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[NEWS]ウクライナの危険情報【一部地域の危険レベル引き下げ】(外務省 海外安全ホームページ)
2017年05月18日
【危険度】
●クリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(滞在中の方は事情が許す限り早期の退避を検討してください。)(継続)
●ドネツク州及びルハンスク州
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ハルキウ州
レベル1:十分注意してください(引き下げ)
●上記地域を除く全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●クリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市では,ロシアによる不法占拠により,ウクライナ政府の統治が及んでいないため,どのような目的であれこの地域への渡航は止めてください。
●ドネツク州及びルハンスク州の一部の地域では,ウクライナ政府部隊と武装勢力との間で,散発的な戦闘が継続していますので,どのような目的であれこの地域への渡航は止めてください。
●その他の地域については比較的平穏で安定していますが,今後の政治情勢等を背景に治安が悪化する可能性は排除されず,引き続き注意が必要です。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
1.概況
(1)ウクライナでは,2013年11月にヤヌコーヴィチ大統領(当時)下の政府が,欧州連合(EU)との連合協定の署名プロセスの一時停止を発表したことを契機に,欧州統合を支持する市民を中心に抗議活動がウクライナ各地で発生し,その後治安当局との衝突へと発展しました。その結果,2014年2月にヤヌコーヴィチ大統領は国外へ逃亡し,政権は崩壊しました。
(2)2014年3月,ロシアはクリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市を違法に「併合」したことにより,この地域では現在までロシアによる不法占拠が継続しており,ウクライナ政府の統治が及んでいません。
(3)こうした動きを受けて,2014年4月,ウクライナ東部のドネツク州及びルハンスク州において,武装勢力が行政府庁舎等を占拠し,自称「人民共和国」の樹立を一方的に宣言する等,ウクライナから分離独立を目指す動きが見られるようになりました。これに対して,ウクライナ政府は,武装勢力によって占領された領地を取り返すべく,「反テロ作戦」を開始しました。その結果,この地域ではウクライナ政府部隊と武装勢力との間で激しい戦闘が発生し,現在も散発的な戦闘が継続しています。
(4)首都キエフ市を含む上記以外の地域では,情勢は比較的安定しています。しかし,今後,政治情勢等を背景に治安が悪化する可能性も排除されないことから,引き続き注意が必要です。
2.地域別情勢
(1)クリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市:「渡航は止めてください(渡航中止勧告)」(滞在中の方は事情が許す限り早期の退避を検討してください。)(継続)
2014年の政変を受けて,ロシア系住民が多く住むクリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市(以下「クリミア」という。)では,ウクライナの領土の一体性を支持する住民と武装勢力との間で対立が深まり,武装勢力が行政府庁舎等を占拠する事態へと発展しました。2014年 3月,自称「クリミア共和国」議会及びセヴァストーポリ「市議会」が「独立宣言」を採択し,その後,クリミアのロシアへの編入等を問う「住民投票」が違法に実施されました。この「住民投票」において,実施委員会は投票者の約96%がクリミアのロシア編入に「賛成」したと発表し,これを受けてロシアはクリミアを違法に「併合」しました。ウクライナ及び欧米諸国はこのロシアによる行為を非難し,同国によるクリミア「併合」を認めていません。
クリミアでは現在までロシアによる不法占拠が継続しており,ウクライナ政府の統治が及んでいません。ウクライナ政府は,クリミアに立ち入る場合には,同国政府の許可を得る必要があるとしています。また,ロシアからクリミアへの立ち入りは違法と見なし,ウクライナ国内法による処罰の対象としています。
日本政府はクリミアをウクライナの領土と見なしていますが,上記のとおりウクライナ政府の統治が及んでいないことから,仮に邦人渡航者がクリミアにおいて何らかの不測の事態に巻き込まれても,在ウクライナ日本国大使館による邦人援護を受けることは極めて困難です。さらに,状況によっては今後道路や空港が完全に封鎖されるなど,移動手段が大きく制限される可能性もあります。
つきましては,クリミアについて危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。」(滞在中の方は事情が許す限り早期の退避を検討してください。)の発出を継続しますので,この地域への渡航に関しては,目的の如何を問わず止めてください。また,既にこの地域に滞在している方は,事情が許す限り早期の退避を検討してください。
なお,クリミアにおける取材について,報道各社等に向けて注意喚起を出しています。フリーの報道関係者を含め2014年4月25日付「ウクライナ東部での取材に際する注意喚起について」の4.を踏まえ,クリミアへの渡航・滞在を見合わせるよう,強くお勧めします。
(2)ドネツク州及びルハンスク州:「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」(継続)
ウクライナ東部のドネツク州及びルハンスク州では,2014年4月以降,武装勢力による行政府庁舎等の占拠,自称「人民共和国」の樹立宣言,保安庁や警察署の襲撃等,過激な行動が広がりました。こうした武装勢力の動きに対して,ウクライナ政府は「反テロ作戦」を開始した結果,ウクライナ政府部隊と武装勢力との間で激しい戦闘が発生するようになりました。その後,戦闘は長期化し,双方に犠牲者が増加し続けたため,2014年9月及び2015年2月に関係者間で和平合意が署名されましたが,それ以降も停戦違反は継続し,現在まで散発的な戦闘が続いています。2017年1月にはドネツク州のアウジーウカ及び周辺地域において戦闘が激化し,民間人にも犠牲者が発生しました。
つきましては,ドネツク州及びルハンスク州について危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。」の発出を継続しますので,報道関係者を含め,この地域への渡航に関しては,目的の如何を問わず止めてください。
(3)ハルキウ州:「レベル1:十分注意してください。」(引き下げ)
ウクライナ東部のハルキウ州はドネツク州及びルハンスク州に隣接し,2014年4月以降,武装勢力による州行政庁舎等の占拠,保安庁や警察署への襲撃等が発生していましたが,2015年以降は比較的平穏な状況が継続しているため,同州の危険情報を「レベル1:十分注意してください。」に引き下げます。
しかし,今後,政治情勢等を背景に治安が悪化する可能性は排除されず,引き続き注意が必要です。一般的な安全対策を講じるとともに,常に不測の事態に備え,報道等から最新の情報を入手するように努めてください。
(4)上記を除く地域:「レベル1:十分注意してください。」(継続)
上記(1)から(3)までを除く地域は,比較的平穏で安定しています。
しかし,ウクライナでは時折,内政に関する抗議集会の参加者の一部が暴徒化する事例が発生しています。また,2016年7月にはキエフ市内で親欧米派のロシア国籍通信記者が車内に仕掛けられた爆弾によって殺害される事件も発生しています。
今後,政治情勢等を背景に治安が悪化する可能性は排除されず,引き続き注意が必要です。一般的な安全対策を講じるとともに,常に不測の事態に備え,最新の情報を入手するように努めてください。
3 滞在に当たっての注意
海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,在ウクライナ大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
4 隣国のロシア,ベラルーシ,モルドバにも危険情報が発出されていますので,御参照ください。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2017T042.html
●クリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(滞在中の方は事情が許す限り早期の退避を検討してください。)(継続)
●ドネツク州及びルハンスク州
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ハルキウ州
レベル1:十分注意してください(引き下げ)
●上記地域を除く全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●クリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市では,ロシアによる不法占拠により,ウクライナ政府の統治が及んでいないため,どのような目的であれこの地域への渡航は止めてください。
●ドネツク州及びルハンスク州の一部の地域では,ウクライナ政府部隊と武装勢力との間で,散発的な戦闘が継続していますので,どのような目的であれこの地域への渡航は止めてください。
●その他の地域については比較的平穏で安定していますが,今後の政治情勢等を背景に治安が悪化する可能性は排除されず,引き続き注意が必要です。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
1.概況
(1)ウクライナでは,2013年11月にヤヌコーヴィチ大統領(当時)下の政府が,欧州連合(EU)との連合協定の署名プロセスの一時停止を発表したことを契機に,欧州統合を支持する市民を中心に抗議活動がウクライナ各地で発生し,その後治安当局との衝突へと発展しました。その結果,2014年2月にヤヌコーヴィチ大統領は国外へ逃亡し,政権は崩壊しました。
(2)2014年3月,ロシアはクリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市を違法に「併合」したことにより,この地域では現在までロシアによる不法占拠が継続しており,ウクライナ政府の統治が及んでいません。
(3)こうした動きを受けて,2014年4月,ウクライナ東部のドネツク州及びルハンスク州において,武装勢力が行政府庁舎等を占拠し,自称「人民共和国」の樹立を一方的に宣言する等,ウクライナから分離独立を目指す動きが見られるようになりました。これに対して,ウクライナ政府は,武装勢力によって占領された領地を取り返すべく,「反テロ作戦」を開始しました。その結果,この地域ではウクライナ政府部隊と武装勢力との間で激しい戦闘が発生し,現在も散発的な戦闘が継続しています。
(4)首都キエフ市を含む上記以外の地域では,情勢は比較的安定しています。しかし,今後,政治情勢等を背景に治安が悪化する可能性も排除されないことから,引き続き注意が必要です。
2.地域別情勢
(1)クリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市:「渡航は止めてください(渡航中止勧告)」(滞在中の方は事情が許す限り早期の退避を検討してください。)(継続)
2014年の政変を受けて,ロシア系住民が多く住むクリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市(以下「クリミア」という。)では,ウクライナの領土の一体性を支持する住民と武装勢力との間で対立が深まり,武装勢力が行政府庁舎等を占拠する事態へと発展しました。2014年 3月,自称「クリミア共和国」議会及びセヴァストーポリ「市議会」が「独立宣言」を採択し,その後,クリミアのロシアへの編入等を問う「住民投票」が違法に実施されました。この「住民投票」において,実施委員会は投票者の約96%がクリミアのロシア編入に「賛成」したと発表し,これを受けてロシアはクリミアを違法に「併合」しました。ウクライナ及び欧米諸国はこのロシアによる行為を非難し,同国によるクリミア「併合」を認めていません。
クリミアでは現在までロシアによる不法占拠が継続しており,ウクライナ政府の統治が及んでいません。ウクライナ政府は,クリミアに立ち入る場合には,同国政府の許可を得る必要があるとしています。また,ロシアからクリミアへの立ち入りは違法と見なし,ウクライナ国内法による処罰の対象としています。
日本政府はクリミアをウクライナの領土と見なしていますが,上記のとおりウクライナ政府の統治が及んでいないことから,仮に邦人渡航者がクリミアにおいて何らかの不測の事態に巻き込まれても,在ウクライナ日本国大使館による邦人援護を受けることは極めて困難です。さらに,状況によっては今後道路や空港が完全に封鎖されるなど,移動手段が大きく制限される可能性もあります。
つきましては,クリミアについて危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。」(滞在中の方は事情が許す限り早期の退避を検討してください。)の発出を継続しますので,この地域への渡航に関しては,目的の如何を問わず止めてください。また,既にこの地域に滞在している方は,事情が許す限り早期の退避を検討してください。
なお,クリミアにおける取材について,報道各社等に向けて注意喚起を出しています。フリーの報道関係者を含め2014年4月25日付「ウクライナ東部での取材に際する注意喚起について」の4.を踏まえ,クリミアへの渡航・滞在を見合わせるよう,強くお勧めします。
(2)ドネツク州及びルハンスク州:「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」(継続)
ウクライナ東部のドネツク州及びルハンスク州では,2014年4月以降,武装勢力による行政府庁舎等の占拠,自称「人民共和国」の樹立宣言,保安庁や警察署の襲撃等,過激な行動が広がりました。こうした武装勢力の動きに対して,ウクライナ政府は「反テロ作戦」を開始した結果,ウクライナ政府部隊と武装勢力との間で激しい戦闘が発生するようになりました。その後,戦闘は長期化し,双方に犠牲者が増加し続けたため,2014年9月及び2015年2月に関係者間で和平合意が署名されましたが,それ以降も停戦違反は継続し,現在まで散発的な戦闘が続いています。2017年1月にはドネツク州のアウジーウカ及び周辺地域において戦闘が激化し,民間人にも犠牲者が発生しました。
つきましては,ドネツク州及びルハンスク州について危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。」の発出を継続しますので,報道関係者を含め,この地域への渡航に関しては,目的の如何を問わず止めてください。
(3)ハルキウ州:「レベル1:十分注意してください。」(引き下げ)
ウクライナ東部のハルキウ州はドネツク州及びルハンスク州に隣接し,2014年4月以降,武装勢力による州行政庁舎等の占拠,保安庁や警察署への襲撃等が発生していましたが,2015年以降は比較的平穏な状況が継続しているため,同州の危険情報を「レベル1:十分注意してください。」に引き下げます。
しかし,今後,政治情勢等を背景に治安が悪化する可能性は排除されず,引き続き注意が必要です。一般的な安全対策を講じるとともに,常に不測の事態に備え,報道等から最新の情報を入手するように努めてください。
(4)上記を除く地域:「レベル1:十分注意してください。」(継続)
上記(1)から(3)までを除く地域は,比較的平穏で安定しています。
しかし,ウクライナでは時折,内政に関する抗議集会の参加者の一部が暴徒化する事例が発生しています。また,2016年7月にはキエフ市内で親欧米派のロシア国籍通信記者が車内に仕掛けられた爆弾によって殺害される事件も発生しています。
今後,政治情勢等を背景に治安が悪化する可能性は排除されず,引き続き注意が必要です。一般的な安全対策を講じるとともに,常に不測の事態に備え,最新の情報を入手するように努めてください。
3 滞在に当たっての注意
海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,在ウクライナ大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
4 隣国のロシア,ベラルーシ,モルドバにも危険情報が発出されていますので,御参照ください。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2017T042.html
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