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[NEWS]在コスタリカ大使館からのお知らせ【安全対策情報】(外務省海外旅行登録「たびレジ」)
2016年11月21日
コスタリカにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在コスタリカ日本国大使館
1. 犯罪発生状況
(1)概要
ア コスタリカは一般に中南米地域の中では政治・治安ともに安定した国と見られてきましたが,1990年代以降,不法滞在者の増加,組織犯罪グループの流入,銃所持者の増加,武器の流入,麻薬のまん延,学校の中途退学者等による犯罪の低年齢化などにより治安が悪化の一途をたどっています。近年では警察官増員,犯罪者収容施設や社会復帰施設の増設など,国として治安対策に力を入れていますが,依然多くの犯罪が発生しており,2015年の殺人事件数は過去最多となりました。
イ コスタリカは南米の麻薬が北米へ運ばれる際の中継地点となっており,国内へ大量の麻薬が流入しているため,麻薬に関する犯罪(麻薬の購入代金ほしさに行う短絡的な強盗・殺人等)が問題となっています。特に近年,殺人については,麻薬組織同士の抗争や報復による事件が多く,一般市民が巻き添えになるケースも増加しています。また,最近では地方のリゾート地においても外国人相手に麻薬が売買されているので,売人らしい者には近づかないことが賢明です。
ウ 近年は,危険と言われている地域以外でも銃を使った犯罪が増加しています。例えば過去に例のないサンホセ市内での武装グループによる白昼の銀行強盗や大型ショッピングモール駐車場での強盗などが発生しています。強盗にはけん銃が使用され,短絡的に殺害したり,走行中の車両を停止させ,運転者を引きずり出して車両を奪う手口や,あるいは通行人を車に無理矢理乗せて金品を強奪するなどの手口があります。このような中,自己防衛のために銃を所持する市民が増えており,銃による死傷者が増加しています。
エ コスタリカにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
(2)犯罪件数
司法警察が発表した犯罪統計によれば,2015年の犯罪発生状況は前年に比べ307件(0.9%)増加しました。この罪種内訳は,殺人558件(前年比27.1%増),強盗10,610件(5.1%減),強姦473件(9.5%増),侵入盗(住宅)7,498件(2.7%減),車両窃盗3,764件(4.2%増),スリ10,860件(7.7%増)です。
2.日本人の被害例
路上でのけん銃や刃物を使用した強盗,宿泊施設での貴重品盗難,長距離バス車内やバスターミナルでの置き引き,バスの車内や雑踏でのスリ,海水浴場やレストランでの置き引き,車両盗難や車上荒らし,日本人宅での強盗や空き巣,車両によるひき逃げ等の被害があります。
3.犯罪被害危険地域
サンホセ市中心部の歩行者天国(特に中央郵便局前や文化広場周辺)や中央市場周辺,コカコーラ地区では,スリやひったくり,路上強盗などの被害が多発しています。市内中心部以外の場所では,けん銃や刃物を使用した強盗をはじめ,信号や渋滞などで停車中の車の窓ガラスを割り,車中の荷物を奪う手口や,鋭利な刃物でタイヤをパンクさせ,タイヤ交換を手伝うふりをして物を盗む「タイヤパンク盗」による被害が発生しています。また,ハコやタマリンド,マヌエルアントニオなどの有名な観光地でも強盗事件や置き引き・ひったくりなどが発生しています。最近では,カリブ海南部地域(マンサニージャ,プエルトビエホなど)の宿泊施設での強盗事案が多く発生しています。
4.防犯対策
(1)外出する際
○貴重品(航空券,現金,トラベラーズチェック及び貴金属類など)は宿泊先のセーフティーボックスなど安全と思われる場所に保管する。旅券はコピーを携行する。貴重品をやむを得ず持ち歩く場合には,一度にすべての物を盗まれる被害を防ぐために,すべてを一か所に集中するのではなく,分散して所持する。また外から抜き取られにくい場所に入れるようにし,衣類やバッグの外ポケットには入れない。バッグなどは常に見える位置に保持し,出来れば体の前に抱くようにする。サイドポケットなどが開けっ放しにならないように留意する。
○多額の現金は持ち歩かない。買い物を現金で支払う際は,他人から財布の中身が見えないように留意する。
○手荷物からできるだけ手を離さない。特に空港やバスターミナルで手荷物から手を離す場合,絶対に目を離さない。
○移動中のバスなどでは荷物から目を離さない,網棚に荷物を置きっぱなしにしない。居眠りをしない。貴重品は決して身から離さない。
○携帯型音楽プレイヤーなどで音楽を聴きながら歩かない。
○夜間は外出を避ける。やむを得ず外出する際は,事前に行き先までの安全な経路を確認するとともに複数での行動を心掛ける。犯罪多発地区には足を踏み入れない。長距離バスターミナル周辺は犯罪が多発している地域なので,夕刻から早朝にかけては近づかない。
○宿泊場所は,値段によって周辺の治安環境及びホテル内の安全が大きく異なるので,多少料金が高くても安全なところを選定する。
○犯罪に巻き込まれた場合は,通常,犯人側は銃や刃物等の武器を所持しているので,決して犯人に抵抗しない。
○レストランにおいては,可能な限り人の動きの分かる場所に座るようにし,荷物の置引きに注意する。イスの背もたれにカバンや財布が入ったジャケットをかけない。
○スリが多発する乗り合いバスの利用は避け,タクシーを利用する。ただし,利用は正規のタクシー(通常,車体の色は赤。タクシーランプを搭載している。)に限定し,白タクの利用は避ける。
(2)車を運転する際
○車で外出の際は,裏道などを使用せず交通量の多い主要幹線道路を走行する。
○車上荒らしの被害を防止するために,貴重品やバッグなどはもちろんのこと,物を車外から見える位置に置かないよう留意する。
○窓はすべて閉め,路上駐車は避ける。
○貧民街に立ち入らない。
○ヒッチハイカー等見知らぬ者を車に乗せない。
○雨季においては水量が増え,道路上の穴が見えなくなるので注意する。
○信号などで停車をしている際は,周囲を警戒し見知らぬ者が近づいてきても窓を開けない。
○ショッピング・モール等の駐車場においても車上荒らしが頻発しているので,駐車場内であっても,可能な限り照明があるところや人通りの多いところに駐車する。
以上
引用元:外務省海外旅行登録「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
在コスタリカ日本国大使館
1. 犯罪発生状況
(1)概要
ア コスタリカは一般に中南米地域の中では政治・治安ともに安定した国と見られてきましたが,1990年代以降,不法滞在者の増加,組織犯罪グループの流入,銃所持者の増加,武器の流入,麻薬のまん延,学校の中途退学者等による犯罪の低年齢化などにより治安が悪化の一途をたどっています。近年では警察官増員,犯罪者収容施設や社会復帰施設の増設など,国として治安対策に力を入れていますが,依然多くの犯罪が発生しており,2015年の殺人事件数は過去最多となりました。
イ コスタリカは南米の麻薬が北米へ運ばれる際の中継地点となっており,国内へ大量の麻薬が流入しているため,麻薬に関する犯罪(麻薬の購入代金ほしさに行う短絡的な強盗・殺人等)が問題となっています。特に近年,殺人については,麻薬組織同士の抗争や報復による事件が多く,一般市民が巻き添えになるケースも増加しています。また,最近では地方のリゾート地においても外国人相手に麻薬が売買されているので,売人らしい者には近づかないことが賢明です。
ウ 近年は,危険と言われている地域以外でも銃を使った犯罪が増加しています。例えば過去に例のないサンホセ市内での武装グループによる白昼の銀行強盗や大型ショッピングモール駐車場での強盗などが発生しています。強盗にはけん銃が使用され,短絡的に殺害したり,走行中の車両を停止させ,運転者を引きずり出して車両を奪う手口や,あるいは通行人を車に無理矢理乗せて金品を強奪するなどの手口があります。このような中,自己防衛のために銃を所持する市民が増えており,銃による死傷者が増加しています。
エ コスタリカにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
(2)犯罪件数
司法警察が発表した犯罪統計によれば,2015年の犯罪発生状況は前年に比べ307件(0.9%)増加しました。この罪種内訳は,殺人558件(前年比27.1%増),強盗10,610件(5.1%減),強姦473件(9.5%増),侵入盗(住宅)7,498件(2.7%減),車両窃盗3,764件(4.2%増),スリ10,860件(7.7%増)です。
2.日本人の被害例
路上でのけん銃や刃物を使用した強盗,宿泊施設での貴重品盗難,長距離バス車内やバスターミナルでの置き引き,バスの車内や雑踏でのスリ,海水浴場やレストランでの置き引き,車両盗難や車上荒らし,日本人宅での強盗や空き巣,車両によるひき逃げ等の被害があります。
3.犯罪被害危険地域
サンホセ市中心部の歩行者天国(特に中央郵便局前や文化広場周辺)や中央市場周辺,コカコーラ地区では,スリやひったくり,路上強盗などの被害が多発しています。市内中心部以外の場所では,けん銃や刃物を使用した強盗をはじめ,信号や渋滞などで停車中の車の窓ガラスを割り,車中の荷物を奪う手口や,鋭利な刃物でタイヤをパンクさせ,タイヤ交換を手伝うふりをして物を盗む「タイヤパンク盗」による被害が発生しています。また,ハコやタマリンド,マヌエルアントニオなどの有名な観光地でも強盗事件や置き引き・ひったくりなどが発生しています。最近では,カリブ海南部地域(マンサニージャ,プエルトビエホなど)の宿泊施設での強盗事案が多く発生しています。
4.防犯対策
(1)外出する際
○貴重品(航空券,現金,トラベラーズチェック及び貴金属類など)は宿泊先のセーフティーボックスなど安全と思われる場所に保管する。旅券はコピーを携行する。貴重品をやむを得ず持ち歩く場合には,一度にすべての物を盗まれる被害を防ぐために,すべてを一か所に集中するのではなく,分散して所持する。また外から抜き取られにくい場所に入れるようにし,衣類やバッグの外ポケットには入れない。バッグなどは常に見える位置に保持し,出来れば体の前に抱くようにする。サイドポケットなどが開けっ放しにならないように留意する。
○多額の現金は持ち歩かない。買い物を現金で支払う際は,他人から財布の中身が見えないように留意する。
○手荷物からできるだけ手を離さない。特に空港やバスターミナルで手荷物から手を離す場合,絶対に目を離さない。
○移動中のバスなどでは荷物から目を離さない,網棚に荷物を置きっぱなしにしない。居眠りをしない。貴重品は決して身から離さない。
○携帯型音楽プレイヤーなどで音楽を聴きながら歩かない。
○夜間は外出を避ける。やむを得ず外出する際は,事前に行き先までの安全な経路を確認するとともに複数での行動を心掛ける。犯罪多発地区には足を踏み入れない。長距離バスターミナル周辺は犯罪が多発している地域なので,夕刻から早朝にかけては近づかない。
○宿泊場所は,値段によって周辺の治安環境及びホテル内の安全が大きく異なるので,多少料金が高くても安全なところを選定する。
○犯罪に巻き込まれた場合は,通常,犯人側は銃や刃物等の武器を所持しているので,決して犯人に抵抗しない。
○レストランにおいては,可能な限り人の動きの分かる場所に座るようにし,荷物の置引きに注意する。イスの背もたれにカバンや財布が入ったジャケットをかけない。
○スリが多発する乗り合いバスの利用は避け,タクシーを利用する。ただし,利用は正規のタクシー(通常,車体の色は赤。タクシーランプを搭載している。)に限定し,白タクの利用は避ける。
(2)車を運転する際
○車で外出の際は,裏道などを使用せず交通量の多い主要幹線道路を走行する。
○車上荒らしの被害を防止するために,貴重品やバッグなどはもちろんのこと,物を車外から見える位置に置かないよう留意する。
○窓はすべて閉め,路上駐車は避ける。
○貧民街に立ち入らない。
○ヒッチハイカー等見知らぬ者を車に乗せない。
○雨季においては水量が増え,道路上の穴が見えなくなるので注意する。
○信号などで停車をしている際は,周囲を警戒し見知らぬ者が近づいてきても窓を開けない。
○ショッピング・モール等の駐車場においても車上荒らしが頻発しているので,駐車場内であっても,可能な限り照明があるところや人通りの多いところに駐車する。
以上
引用元:外務省海外旅行登録「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
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