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[NEWS]ポリオの発生状況(ポリオ発生国に渡航する際は、追加の予防接種をご検討ください。)(外務省 海外安全ホームページ)
2017年01月05日
本情報の対象国:パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリア、ギニア、マダガスカル、ラオス、ミャンマー、赤道ギニア、カメルーン、ニジェール、チャド、ウクライナ、中央アフリカ
【その3(2016年10月18日発出)からの主な更新内容】
・ポリオのリスクカテゴリー
-アフガニスタンのリスク引下げ(以下1(3))
-マダガスカル及びミャンマーのリスク引下げ(以下1(5))
-中央アフリカのリスク引上げ及びソマリアのリスク引下げ(以下1(6))
【ポイント】
●世界保健機関(WHO)は、ポリオウイルスについて「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」を宣言しています。
●ポリオ発生国(パキスタン*、アフガニスタン*、ナイジェリア*、ギニア、ラオス)に渡航する人は、追加の予防接種を検討してください。
*これらの国の全土又は一部に退避勧告を発出中。
1 ポリオの発生状況
(1)世界保健機関(WHO)は、2014年5月5日、ポリオウイルスの国際的な広がりが、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC、 Public Health Emergency of International Concern)」であることを宣言しました。また、2016年11月11日、国際保健規則(IHR)緊急委員会の第11回会合を開催し、現在の状況が引き続きPHEICに該当するとの見解を示すとともに、各国の状況を以下のとおり評価しています。
(2)WHOのリスクカテゴリーによれば、現在、パキスタンが「ポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)を国外に輸出している国」とされています。同国では、2016年8月2日、アフガニスタンへの野生型ポリオウイルスの感染輸出例が報告されました。
パキスタン政府は、同国に4週間以上の長期滞在する外国人を含めた全ての人にポリオ予防接種を義務化し、WHOが推奨する国際予防接種証明書の交付を行っています。
(3)パキスタンと同様にこれまで「ポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)を国外に輸出している国」とされていたアフガニスタンは、2015年9月14日を最後に13か月以上に亘って感染輸出例の報告がないことから、第11回緊急委員会において、「ポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)の発生があるが、現在は国外に感染を輸出していない国」とされました。
アフガニスタン政府は、同国に6か月以上滞在した外国人を含む全ての人に対し、同国から出国する際には、ポリオの予防接種を受けていなければならないとしています。予防接種は出国の6週間前までに受けていることが望ましく、出国にあたっては国際予防接種証明書の所持が求められます。出国の際に同証明書を所持していない場合は、空港で予防接種を受けなければならないとされています。また、1度予防接種を受けていれば、1年間のうち複数回の出入国が可能であり、それ以降は1年毎に再接種を受けなければならないとしています。
なお、アフガニスタン入国時には、パキスタンから入国する10歳未満の子どもを除き、予防接種は義務づけられていませんが、個人的予防策として、5歳未満の子どもは予防接種すべきとしています。
(4)2016年8月11日、ナイジェリア政府は、同年7月、同国北東部のボルノ州において、子ども2人に野生型ポリオウイルスによる急性弛緩性麻痺症例が発生したことを報告しました。ナイジェリアでは、2014年7月以降野生型ポリオウイルス感染者は報告されていませんでしたが、今回新たな発生が確認されたこと、また、2016年3月には、同じボルノ州で採取された汚水検体からワクチン由来ポリオウイルスの検出も報告されていたことから、WHOは、過去数年間に亘ってポリオウイルスが検出されずに伝播していた可能性があるとして、更なる国際的な感染拡大に懸念を表明しています。特に、チャド湖の周辺地域において感染が拡大するリスクが高いとの見解を示しています。
(5)WHOは、アフガニスタン、ナイジェリア、ギニア及びラオスの4か国を、「ポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)の発生があるが、現在は国外に感染を輸出していない国」としています。これまで同じリスクカテゴリーに含まれていたマダガスカル及びミャンマーは、13か月以上に亘って新たなワクチン由来ポリオウイルスの感染例が報告されていないことから、感染伝播が停止したと考えられています。
(6)WHOは、カメルーン、ニジェール、チャド、赤道ギニア、中央アフリカ、ウクライナ、マダガスカル及びミャンマーの8か国を、「もはやポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)の発生がないが、引き続き国際的な感染拡大を受けやすく、ワクチン由来ポリオウイルスの出現と伝播が起こりやすい国」としています。中央アフリカは、チャド湖周辺地域全体の対策を強化するため、今回新たに同カテゴリーに追加されました。また、これまで同カテゴリーに含まれていたソマリアは、第11回緊急委員会において同国政府から最終報告書が提出され、同カテゴリーから除外されることとなりました。
(7)ついては、以上を踏まえ、ポリオ発生国(パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリア、ギニア、ラオス)への渡航を予定している方及び現地に滞在している方は、以下を参考に、ポリオの予防接種を検討してください。特に、現在ポリオウイルス感染者の発生が報告されている地域に渡航する場合は、以前に予防接種を受けていても、追加接種をご検討ください。現地の小児定期予防接種一覧、医療機関情報等については、現地在外公館のホームページや在外公館医務官情報(末尾に掲載)をご参照ください。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
続きを読む
引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C347.html
【その3(2016年10月18日発出)からの主な更新内容】
・ポリオのリスクカテゴリー
-アフガニスタンのリスク引下げ(以下1(3))
-マダガスカル及びミャンマーのリスク引下げ(以下1(5))
-中央アフリカのリスク引上げ及びソマリアのリスク引下げ(以下1(6))
【ポイント】
●世界保健機関(WHO)は、ポリオウイルスについて「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」を宣言しています。
●ポリオ発生国(パキスタン*、アフガニスタン*、ナイジェリア*、ギニア、ラオス)に渡航する人は、追加の予防接種を検討してください。
*これらの国の全土又は一部に退避勧告を発出中。
1 ポリオの発生状況
(1)世界保健機関(WHO)は、2014年5月5日、ポリオウイルスの国際的な広がりが、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC、 Public Health Emergency of International Concern)」であることを宣言しました。また、2016年11月11日、国際保健規則(IHR)緊急委員会の第11回会合を開催し、現在の状況が引き続きPHEICに該当するとの見解を示すとともに、各国の状況を以下のとおり評価しています。
(2)WHOのリスクカテゴリーによれば、現在、パキスタンが「ポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)を国外に輸出している国」とされています。同国では、2016年8月2日、アフガニスタンへの野生型ポリオウイルスの感染輸出例が報告されました。
パキスタン政府は、同国に4週間以上の長期滞在する外国人を含めた全ての人にポリオ予防接種を義務化し、WHOが推奨する国際予防接種証明書の交付を行っています。
(3)パキスタンと同様にこれまで「ポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)を国外に輸出している国」とされていたアフガニスタンは、2015年9月14日を最後に13か月以上に亘って感染輸出例の報告がないことから、第11回緊急委員会において、「ポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)の発生があるが、現在は国外に感染を輸出していない国」とされました。
アフガニスタン政府は、同国に6か月以上滞在した外国人を含む全ての人に対し、同国から出国する際には、ポリオの予防接種を受けていなければならないとしています。予防接種は出国の6週間前までに受けていることが望ましく、出国にあたっては国際予防接種証明書の所持が求められます。出国の際に同証明書を所持していない場合は、空港で予防接種を受けなければならないとされています。また、1度予防接種を受けていれば、1年間のうち複数回の出入国が可能であり、それ以降は1年毎に再接種を受けなければならないとしています。
なお、アフガニスタン入国時には、パキスタンから入国する10歳未満の子どもを除き、予防接種は義務づけられていませんが、個人的予防策として、5歳未満の子どもは予防接種すべきとしています。
(4)2016年8月11日、ナイジェリア政府は、同年7月、同国北東部のボルノ州において、子ども2人に野生型ポリオウイルスによる急性弛緩性麻痺症例が発生したことを報告しました。ナイジェリアでは、2014年7月以降野生型ポリオウイルス感染者は報告されていませんでしたが、今回新たな発生が確認されたこと、また、2016年3月には、同じボルノ州で採取された汚水検体からワクチン由来ポリオウイルスの検出も報告されていたことから、WHOは、過去数年間に亘ってポリオウイルスが検出されずに伝播していた可能性があるとして、更なる国際的な感染拡大に懸念を表明しています。特に、チャド湖の周辺地域において感染が拡大するリスクが高いとの見解を示しています。
(5)WHOは、アフガニスタン、ナイジェリア、ギニア及びラオスの4か国を、「ポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)の発生があるが、現在は国外に感染を輸出していない国」としています。これまで同じリスクカテゴリーに含まれていたマダガスカル及びミャンマーは、13か月以上に亘って新たなワクチン由来ポリオウイルスの感染例が報告されていないことから、感染伝播が停止したと考えられています。
(6)WHOは、カメルーン、ニジェール、チャド、赤道ギニア、中央アフリカ、ウクライナ、マダガスカル及びミャンマーの8か国を、「もはやポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)の発生がないが、引き続き国際的な感染拡大を受けやすく、ワクチン由来ポリオウイルスの出現と伝播が起こりやすい国」としています。中央アフリカは、チャド湖周辺地域全体の対策を強化するため、今回新たに同カテゴリーに追加されました。また、これまで同カテゴリーに含まれていたソマリアは、第11回緊急委員会において同国政府から最終報告書が提出され、同カテゴリーから除外されることとなりました。
(7)ついては、以上を踏まえ、ポリオ発生国(パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリア、ギニア、ラオス)への渡航を予定している方及び現地に滞在している方は、以下を参考に、ポリオの予防接種を検討してください。特に、現在ポリオウイルス感染者の発生が報告されている地域に渡航する場合は、以前に予防接種を受けていても、追加接種をご検討ください。現地の小児定期予防接種一覧、医療機関情報等については、現地在外公館のホームページや在外公館医務官情報(末尾に掲載)をご参照ください。
☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。
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引用元:外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C347.html
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