうした表示のある場所には絶対に近づかないでください。また,表示がなかったり,表示が外されてしまった埋設場所もありますので,草むらや未舗装の道路,廃墟や廃村,果樹園等には,現地事情に詳しいガイドを伴わずに立ち入ることは避けてください。万一,埋設エリアに誤って入ってしまった場合は,絶対にその場を動かず,周囲に助けを求めるなどして,駆けつけた作業員等の指示に従ってください。
地雷の埋設状況は,ボスニア・ヘルツェゴビナ地雷除去活動センターのホームページ(http://www.bhmac.org/ )で確認することができます。
(2)その他の地域:レベル1:「十分注意してください。」の解除
ア サラエボ市,バニャ・ルカ市では,紛争時に使用された武器が多く出回っていたことから,これらを使用した強盗事件や発砲事件,爆弾事件が発生しておりました。しかし,EU部隊(EUFOR)が引き続き駐留していること,また,EU加盟に向けての警察組織改革・体制強化を行っている結果,犯罪発生件数は年々減少しています。
イ 2015年2月に当地主要都市にて大規模デモから治安機関の衝突を含む暴動に発展する事案が発生しましたが,これ以降同規模のデモは発生していません。
現在,当地で行われるデモ行動のほとんどは,賃金引き上げ要求や退役軍人の社会保障を求めるもので,政府の政策等に関する抗議デモにおいても,政府関連庁舎前におけるシュプレッヒコール又は警察による誘導に従う幹線道路行進がほとんどであり,暴動により死傷者が発生するような事態には発展しておりません。
なお,2015年以降に発生しているデモ行動は,原則として,政府への届出に沿って行われるもののみであり,不用意に近づくことのない限り,在留邦人又は邦人旅行者が,巻き添え被害を被る可能性は低いと考えられます。
以上の状況から,ボスニア・ヘルツェゴビナ全土に発出していた危険情報「レベル1:十分注意してください。」を,上記(1)の地雷埋没地域を除き解除しますが,同国への渡航・滞在を予定されている方は,引き続き日本国外務省,在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館,現地関係機関等から最新の情報を入手し,自己の安全確保に留意してください。
3 滞在にあたっての注意
滞在中の方は,上記情勢及び下記の注意事項に留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館,現地関係機関等より最新の情報を入手するように努めてください。
ア 民族的・宗教的な話題は,思わぬトラブルになることがあるので避ける。
イ 犯罪組織の抗争などに巻き込まれないよう,深夜の外出は控える。
ウ テロ対策として,カフェやレストランでは,非常口や避難ルートを確認し,オープンスペースや出入口付近の席は避ける。
エ 強盗事件は,銀行,ベットショップ(サッカーくじ売場),スーパーやガソリンスタンド等で強盗事件が発生しているので,事件に巻き込まれないよう,これらの施設からは用件が済み次第速やかに移動する。
オ 歩行中にネックレスやイヤリング等のアクセサリーを強奪される事件も発生しているので,華美な服装は避ける。
カ 思わぬ騒乱に発展する可能性もあるので,デモや集会には近づかない。
キ 国内を移動する際は,交通量が少なく治安面で万全ではない非幹線道路を避け,幹線道路を利用する。
ク スリやひったくりの被害に遭わないよう,貴重品は身体から離さず携行し,混雑している場所では,貴重品入りのバッグ等は必ず身体の前に抱えるようにする。特に,サラエボ市内路面電車(トラム)の車内及び駅において日本人旅行者のスリ被害が多発しているので,十分に注意する。
ケ バス・ターミナルやサラエボ中央駅周辺において日本人旅行者が強盗などの被害に遭うケースも発生しているので,滞在時は昼夜を問わずひと気の無い場所へ行くことを避け,行った際には用件が済み次第速やかにその場から離れる。
コ 万一,強盗事件に遭遇した場合は,犯人を下手に刺激すると暴行されるおそれがあるので,決して抵抗せず,身の安全を第一に考えて行動する。
サ 住居への侵入事件が散発的に発生しているため,安全対策に心がける。
シ 海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにする。
3か月以上滞在する場合は,在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出する。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時に在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録する。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
4 その他
また,隣国のセルビア及びクロアチアにも各々「危険情報」が発出されているのでご参照ください。
セルビアに対する危険情報(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_175.html#ad-image-0 )
クロアチアに対する危険情報(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_188.html#ad-image-0 )
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2017T058.html
●ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の境界周辺地域及び一部クロアチアとの国境周辺地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
●その他の地域
レベル1:十分注意してください。(解除)
【ポイント】
●ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の境界周辺地域及び一部クロアチアとの国境周辺地域においては,過去の紛争時に埋設された地雷が,未だに残存しており,十分注意する必要があります。
●過去の紛争時に使用された銃器や爆弾を使用した強盗事件や発砲事件,爆弾事件が発生しておりましたが,警察組織改革・体制強化の結果,犯罪発生件数が減少してきたため,「レベル1:十分注意してください。」を解除します。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
1 概況
ボスニア・ヘルツェゴビナにおいては,1995年に紛争が終結して以来,和平が定着し,紛争で破壊された経済・社会インフラも国際社会の支援もあって相当程度回復してきており,政治的にも民主主義体制確立のための改革が進められています。しかしながら,国土の2.0~2.3%に残存する。紛争時に埋設された約12万個の地雷の除去作業は現在も継続しています。
(1)ボスニア・ヘルツェゴビナでは,紛争時に使用された武器による強盗事件や発砲事件,爆弾事件が発生していましたが,現地治安機関から発表されている統計によると,犯罪発生件数は,2015年は22,281件で,2012年の24,486件より2,205件(9%)減少しています。このうち殺人・殺人未遂は,128件から110件に減少(14%減)した他,強盗・窃盗事件は,20,797件から14,769件に減少(29%減)しています。
(2)2015年2月に主要都市にて大規模デモから治安機関の衝突を含む暴動に発展する事案が発生しましたが,これ以降,死傷者が発生するような暴力的デモは発生していません。
(3)2015年9月にISIL機関誌にて在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館を標的にしたテロ活動が呼びかけられていたものの,これまでに,ボスニア・ヘルツェゴビナにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていません。しかし,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
2 地域別情勢
(1)ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国(RS)の境界周辺地域及び一部クロアチアとの一部国境周辺地域:レベル1:「十分注意してください。」(継続)
現在では地雷の除去も進み,通常の生活や観光において,サラエボ市等の主要都市で被害に遭う可能性はほとんどないと言えますが,上記2つの主体境界周辺地域等を中心に未だ国土の2.0~2.3%が地雷原とされており,12万個以上の地雷が残っています。当該地域においては,地雷除去作業が継続しており,地雷の多くは既に埋設場所が確認されており,「ドクロ・マーク」,「MINE」及び「立ち入り禁止を示すテープ」で表示されていますので,こうした表示のある場所には絶対に近づかないでください。また,表示がなかったり,表示が外されてしまった埋設場所もありますので,草むらや未舗装の道路,廃墟や廃村,果樹園等には,現地事情に詳しいガイドを伴わずに立ち入ることは避けてください。万一,埋設エリアに誤って入ってしまった場合は,絶対にその場を動かず,周囲に助けを求めるなどして,駆けつけた作業員等の指示に従ってください。
地雷の埋設状況は,ボスニア・ヘルツェゴビナ地雷除去活動センターのホームページ(http://www.bhmac.org/ )で確認することができます。
(2)その他の地域:レベル1:「十分注意してください。」の解除
ア サラエボ市,バニャ・ルカ市では,紛争時に使用された武器が多く出回っていたことから,これらを使用した強盗事件や発砲事件,爆弾事件が発生しておりました。しかし,EU部隊(EUFOR)が引き続き駐留していること,また,EU加盟に向けての警察組織改革・体制強化を行っている結果,犯罪発生件数は年々減少しています。
イ 2015年2月に当地主要都市にて大規模デモから治安機関の衝突を含む暴動に発展する事案が発生しましたが,これ以降同規模のデモは発生していません。
現在,当地で行われるデモ行動のほとんどは,賃金引き上げ要求や退役軍人の社会保障を求めるもので,政府の政策等に関する抗議デモにおいても,政府関連庁舎前におけるシュプレッヒコール又は警察による誘導に従う幹線道路行進がほとんどであり,暴動により死傷者が発生するような事態には発展しておりません。
なお,2015年以降に発生しているデモ行動は,原則として,政府への届出に沿って行われるもののみであり,不用意に近づくことのない限り,在留邦人又は邦人旅行者が,巻き添え被害を被る可能性は低いと考えられます。
以上の状況から,ボスニア・ヘルツェゴビナ全土に発出していた危険情報「レベル1:十分注意してください。」を,上記(1)の地雷埋没地域を除き解除しますが,同国への渡航・滞在を予定されている方は,引き続き日本国外務省,在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館,現地関係機関等から最新の情報を入手し,自己の安全確保に留意してください。
3 滞在にあたっての注意
滞在中の方は,上記情勢及び下記の注意事項に留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館,現地関係機関等より最新の情報を入手するように努めてください。
ア 民族的・宗教的な話題は,思わぬトラブルになることがあるので避ける。
イ 犯罪組織の抗争などに巻き込まれないよう,深夜の外出は控える。
ウ テロ対策として,カフェやレストランでは,非常口や避難ルートを確認し,オープンスペースや出入口付近の席は避ける。
エ 強盗事件は,銀行,ベットショップ(サッカーくじ売場),スーパーやガソリンスタンド等で強盗事件が発生しているので,事件に巻き込まれないよう,これらの施設からは用件が済み次第速やかに移動する。
オ 歩行中にネックレスやイヤリング等のアクセサリーを強奪される事件も発生しているので,華美な服装は避ける。
カ 思わぬ騒乱に発展する可能性もあるので,デモや集会には近づかない。
キ 国内を移動する際は,交通量が少なく治安面で万全ではない非幹線道路を避け,幹線道路を利用する。
ク スリやひったくりの被害に遭わないよう,貴重品は身体から離さず携行し,混雑している場所では,貴重品入りのバッグ等は必ず身体の前に抱えるようにする。特に,サラエボ市内路面電車(トラム)の車内及び駅において日本人旅行者のスリ被害が多発しているので,十分に注意する。
ケ バス・ターミナルやサラエボ中央駅周辺において日本人旅行者が強盗などの被害に遭うケースも発生しているので,滞在時は昼夜を問わずひと気の無い場所へ行くことを避け,行った際には用件が済み次第速やかにその場から離れる。
コ 万一,強盗事件に遭遇した場合は,犯人を下手に刺激すると暴行されるおそれがあるので,決して抵抗せず,身の安全を第一に考えて行動する。
サ 住居への侵入事件が散発的に発生しているため,安全対策に心がける。
シ 海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにする。
3か月以上滞在する場合は,在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出する。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時に在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録する。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
4 その他
また,隣国のセルビア及びクロアチアにも各々「危険情報」が発出されているのでご参照ください。
セルビアに対する危険情報(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_175.html#ad-image-0 )
クロアチアに対する危険情報(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_188.html#ad-image-0 )
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2017T058.html
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