海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。
[NEWS]デュッセルドルフ領事館:ユーロポールのテロ情勢評価(外務省海外旅行登録「たびレジ」)
2016年12月06日
ノルトライン=ヴェストファーレン州にお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在デュッセルドルフ日本国総領事館
欧州テロ情勢について(ユーロポールによる現状評価)
1 2016年12月2日、ユーロポール(欧州刑事警察機構、所在地オランダ)は、「ISは、欧州への脅威を継続したままテロ戦術を変更」旨題したプレスリリースを発出しております。
2 上記プレスリリースの概要は次のとおりとなります。
● 中東地域での勢力を失ったことに伴うISによる最近の欧州でのテロ攻撃は、同組織が欧州を標的とする新しいテロ戦術をすでに取り入れたことを示している。現在欧州は、広範囲のテロの脅威(ISが指示するものやISに促進されたテロ、組織化されたものから単独によるテロなど)に直面している。
● 今後中東地域からは、爆発物や銃器の取り扱いに長け、ジハード主義的思考を持った外国人戦闘員の欧州への帰還が増加する見込みとなる。
● この情勢下、欧州の治安当局によるテロ対策は促進されており、テロ関係者の逮捕や未然防止の件数が増加し、この事象が、治安当局同士の連携や情報共有がISの脅威を軽減させ得るということを示している。
● ユーロポールがISのテロ戦術について再検討した結果は以下のとおり。
(1)欧州での単独またはグループによるテロの恐れは高く、情報機関によると、ISの指示を受けた数十単位の人物がテロ能力を有した状態で欧州内に潜んでいる。
(2)フランスやベルギーに加え、全EU加盟国は、アメリカ主導の対ISの有志国であり、ISによる攻撃対象に位置づけられている。
(3)テロ攻撃のほとんどは前例踏襲型になると想定される。
(4)ISが中東での支配地域を失えば、同地域にいる外国人戦闘員やその家族は欧州等に帰還する率が高くなる。
(5)テロ対策専門家は、ISはリビアからの攻撃(テロリストの欧州への送り込み)を計画していると分析している。
(6)中東地域でのテロ攻撃手法(車両爆弾、強奪、誘拐等)が、欧州での攻撃に使われると想定される。
(7)ISは明らかにソフトターゲットを標的にしている。
(8)シリア難民は欧州において過激化する傾向があるため、ISはそれに乗じてテロリストをリクルートする。また、欧州内の難民危機の問題をあおり、難民の受け入れを巡る世論を分断させるとともに、テロリストを難民に紛れさせる。
(9)従来のテロは比較的単純に行われていたが、最近は、テロリストが他のテロリストや犯罪組織ネットワークを活用のうえ偽造文書や銃器を入手するなどしており、洗練され、かつ複合したテロが行われる傾向にある。
(10)ISだけが欧州を標的とするテロ組織ではなく、アルカイダやその影響を受けた人物も欧州への攻撃機会を伺っている。
3 当地の治安機関は、当地でのテロについて具体的に発生する兆候はないものの、いつ、どこで突発的に発生しても不思議ではない情勢であると評価しております。
万一ご自身の周囲でテロ事件等が発生した場合、基本的に、
○ 攻撃者や攻撃場所から一刻も早く離れる(可能な限り距離をとる)
○ 逃げることができなかった場合は、攻撃から隠れる(遮へい物を活用するなど)
○ すぐに危害を加えられない状況であれば抵抗しない
などの対応を推奨します。
詳しくは、当館ホームページに掲載している「安全の手引き」
http://www.dus.emb-japan.go.jp/itpr_ja/anzentebiki_201602.html
をご参照ください。
なお、攻撃に遭うリスクや攻撃によるダメージを減らすためには、常に周囲に注意を払うことが重要です。
引用元:外務省海外旅行登録「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
在デュッセルドルフ日本国総領事館
欧州テロ情勢について(ユーロポールによる現状評価)
1 2016年12月2日、ユーロポール(欧州刑事警察機構、所在地オランダ)は、「ISは、欧州への脅威を継続したままテロ戦術を変更」旨題したプレスリリースを発出しております。
2 上記プレスリリースの概要は次のとおりとなります。
● 中東地域での勢力を失ったことに伴うISによる最近の欧州でのテロ攻撃は、同組織が欧州を標的とする新しいテロ戦術をすでに取り入れたことを示している。現在欧州は、広範囲のテロの脅威(ISが指示するものやISに促進されたテロ、組織化されたものから単独によるテロなど)に直面している。
● 今後中東地域からは、爆発物や銃器の取り扱いに長け、ジハード主義的思考を持った外国人戦闘員の欧州への帰還が増加する見込みとなる。
● この情勢下、欧州の治安当局によるテロ対策は促進されており、テロ関係者の逮捕や未然防止の件数が増加し、この事象が、治安当局同士の連携や情報共有がISの脅威を軽減させ得るということを示している。
● ユーロポールがISのテロ戦術について再検討した結果は以下のとおり。
(1)欧州での単独またはグループによるテロの恐れは高く、情報機関によると、ISの指示を受けた数十単位の人物がテロ能力を有した状態で欧州内に潜んでいる。
(2)フランスやベルギーに加え、全EU加盟国は、アメリカ主導の対ISの有志国であり、ISによる攻撃対象に位置づけられている。
(3)テロ攻撃のほとんどは前例踏襲型になると想定される。
(4)ISが中東での支配地域を失えば、同地域にいる外国人戦闘員やその家族は欧州等に帰還する率が高くなる。
(5)テロ対策専門家は、ISはリビアからの攻撃(テロリストの欧州への送り込み)を計画していると分析している。
(6)中東地域でのテロ攻撃手法(車両爆弾、強奪、誘拐等)が、欧州での攻撃に使われると想定される。
(7)ISは明らかにソフトターゲットを標的にしている。
(8)シリア難民は欧州において過激化する傾向があるため、ISはそれに乗じてテロリストをリクルートする。また、欧州内の難民危機の問題をあおり、難民の受け入れを巡る世論を分断させるとともに、テロリストを難民に紛れさせる。
(9)従来のテロは比較的単純に行われていたが、最近は、テロリストが他のテロリストや犯罪組織ネットワークを活用のうえ偽造文書や銃器を入手するなどしており、洗練され、かつ複合したテロが行われる傾向にある。
(10)ISだけが欧州を標的とするテロ組織ではなく、アルカイダやその影響を受けた人物も欧州への攻撃機会を伺っている。
3 当地の治安機関は、当地でのテロについて具体的に発生する兆候はないものの、いつ、どこで突発的に発生しても不思議ではない情勢であると評価しております。
万一ご自身の周囲でテロ事件等が発生した場合、基本的に、
○ 攻撃者や攻撃場所から一刻も早く離れる(可能な限り距離をとる)
○ 逃げることができなかった場合は、攻撃から隠れる(遮へい物を活用するなど)
○ すぐに危害を加えられない状況であれば抵抗しない
などの対応を推奨します。
詳しくは、当館ホームページに掲載している「安全の手引き」
http://www.dus.emb-japan.go.jp/itpr_ja/anzentebiki_201602.html
をご参照ください。
なお、攻撃に遭うリスクや攻撃によるダメージを減らすためには、常に周囲に注意を払うことが重要です。
引用元:外務省海外旅行登録「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
- 海外赴任ガイドのご購入
- セミナー研修のご案内
- 海外赴任ブログ
国内トラベルクリニック(予防接種実施機関)リスト
海外赴任ガイドのSNS