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[NEWS]マダガスカルの危険情報【危険レベル継続】(外務省 海外安全ホームページ)
2017年07月10日
【危険度】
●全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●2016年6月の独立記念日に,アンタナナリボ市内のマハマシナ競技場で手榴弾によるものとみられる爆発事件で3名が死亡,90名が負傷したほか,大規模イベントや多くの人々が集まる場所をターゲットとした凶悪事件等が発生しています。そのような場所では,周囲の状況に十分に注意する必要があります。
●また,マダガスカル全土において,誘拐事件が増加傾向にあるほか,武装強盗団ダハロによる村落襲撃事案が南西部地域で数多く報告されています。
☆詳細については,以下の内容をよくお読みください。
1 概況
(1)マダガスカルでは,2009年の政変以来,暫定政権が続いてきましたが,2013年末に実施された大統領選挙及び国民議会議員選挙は平和裡かつ自由公正に行われ,2014年1月25日,ヘリー・ラジャオナリマンピアニナ大統領が就任しました。 大統領就任から3年半が経過し,政治情勢はおおむね安定傾向にあります。一方,国民の約90%が1日2ドル以下の貧困層である(世銀統計2013年)等,国民生活の改善,向上等が強く望まれており,マダガスカル国民及び国際社会は現政権が推進する各種政策の進展を注視しています。
(2)2016年6月26日の独立記念日に,アンタナナリボ市内のマハマシナ競技場において,手榴弾によるものとみられる爆発事件が発生し,3名が死亡,約90名が重軽傷を負いました。事件の背景等については,明らかになっていませんが,特に大規模イベントや多くの人々が集まる場所をターゲットとした凶悪事件が時折発生していますので,周囲の状況に十分に注意する必要があります。
また,近年,マダガスカル全土において誘拐事件が増加しており,2016年の誘拐事件は,治安当局による公表数だけでも100件以上発生しており,過去最高だった2015年の誘拐事件発生件数とほぼ同数でした。これらの事件は身代金目的の犯行が大半を占めていますが,最近は被害者が殺害される事案もみられますので十分に注意する必要があります。
(3)これまでに,マダガスカルにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,フランス,ベルギー,トルコ,インドネシア,英国等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
2 地域情勢
(1)首都アンタナナリボ市及びその周辺
ア アンタナナリボ市内及びその周辺は,十分な注意を払えば比較的安全な状況にあります。アジア系住民が多く,平和的な国民性で,特に親日的であり,日本人が犯罪のターゲットにされることは少ないと言えます。しかし,全体的な貧困状況にかんがみ,一般犯罪に巻き込まれないよう,引き続き十分に注意する必要があります。観光地や市場などでは,引き続きスリやひったくりが多発しており,外国人旅行者が特に多いアナラケリー市場,独立大通り,独立広場に続く大階段等では,日中であっても日本人渡航者の強盗被害が発生しています。以前は,単独犯による強引な手口での犯行が一般的でしたが,最近では複数の者による組織的で連携が図られた犯罪手口(スリ,集団強盗など)が散見されており,特に市場やバス待合所など多くの人で混み合う場所では,十分な注意が必要です。
イ 一方,こうした状況のなかで,2016年6月26日午後7時頃,マダガスカルの独立記念日に,式典が行われたアンタナナリボ市内のマハマシナ競技場にて,手榴弾によるものとみられる爆発事件が発生し,3名が死亡,約90名が重軽傷を負いました。事件の背景等については,明らかになっていませんが,特に大規模イベントや多くの人々が集まる場所をターゲットとした凶悪事件がたびたび発生していますので,そのような場所を訪れる際は周囲の状況にも十分注意する必要があります。
ウ そのほか,日本人観光客も多く訪れる独立大通り周辺において,夜間,複数の警察官が検問と称して日本人観光客を車から降ろし,パスポートの不携帯,予防接種の不備等の理由で金銭を執拗に要求し,進路を阻んだり警察署に連行するといった事案が発生しています。たとえ要求額が少額であっても毅然とした態度で断ることが重要ですが,逆に金銭の支払いを拒み続けることで状況が悪化し,危険な状況に陥るケースもあり得ますので,状況に応じて臨機応変に対応する必要があります。特に深夜は,中心街であっても日中に比べ閑散としています。深夜の不要不急の外出は避け,外出せざるを得ない場合には,周囲の安全確認を怠らない等,細心の注意を払って行動してください。
(2)その他の地域
ア 治安一般
従来,地方都市は首都圏に比べ,犯罪は少なく,比較的安全であると考えられていました。しかし,最近では地方都市においても外国人に対する武装強盗,殺人や誘拐等の凶悪事件が発生するようになっており,首都圏と同様,常に危険に遭遇する可能性があることを念頭に置いて行動するよう心がけてください。特に夜間においては,道路や橋の中央に木,石及び車等の障害物を置き,走行中の車両の進行を妨げた上で襲い,強盗に及ぶ武装強盗団による犯行が発生しています。比較的道路状況の良い国道4号線や7号線などの主要な国道を通行する場合でも,夜間の通行は避け,明るい日中に通行してください。
また,車両での移動によるマダガスカル国内の旅行には,常に道路状況などによる交通事故に巻き込まれるリスクも伴います。特に遠方への移動は国内航空便の利用も含めて検討してください。
イ 西・南部各地における武装「牛強盗団」
牛の強奪を目的とした武装強盗団ダハロによる村落襲撃事案が南西部地域で数多く報告されています。また,南西部が中心と考えられていたダハロの活動地域が,最近他の地域にも広がっていると思われる事例もみられています。現在も引き続き,マダガスカル全土において治安当局が掃討作戦を実施しており,一定の成果が上がっているとされていますが,ダハロによる村の襲撃事案や治安当局との銃撃戦も時折発生しています。
特に南部の アンドラノボリ(Andranovory:首都中心部より南南西約600km)から アンパニ(Ampanihy)に至る国道10号線,イフシ(Ihosy)から アンブヴォンベ(Ambovombe)に至る国道13号線付近は,ダハロによる襲撃事案が多発している地域です。上記国道の通行は昼夜を問わず控えてください。
つきましては,マダガスカルへの渡航に当たっては危険を避けるため,報道等から最新の情報の把握に努め,自身の安全対策を講じてから渡航するなど,十分注意を払ってください。
3 滞在にあたっての注意
マダガスカルでの滞在にあたっては,下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在マダガスカル日本国大使館,現地報道等より最新情報を入手するよう努めてください。
また,マダガスカルにおける渡航・滞在に当たっての注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=119 )も併せてご参照ください。
(1)滞在中は旅券等の身分証明書を携行する(ただし,スリ・ひったくり・置き引きが頻発しているので注意を怠らないこと)。
(2)不要不急の夜間の外出は控えるとともに,昼間であっても常に周囲への注意を怠らず,また,可能な限り集団での行動に努める。
(3)デモ・集会等大勢の人が集まる場所には近づかない。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2017T054.html
●全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●2016年6月の独立記念日に,アンタナナリボ市内のマハマシナ競技場で手榴弾によるものとみられる爆発事件で3名が死亡,90名が負傷したほか,大規模イベントや多くの人々が集まる場所をターゲットとした凶悪事件等が発生しています。そのような場所では,周囲の状況に十分に注意する必要があります。
●また,マダガスカル全土において,誘拐事件が増加傾向にあるほか,武装強盗団ダハロによる村落襲撃事案が南西部地域で数多く報告されています。
☆詳細については,以下の内容をよくお読みください。
1 概況
(1)マダガスカルでは,2009年の政変以来,暫定政権が続いてきましたが,2013年末に実施された大統領選挙及び国民議会議員選挙は平和裡かつ自由公正に行われ,2014年1月25日,ヘリー・ラジャオナリマンピアニナ大統領が就任しました。 大統領就任から3年半が経過し,政治情勢はおおむね安定傾向にあります。一方,国民の約90%が1日2ドル以下の貧困層である(世銀統計2013年)等,国民生活の改善,向上等が強く望まれており,マダガスカル国民及び国際社会は現政権が推進する各種政策の進展を注視しています。
(2)2016年6月26日の独立記念日に,アンタナナリボ市内のマハマシナ競技場において,手榴弾によるものとみられる爆発事件が発生し,3名が死亡,約90名が重軽傷を負いました。事件の背景等については,明らかになっていませんが,特に大規模イベントや多くの人々が集まる場所をターゲットとした凶悪事件が時折発生していますので,周囲の状況に十分に注意する必要があります。
また,近年,マダガスカル全土において誘拐事件が増加しており,2016年の誘拐事件は,治安当局による公表数だけでも100件以上発生しており,過去最高だった2015年の誘拐事件発生件数とほぼ同数でした。これらの事件は身代金目的の犯行が大半を占めていますが,最近は被害者が殺害される事案もみられますので十分に注意する必要があります。
(3)これまでに,マダガスカルにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,フランス,ベルギー,トルコ,インドネシア,英国等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
2 地域情勢
(1)首都アンタナナリボ市及びその周辺
ア アンタナナリボ市内及びその周辺は,十分な注意を払えば比較的安全な状況にあります。アジア系住民が多く,平和的な国民性で,特に親日的であり,日本人が犯罪のターゲットにされることは少ないと言えます。しかし,全体的な貧困状況にかんがみ,一般犯罪に巻き込まれないよう,引き続き十分に注意する必要があります。観光地や市場などでは,引き続きスリやひったくりが多発しており,外国人旅行者が特に多いアナラケリー市場,独立大通り,独立広場に続く大階段等では,日中であっても日本人渡航者の強盗被害が発生しています。以前は,単独犯による強引な手口での犯行が一般的でしたが,最近では複数の者による組織的で連携が図られた犯罪手口(スリ,集団強盗など)が散見されており,特に市場やバス待合所など多くの人で混み合う場所では,十分な注意が必要です。
イ 一方,こうした状況のなかで,2016年6月26日午後7時頃,マダガスカルの独立記念日に,式典が行われたアンタナナリボ市内のマハマシナ競技場にて,手榴弾によるものとみられる爆発事件が発生し,3名が死亡,約90名が重軽傷を負いました。事件の背景等については,明らかになっていませんが,特に大規模イベントや多くの人々が集まる場所をターゲットとした凶悪事件がたびたび発生していますので,そのような場所を訪れる際は周囲の状況にも十分注意する必要があります。
ウ そのほか,日本人観光客も多く訪れる独立大通り周辺において,夜間,複数の警察官が検問と称して日本人観光客を車から降ろし,パスポートの不携帯,予防接種の不備等の理由で金銭を執拗に要求し,進路を阻んだり警察署に連行するといった事案が発生しています。たとえ要求額が少額であっても毅然とした態度で断ることが重要ですが,逆に金銭の支払いを拒み続けることで状況が悪化し,危険な状況に陥るケースもあり得ますので,状況に応じて臨機応変に対応する必要があります。特に深夜は,中心街であっても日中に比べ閑散としています。深夜の不要不急の外出は避け,外出せざるを得ない場合には,周囲の安全確認を怠らない等,細心の注意を払って行動してください。
(2)その他の地域
ア 治安一般
従来,地方都市は首都圏に比べ,犯罪は少なく,比較的安全であると考えられていました。しかし,最近では地方都市においても外国人に対する武装強盗,殺人や誘拐等の凶悪事件が発生するようになっており,首都圏と同様,常に危険に遭遇する可能性があることを念頭に置いて行動するよう心がけてください。特に夜間においては,道路や橋の中央に木,石及び車等の障害物を置き,走行中の車両の進行を妨げた上で襲い,強盗に及ぶ武装強盗団による犯行が発生しています。比較的道路状況の良い国道4号線や7号線などの主要な国道を通行する場合でも,夜間の通行は避け,明るい日中に通行してください。
また,車両での移動によるマダガスカル国内の旅行には,常に道路状況などによる交通事故に巻き込まれるリスクも伴います。特に遠方への移動は国内航空便の利用も含めて検討してください。
イ 西・南部各地における武装「牛強盗団」
牛の強奪を目的とした武装強盗団ダハロによる村落襲撃事案が南西部地域で数多く報告されています。また,南西部が中心と考えられていたダハロの活動地域が,最近他の地域にも広がっていると思われる事例もみられています。現在も引き続き,マダガスカル全土において治安当局が掃討作戦を実施しており,一定の成果が上がっているとされていますが,ダハロによる村の襲撃事案や治安当局との銃撃戦も時折発生しています。
特に南部の アンドラノボリ(Andranovory:首都中心部より南南西約600km)から アンパニ(Ampanihy)に至る国道10号線,イフシ(Ihosy)から アンブヴォンベ(Ambovombe)に至る国道13号線付近は,ダハロによる襲撃事案が多発している地域です。上記国道の通行は昼夜を問わず控えてください。
つきましては,マダガスカルへの渡航に当たっては危険を避けるため,報道等から最新の情報の把握に努め,自身の安全対策を講じてから渡航するなど,十分注意を払ってください。
3 滞在にあたっての注意
マダガスカルでの滞在にあたっては,下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在マダガスカル日本国大使館,現地報道等より最新情報を入手するよう努めてください。
また,マダガスカルにおける渡航・滞在に当たっての注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=119 )も併せてご参照ください。
(1)滞在中は旅券等の身分証明書を携行する(ただし,スリ・ひったくり・置き引きが頻発しているので注意を怠らないこと)。
(2)不要不急の夜間の外出は控えるとともに,昼間であっても常に周囲への注意を怠らず,また,可能な限り集団での行動に努める。
(3)デモ・集会等大勢の人が集まる場所には近づかない。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2017T054.html
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