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[NEWS]在リオデジャネイロ日本国総領事館よりブラジルにおける黄熱病の流行のお知らせ(外務省海外旅行登録「たびレジ」)
2017年03月15日
【ポイント】
● 現在、ブラジル各地で黄熱病が流行しています。3月14日現在、リオ市内において黄熱病感染の疑い例は報告されていませんが、リオ州では予防措置として連邦保健省に対して支援要請し、3月11日の時点で既に300万人分のワクチンを発注しています。リオ州保健局では、2017年中にリオ州全ての住民が黄熱病ワクチンを接種できるよう各種対策を推進していく方針です。
● リオ州保健局によれば、既に黄熱病の流行がみられるミナス・ジェライス州及びエスピリト・サント州との州境近辺30の市町ではほぼ全ての住民に対して(黄熱病の)免疫化措置が完了しているとのことです。
● 上記方針に基づき、リオ市内では、これまで約30か所のみで黄熱病ワクチンの接種が可能でしたが、3月下旬からは233か所のリオ市保健局出先機関で接種が可能となります(南部地区における接種可能機関は下記3参照)。
● ブラジルに渡航・滞在を予定している方は、黄熱ワクチンを接種し、現地に滞在中は蚊に刺されないための対策を講じてください。
1 ブラジルにおける黄熱の発生状況
(1)ブラジル保健省は、2016年12月1日から2017年3月2日までに、ブラジル国内における黄熱病感染確定例は、ミナス・ジェライス州、エスピリト・サント州及びサンパウロ州の3州で報告されています。感染疑い例については、新たにゴイアス州及びリオグランデ・ド・ノルテ州においても報告されています。
(2)今回のブラジルでの流行を受け、世界保健機関(WHO)は同国の黄熱リスク評価を見直し、これまで黄熱のリスク地域に含まれていなかったエスピリト・サント州(都市部を含む全域)、バイーア州の南部及びリオデジャネイロ州の北部(ミナス・ジェライス州及びエスピリト・サント州との隣接地域)を新たに黄熱のリスク地域に追加し、ワクチンを接種するなどの対策をとるよう注意を促しています。
(参考)WHOによる黄熱リスク地域:http://www.who.int/csr/don/27-january-2017-yellow-fever-risk-map-brazil.png?ua=1
(3)2月1日、米国疾病管理予防センター(CDC)は、ブラジルに渡航する米国人に対して、「高度の注意(enhanced precautions)」を呼びかける渡航情報(3段階の中間レベル)を発出し、生後9か月以上の流行地域への渡航者は黄熱ワクチンを接種すべきとしています。また、前回の接種から10年以上が経過している者が、現在黄熱が流行している地域への渡航を予定している場合には追加の接種を検討するよう推奨しています。
(参考)米国疾病予防管理センター(CDC)(英文)https://wwwnc.cdc.gov/travel/notices
2 黄熱について
(1) 感染経路
黄熱は、黄熱ウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ)に刺されることでかかる 全身性の感染症です。アフリカ(主に中央部)と南アメリカ(主にアマゾン地域)等で感染者が報告されています。ヒトからヒトへ感染することはありません。
(2) 症状
通常3~6日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐などの症状を示します。感染しても症状がないか、軽い症状のみで終わる場合もありますが、症状を呈した患者のうち15%が重症になり、黄疸、出血傾向を来たし、重症になった患者の致死率は20~50%に達すると言われています。発症した場合には、重篤になるリスクの高い感染症と言えます。
(3) 治療方法
特別な治療法はなく、対処療法が行われます。
(4) 予防
黄熱は、黄熱ワクチンの接種により予防することができます。1回の予防接種で終生免疫を獲得することができます。黄熱予防接種証明書(イエローカード)は、接種後10日後から有効となりますので、渡航を計画されている方は、早めに接種を行うことが大切です。なお、現在ブラジル政府は入国時にイエローカードの提示を求めていませんが、手続きが変更される場合もありますので、詳細は現地在外公館に確認し、最新の情報を入手してください。
また、黄熱はウイルスをもった蚊に刺されることで感染することから、現地では、長袖・長ズボンを着用し、定期的に蚊の忌避剤を使用するなど蚊に刺されないための対策を講じてください。
黄熱については、以下の厚生労働省及び厚生労働省検疫所のホームページもあわせてご参照ください。
(参考)
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124572.html
厚生労働省検疫所
http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html
3 市内黄熱病ワクチン接種可能場所
今回の、リオ州政府による黄熱病ワクチン接種推奨政策により、在留邦人の多くが居住する南部地区においては、以下のリオ市保健局出先機関で黄熱病ワクチンの接種が可能となります。
N0 機関名(リオ市保健局出先) 所在地 電話
1 SMS CMS PINDARO DE CARVALHO RODRIGUES AV. PADRE LEONEL FRANCA, S/Nº, GÁVEA 21-2274-6977/21-2274-2333
2 SMS CMS JOÃO BARROS BARRETO R. TENREIRO ARANHA, S/Nº, COPACABANA 21-3208-5368/21-3208-5295
3 SMS ROCHA MAIA R. GENERAL SEVERIANO, 91, BOTAFOGO 21-2295-2295/21-2275-6531
4 SMS CMS DOM HELDER CÂMARA R. VOLUNTÁRIOS DA PÁTRIA, 136, BOTAFOGO 21-2535-9880/21-2535-5090
5 SMS CMS MANOEL JOSÉ PEREIRA R. SILVEIRA MARTINS, 161, FLAMENGO 21-2225-6400/21-2225-3864
※ 外国人でも身分証明書(旅券含む)があれば接種可能です。
引用元:外務省海外旅行登録「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
● 現在、ブラジル各地で黄熱病が流行しています。3月14日現在、リオ市内において黄熱病感染の疑い例は報告されていませんが、リオ州では予防措置として連邦保健省に対して支援要請し、3月11日の時点で既に300万人分のワクチンを発注しています。リオ州保健局では、2017年中にリオ州全ての住民が黄熱病ワクチンを接種できるよう各種対策を推進していく方針です。
● リオ州保健局によれば、既に黄熱病の流行がみられるミナス・ジェライス州及びエスピリト・サント州との州境近辺30の市町ではほぼ全ての住民に対して(黄熱病の)免疫化措置が完了しているとのことです。
● 上記方針に基づき、リオ市内では、これまで約30か所のみで黄熱病ワクチンの接種が可能でしたが、3月下旬からは233か所のリオ市保健局出先機関で接種が可能となります(南部地区における接種可能機関は下記3参照)。
● ブラジルに渡航・滞在を予定している方は、黄熱ワクチンを接種し、現地に滞在中は蚊に刺されないための対策を講じてください。
1 ブラジルにおける黄熱の発生状況
(1)ブラジル保健省は、2016年12月1日から2017年3月2日までに、ブラジル国内における黄熱病感染確定例は、ミナス・ジェライス州、エスピリト・サント州及びサンパウロ州の3州で報告されています。感染疑い例については、新たにゴイアス州及びリオグランデ・ド・ノルテ州においても報告されています。
(2)今回のブラジルでの流行を受け、世界保健機関(WHO)は同国の黄熱リスク評価を見直し、これまで黄熱のリスク地域に含まれていなかったエスピリト・サント州(都市部を含む全域)、バイーア州の南部及びリオデジャネイロ州の北部(ミナス・ジェライス州及びエスピリト・サント州との隣接地域)を新たに黄熱のリスク地域に追加し、ワクチンを接種するなどの対策をとるよう注意を促しています。
(参考)WHOによる黄熱リスク地域:http://www.who.int/csr/don/27-january-2017-yellow-fever-risk-map-brazil.png?ua=1
(3)2月1日、米国疾病管理予防センター(CDC)は、ブラジルに渡航する米国人に対して、「高度の注意(enhanced precautions)」を呼びかける渡航情報(3段階の中間レベル)を発出し、生後9か月以上の流行地域への渡航者は黄熱ワクチンを接種すべきとしています。また、前回の接種から10年以上が経過している者が、現在黄熱が流行している地域への渡航を予定している場合には追加の接種を検討するよう推奨しています。
(参考)米国疾病予防管理センター(CDC)(英文)https://wwwnc.cdc.gov/travel/notices
2 黄熱について
(1) 感染経路
黄熱は、黄熱ウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ)に刺されることでかかる 全身性の感染症です。アフリカ(主に中央部)と南アメリカ(主にアマゾン地域)等で感染者が報告されています。ヒトからヒトへ感染することはありません。
(2) 症状
通常3~6日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐などの症状を示します。感染しても症状がないか、軽い症状のみで終わる場合もありますが、症状を呈した患者のうち15%が重症になり、黄疸、出血傾向を来たし、重症になった患者の致死率は20~50%に達すると言われています。発症した場合には、重篤になるリスクの高い感染症と言えます。
(3) 治療方法
特別な治療法はなく、対処療法が行われます。
(4) 予防
黄熱は、黄熱ワクチンの接種により予防することができます。1回の予防接種で終生免疫を獲得することができます。黄熱予防接種証明書(イエローカード)は、接種後10日後から有効となりますので、渡航を計画されている方は、早めに接種を行うことが大切です。なお、現在ブラジル政府は入国時にイエローカードの提示を求めていませんが、手続きが変更される場合もありますので、詳細は現地在外公館に確認し、最新の情報を入手してください。
また、黄熱はウイルスをもった蚊に刺されることで感染することから、現地では、長袖・長ズボンを着用し、定期的に蚊の忌避剤を使用するなど蚊に刺されないための対策を講じてください。
黄熱については、以下の厚生労働省及び厚生労働省検疫所のホームページもあわせてご参照ください。
(参考)
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124572.html
厚生労働省検疫所
http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html
3 市内黄熱病ワクチン接種可能場所
今回の、リオ州政府による黄熱病ワクチン接種推奨政策により、在留邦人の多くが居住する南部地区においては、以下のリオ市保健局出先機関で黄熱病ワクチンの接種が可能となります。
N0 機関名(リオ市保健局出先) 所在地 電話
1 SMS CMS PINDARO DE CARVALHO RODRIGUES AV. PADRE LEONEL FRANCA, S/Nº, GÁVEA 21-2274-6977/21-2274-2333
2 SMS CMS JOÃO BARROS BARRETO R. TENREIRO ARANHA, S/Nº, COPACABANA 21-3208-5368/21-3208-5295
3 SMS ROCHA MAIA R. GENERAL SEVERIANO, 91, BOTAFOGO 21-2295-2295/21-2275-6531
4 SMS CMS DOM HELDER CÂMARA R. VOLUNTÁRIOS DA PÁTRIA, 136, BOTAFOGO 21-2535-9880/21-2535-5090
5 SMS CMS MANOEL JOSÉ PEREIRA R. SILVEIRA MARTINS, 161, FLAMENGO 21-2225-6400/21-2225-3864
※ 外国人でも身分証明書(旅券含む)があれば接種可能です。
引用元:外務省海外旅行登録「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
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