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[NEWS]ナイジェリアにおける髄膜炎菌性髄膜炎の流行についての注意喚起(外務省 海外安全ホームページ)
2017年04月27日
●現在ナイジェリア北西部(ザンファラ州及びソコト州)を中心に髄膜炎菌性髄膜炎が流行しており、髄膜炎菌ワクチンの接種が推奨されています。
●なお、外務省は、ザンファラ州及びソコト州を含む同国北西部を中心に渡航中止勧告を発出していますので、これらの地域への渡航は止めてください。また、同国北東部(ボルノ州、ヨベ州及びアダマワ州)に退避勧告を発出していますので、これらの地域への渡航は止め、現在これらの地域へ滞在中の方は安全な国・地域へ退避してください。
【本文】
1 ナイジェリアにおける髄膜炎菌性髄膜炎の流行
(1)ナイジェリアでは、現在髄膜炎菌性髄膜炎が北西部のザンファラ州及びソコト州を中心に流行しており、4月21日現在、全国で患者数8,546人(うち死亡者767人)となっています。
(2)現在ナイジェリアで流行している髄膜炎菌の血清型はA型とC型です。日本の髄膜炎ワクチンはA型とC型を含む4価ワクチンですが、国によってはC型のみの1価ワクチン(旧型ワクチン)の場合もありますので、日本以外でワクチン接種を受けた場合、ワクチンの血清型の確認が必要です。また、ワクチンの有効期限は通常5年とされていますので、以前接種を受けた場合も、有効期限の確認をしてください。旧型ワクチンや有効期限が切れている場合は追加接種をしてください。
(3)なお、ナイジェリアについては、別途危険情報が発出されていますので、併せてご参照ください。外務省は、同国北西部(ザンファラ州及びソコト州を含む)を中心に渡航中止勧告を発出し、どのような目的であれ渡航を止めるよう注意喚起しています。また、北東部(ボルノ州、ヨベ州及びアダマワ州)には、退避勧告を発出し、どのような目的であれ渡航を止め、これらの地域へ滞在している方は、安全な国・地域へ退避するよう注意喚起しています。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2015T134.html#ad-image-0 )
2 髄膜炎菌性髄膜炎について
(1)感染源
髄膜炎菌性髄膜炎は髄膜炎菌による細菌性の感染症で、患者の咳やくしゃみで生じた飛沫が気道に入ることで人から人へ直接感染します。
(2)症状
1~14日の潜伏期間の後に、頭痛、発熱と、首を動かしにくくなる硬直が起こります。髄膜だけでなく、全身に細菌感染が及んでいるので、急激に症状が悪化したり、精神状態が変化することがあります。治療しなければ例外なく死に至ります。
(3)治療方法
髄膜炎菌性髄膜炎は死に至る可能性の高い病気であり、髄膜炎が疑われたら、できるだけ早く医療機関を受診し、抗生物質と抗ウイルス剤による治療を受けてください。
(4)予防方法
ワクチンが有効です。流行地域へ渡航する場合にはワクチン接種が勧められます。日本では平成27年5月からワクチンが使用できるようになりました。
髄膜炎菌感染症患者と接触した人には予防的に抗生物質を投与することがあります。健常者でも保菌していることがあり、発症しない理由は解明されていませんが、海外では感染リスクが身近なところにあると考えるべきです。
(参考情報)
○厚生労働省検疫所ホームページ
「感染症についての情報:髄膜炎菌性髄膜炎」
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name60.html
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C090.html
●なお、外務省は、ザンファラ州及びソコト州を含む同国北西部を中心に渡航中止勧告を発出していますので、これらの地域への渡航は止めてください。また、同国北東部(ボルノ州、ヨベ州及びアダマワ州)に退避勧告を発出していますので、これらの地域への渡航は止め、現在これらの地域へ滞在中の方は安全な国・地域へ退避してください。
【本文】
1 ナイジェリアにおける髄膜炎菌性髄膜炎の流行
(1)ナイジェリアでは、現在髄膜炎菌性髄膜炎が北西部のザンファラ州及びソコト州を中心に流行しており、4月21日現在、全国で患者数8,546人(うち死亡者767人)となっています。
(2)現在ナイジェリアで流行している髄膜炎菌の血清型はA型とC型です。日本の髄膜炎ワクチンはA型とC型を含む4価ワクチンですが、国によってはC型のみの1価ワクチン(旧型ワクチン)の場合もありますので、日本以外でワクチン接種を受けた場合、ワクチンの血清型の確認が必要です。また、ワクチンの有効期限は通常5年とされていますので、以前接種を受けた場合も、有効期限の確認をしてください。旧型ワクチンや有効期限が切れている場合は追加接種をしてください。
(3)なお、ナイジェリアについては、別途危険情報が発出されていますので、併せてご参照ください。外務省は、同国北西部(ザンファラ州及びソコト州を含む)を中心に渡航中止勧告を発出し、どのような目的であれ渡航を止めるよう注意喚起しています。また、北東部(ボルノ州、ヨベ州及びアダマワ州)には、退避勧告を発出し、どのような目的であれ渡航を止め、これらの地域へ滞在している方は、安全な国・地域へ退避するよう注意喚起しています。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2015T134.html#ad-image-0 )
2 髄膜炎菌性髄膜炎について
(1)感染源
髄膜炎菌性髄膜炎は髄膜炎菌による細菌性の感染症で、患者の咳やくしゃみで生じた飛沫が気道に入ることで人から人へ直接感染します。
(2)症状
1~14日の潜伏期間の後に、頭痛、発熱と、首を動かしにくくなる硬直が起こります。髄膜だけでなく、全身に細菌感染が及んでいるので、急激に症状が悪化したり、精神状態が変化することがあります。治療しなければ例外なく死に至ります。
(3)治療方法
髄膜炎菌性髄膜炎は死に至る可能性の高い病気であり、髄膜炎が疑われたら、できるだけ早く医療機関を受診し、抗生物質と抗ウイルス剤による治療を受けてください。
(4)予防方法
ワクチンが有効です。流行地域へ渡航する場合にはワクチン接種が勧められます。日本では平成27年5月からワクチンが使用できるようになりました。
髄膜炎菌感染症患者と接触した人には予防的に抗生物質を投与することがあります。健常者でも保菌していることがあり、発症しない理由は解明されていませんが、海外では感染リスクが身近なところにあると考えるべきです。
(参考情報)
○厚生労働省検疫所ホームページ
「感染症についての情報:髄膜炎菌性髄膜炎」
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name60.html
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C090.html
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